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No.Aー177葉上照澄



作家名 葉上照澄

作品名 「自然」

略歴  葉上照澄(はがみ しょうちょう) 明治36年(1903)~平成元年(1989)
   天台宗の僧。大行満大阿闍梨。岡山和気の生まれ。号は南山。大正15年(1926)東京帝国大学哲学
   科を卒業する。大正大学教授、山陽新聞論説委員を経て、昭和22年(1947)比叡山に入山した。千
   日回峰行・運心回峰などを修行する一方、比叡山高等学校校長、延暦寺学園理事を歴任した。同43
   年(1968)滋賀東南寺の住職となり、翌年大僧正に任ぜられる。また、世界連邦日本宗教委員会会
   長、仏教伝道協会理事長を務め、京都高山寺やインド・ブッダガヤの日本寺を兼務した。
   著書には『倫理学概説』『雲海』『道心』『遊心』『願心』がある。

価格 35,000円

詳細 紙本絹装三段表具
   総丈 タテ149㎝ ヨコ47㎝
   本紙 タテ64㎝ ヨコ34㎝
   桐共箱

状態 シミアリ。

2024年11月19日

No.Aー176夏目漱石



作家名 夏目漱石画 ≪複製(手彩色)≫

作品名 『青嶂紅花図』

略歴  夏目漱石(なつめ そうせき) 慶応3年(1867)~大正5年(1916)
   小説家、英文学者、俳人。江戸牛込馬場下(東京)の生まれ。名は金之助。俳号は愚陀仏。二松学
   舎で漢文学を、成立学舎で英語を学んだ。その後、大学予備門科を経て、第一高等中学校本科(予
   備門を改称)に進学した。学生時代の同窓生である正岡子規に漢詩や俳句などの文学上の影響を受
   けた。帝国大学英文科卒業後は東京高等師範学校教師、東京専門学校講師、愛媛県尋常中学校教師
   を歴任する。また、子規主宰の運座に加わり、熱心に句作するようになる。漱石は写生句に加えて、
   漢詩・古典趣味の感覚的・絵画的な蕪村調が試みられた。さらに自己の内面を機知や洒脱をこめて
   主観的に表出する暢達な句風に、独自性を示した。明治33年(1900)英国に留学、帰国後は再び教
   職を務めた。同38年(1905)『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に掲載し、文名を得た。
   同40年(1907)朝日新聞社に入社する。傍ら、小説の執筆を行った。大正5年(1916)病状の悪化
   により『明暗』の執筆途中に自宅で死去した。終始句作を続け生涯にわたる俳句は二五〇〇句ぐら
   いに達している。「人に死し鶴に生れて冴え返る」「菫程な小さな人に生れたし」「有る程の菊抛
   げ入れよ棺の中」
   著書には、『吾輩は猫である』『坊ちゃん』『草枕』など多数ある。
   
   注記 本画幅は、岩波書店所蔵の『青嶂紅花図』の複製品に桃とみられる紅花に手彩色を加えた作
      品である。この作品の出所については、『漱石全集月報』に「津田青楓が手彩色した大塚巧
      芸社版がある」ということから、この画幅はそれに相当すると思われる。

価格 380,000円

詳細 絹本絹装丸表具
   総丈 タテ203㎝ ヨコ45㎝
   本紙 タテ131㎝ ヨコ32㎝
   桐合箱

状態 少シミアリ。

2024年11月14日

No.Aー175田代尚光



作家名 田代尚光

作品名 名号 「南無阿弥陀佛」

略歴  田代尚光(たしろ しょうこう) 明治36年(1903)~昭和63(1988)
   融通念仏宗の学僧。大念仏寺六十二世。大阪の生まれ。俗名は山野定戒。号は明珠院、不睡庵。
   11歳で河内極楽寺の清原章山について得度、章山の没後、堺林昌寺の森田霊戒に師事する。田代
   虎戒の養子となり、26歳のとき尚光と改名した。昭和13年(1938)林昌寺住持、同43年(1968)
   宗務総長、同54年(1979)大念仏寺法主となる。「融通念仏縁起」の研究家としても知られる。
   著書には『増訂融通念仏縁起之研究』『良忍上人と大念仏寺』がある。

価格 100,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ185㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ121㎝ ヨコ33㎝
   桐共箱

状態 極少シミ、オレアリ。

2024年10月31日

No.Aー174宇野哲人



作家名 宇野哲人

作品名 漢詩七絶 
    「千里鶯啼緑映紅 水村山廓酒旗風 南朝四百八十寺 多少樓臺煙雨中 宇野哲人□□」
    『江南春』唐の詩人・杜牧の代表作

略歴  宇野哲人(うの てつと) 明治8年(1875)~昭和49年(1974)
   中国哲学者。熊本の生まれ。字は季明。号は澄江。明治33年(1900)東京帝国大学文科大学漢学科
   を卒業する。同36年(1903)東京高等師範学校教授となり、同38年(1905)清国・ドイツに留学す
   る。大正8年(1919)東京帝国大学教授、昭和14年(1939)国立北京大学名誉教授、同20年(1945)
   東方文化学院長、同24年(1949)実践女子大学長を歴任した。中国哲学、特に宋代の哲学を、西洋
   哲学史の手法に学びつつ、儒学中心の立場で体系づけた。学風は穏健・平明であり、温雅で偏見の
   ない人柄とあいまち、漢学界の長老といわれた。学位は文学博士。
   著書には『孔子教』『東洋哲学大綱』『支那哲学概論』など多数ある。

価格 75,000円

詳細 絹本絹装丸表具
   総丈 タテ203㎝ ヨコ54㎝
   本紙 タテ130㎝ ヨコ41㎝
   桐合箱

状態 少シミアリ。

2024年10月28日

No.Aー173石橋誡道



作家名 石橋誡道

作品名 「無量壽」

略歴  石橋誡道(いしばし かいどう) 明治11年(1878)~昭和40年(1965)
   宗学者、教育者。愛知の生まれ。号は大蓮社教誉信阿。道号は実行、碧水。明治21年(1888)浄土
   宗西山派の長沢光用寺に弟子入りし、重松を誡道と改めた。のち貞照院の太田大信に師事し、同39
   年(1906)浄土宗高等正科を卒業する。さらに進んで宗教大学研究科に学び、宗余乗を究めたが、
   とりわけ野上海運・桜木谷慈薫について天台学を修め同42年(1909)卒業した。その後、東京小石
   川光雲寺で、高野海音とともに『浄土宗全書』の編集に従事したが、内地留学生を拝命したため、
   その職を辞し、成等庵に在留して勤息義城に師事し、天台学および宗乗を研究した。仏教専門学校
   校長、尼衆学校教授、家政学園家政女学校校長などを歴任する。また、昭和20年(1945)大本山清
   浄華院に晋董した。昭和5年(1930)権僧正、同13年(1938)巳講、同19年(1944)正僧正、同20
   年(1945)准司教、大僧正、同25年(1950)司教、同26年(1951)勧学に叙せられた。
   著書には『時代と宗教』『九品寺流長西教義の研究』『貞照院歴代上人略伝』などがある。

価格 55,000円

詳細 箱書には、昭和四十年一月浄華教誉書八十八とあるところから石橋誡道最晩年の作品であることが
   知られる。
   紙本絹装三段表具
   総丈 タテ157㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ65㎝ ヨコ33㎝
   桐共箱

状態 少シミアリ。

2024年10月24日

No.Aー172本庄繁



作家名 本庄繁

作品名 「報國志愈堅」

略歴  本庄繁(ほんじょう しげる) 明治9年(1876)~昭和20年(1945)
   陸軍大将。兵庫の生まれ。号は青州、剣華。陸軍士官学校、陸軍大学卒。大正13年(1924)歩兵
   第4旅団長、翌年支那駐在武官、昭和3年(1928)第10師団長、同6年(1931)関東軍司令官、同7
   年(1932)軍事参議官、同8年(1933)侍従武官長、同11年(1936)予備役、同13年(1938)軍
   事保護院総裁を歴任する。シベリア出兵に際して歩兵第11聯隊長(第5師団、歩兵第9旅団)とし
   て出征、ウスリーおよびザバイカル方面での討伐作戦に参戦した。また、関東軍司令官の着任時
   には板垣征四郎大佐(高級参謀)、石原莞爾中佐(作戦主任参謀)等の謀略により満州事変が惹
   起、その指揮を執った。二・二六事件に際しては娘婿の山口一太郎陸軍大尉が反乱軍と気脈を通
   ずる革新将校であったために本庄の立場を苦しいものにした。本庄は反乱軍に対する天皇の怒り
   に接しひたすら恐懼した。敗戦後の昭和20年(1945)11月20日に自刃した。昭和8年(1933)~
   11年(1936)の侍従武官長時に記した『本庄日記』は現代史の貴重な資料とされている。

価格 42,000円

詳細 紙本絹装三段表具
   総丈 タテ113.5㎝ ヨコ34.5㎝
   本紙 タテ26.5㎝ ヨコ23.5㎝
   桐合箱

状態 少シミアリ。

2024年10月21日

No.Aー171大森智祥



作家名 大森智祥

作品名 一行書 「壽福音」

略歴  大森智祥(おおもり ちしょう) 明治33年(1900)~昭和62年(1987)
   宗教家。和歌山の生まれ。高野山大学卒業後、五条市真言宗十輪寺の住職となる。昭和27年(1952)
   妻清子が水の神弁才天の天啓をうけ宗祖智弁尊女として管長大森智祥とともに弁天宗を開宗した。
   同 29年(1954)五條市野原町に同宗本部を設立する。国内には多くの信徒がおり、全国各地に教会
   別院 を建立。同40年(1965)智弁学園創立、同53年(1978)和歌山市に同学園和歌山校開校、同
   51年(1976)養護老人福祉施設「祥水園」を完成する。

価格 55,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ200㎝ ヨコ47㎝
   本紙 タテ135㎝ ヨコ34㎝
   桐合箱

状態 オレ、少ヨゴレアリ。

2024年10月14日

No.Aー170元政上人肖像画 日燈慧明賛、海北友賢画



作家名 日燈賛、海北友賢画

作品名 『元政上人肖像画』
    日燈賛「無辺衆生無頓惑 不度而度不断断 無盡法門無上覚 誓願而知誓願満 草山波羅蜜題
        □□」

略歴  元政(げんせい) 元和9年(1623)~寛文8年(1668)
   日蓮宗の学僧、漢詩人。京都の生まれ。諱は日政、日如、日峰。字は元政。号は妙子、不可思議、
   泰堂など。通称は深草の元政、草山和尚、草山元政。毛利家家臣石井宗好の5男。彦根藩主井伊直
   孝に出仕し、26歳で京都妙顕寺の日豊について出家する。33歳で山城深草に称心庵(瑞光寺)を
   営み隠棲した。内省自行を尊び、持病に苦しみながら法華律(草山律、本化律)を提唱して僧
   の復興を図り、後の日蓮宗教団に大きな影響を与える。また熊沢蕃山・石川丈山・北村季吟らと
   交流があり、自身も当代一流の詩人・歌人で、その詩文集『草山集』には高雅な秀作を収めている。
   著書には『草山和歌集』一巻、『元元唱和集』二巻、『身延道の記』一巻のほか多数ある。

    日燈(にっとう) 寛永19年(1642)~享保2年(1717)
   日蓮宗の僧。三河(愛知)の生まれ。字は慧明。号は波羅蜜。初め律宗の慈任について出家し、智
   岸と称した。その後、省我律師の紹介で京都瑞光寺の元政に師事する。元政の入寂後は瑞光寺を継
   承した。日燈は草山の忠実な祖述者であり、特に『草山清規』一篇は元政の遺風を法規とし、修行
   の心地および行儀を述べ、草山一門の修行の綱領とした。また、持戒持律に厳しく、常に求道の精
   神をもち、法華律といわれた草山の規範を整理し組織化をなした。晩年は微疾に罹り、「本有生死、
   無去無来、泰然坐了、妙法蓮台」の遺偈と和歌一首を書して入寂、世寿76歳。著書には『三大秘法
   弁』『宗門禁要』や『要路会註』『草山集抄』などがある。

    海北友賢(かいほう ゆうけん) 
   名は正利。通称は瀧吉兵衛。友雪の門人。元禄15年(1702)祇園社に仁田四郎忠常斬猪図の額を
   画く。海北家においては、友雪の二男であると伝えられているが恐らくは養子であると思われる。

   元政上人の御姿を伝える新出と考えられる肖像画をここに御紹介申し上げます。
   元政上人のお姿については、青山嘉次郎著の『深草の元政』に「元政の容姿」の次の一文が掲載さ
   れています。元政上人の姉の春光院は、井伊直孝侯の側室であったことから、「諸侯の側室の美人
   たるべきは疑いないことで、その弟の元政上人の容姿が優しう麗しかったことは、こればかりでも
   想像せられる」、又「綺麗な剃頭であるから真に卵に目鼻を描いたやうな顔で繊い眉に所謂蒙古型
   の涼しい目、清く癯せて衣に耐へないやうな姿は婦人女子の如く」とある様な、まさにこの表現に
   ピッタリとあてはまるお姿を本画幅は伝えているものと言えます。

価格 お問い合わせください。

詳細 絹本着色絹装表具
   総丈 タテ171.5㎝ ヨコ43㎝
   本紙 タテ81.5㎝ ヨコ31㎝
   太巻き桐合箱

状態 水シミアリ。一部補絹アリ、補修の裏書きあり。

2024年10月08日

No.Aー169東大寺長老 狭川明俊



作家名 狭川明俊

作品名 一行書 「無垢清浄光」

略歴  狭川明俊(さがわ みょうしゅん) 明治24年(1891)~昭和63年(1988)
   宗教家・俳人。添上郡狭川村(奈良)の生まれ。明治34年(1901)11歳で東大寺真言院に入り、上
   野明淳に師事した。奈良県立郡山中学校を卒業後、華厳宗勧学院に進む。書は京都の山本寛山に、
   華厳宗は山上戒全に学んだ。大正7年(1918)塔頭北林院の住職となる。昭和36年(1961)東大寺
   二〇三世別当華厳宗管長となる。同38年(1963)鑑真和上円寂千二百年忌法要日本代表として中国
   各地を巡錫した。また、金鐘中学校や東大寺整肢園の設立に努力した。昭和42年(1967)社会福祉
   事業に尽力した功績により叙勲、勲五等旭日双光章を受ける。翌年、月甫と号し俳誌『倦鳥』の主
   催者、選者を務めた。著書には『東大寺長老狭川明俊師建碑記念句抄』がある。

価格 28,000円

詳細 紙本絹装三段表具
   総丈 タテ189㎝ ヨコ32.5㎝
   本紙 タテ111.5㎝ ヨコ30㎝
   桐共箱

状態 少シミアリ。

2024年09月11日

No.Aー168辻村泰圓



作家名 辻村泰圓

作品名 一行書 「自由自在」

略歴  辻村泰圓(つじむら たいえん) 大正8年(1919)~昭和53年(1978)
   真言律宗の僧、社会福祉事業家。香川高松の生まれ。幼名は定。昭和13年(1938)高野山大学
   科、同16年(1941)九州帝国大学西洋哲学科を卒業した。昭和8年(1933)奈良宝山寺の駒岡乗
   円について出家。同18年(1943)奈良元興寺の住職となり、同20~21年(1945~46)高野山大学
   教授となる。元興寺の修理や、昭和42年(1967)元興寺仏教民俗資料研究所(元興寺文化財研究
   所)を設立し、文化財の保護と研究に努めた。同50年(1975)正強学園理事長、翌年学園長、の
   ち奈良大学理事長を務めた。また、宝山寺福祉事業団を設立し、保育園・老人ホーム・心身障害児
   福祉センターなどを運営、社会福祉事業にも尽力した。

価格 35,000円

詳細 紙本絹装三段表具
   総丈 タテ170㎝ ヨコ35㎝
   本紙 タテ88㎝ ヨコ24㎝
   桐合箱

状態 少シミ、オレアリ。

2024年09月05日

No.Aー167後藤貞行



作家名 後藤貞行

作品名 『馬図』

略歴  後藤貞行(ごとう さだゆき) 嘉永2年(1850)~明治36年(1903)
   明治時代の彫刻家。紀伊和歌山藩士の家に生まれる。陸軍軍馬局などにつとめ、かたわら高村光雲
   に師事する。馬の彫刻を得意とした。明治23年(1890)東京美術学校(現・東京芸大)雇となり、
   馬の生態に詳しい後藤が「美術解剖」の授業を担当。次の担当が陸軍軍医学校教官の森鷗外であっ
   た。同31年(1898)岡倉天心の辞職に伴い美術学校を辞める。光雲のもとで「楠公像」の馬、「西
   郷隆盛像」の犬を制作した。

価格 お問い合わせください。

詳細 この作品は絹本に背影や松を岩絵具で日本画風に画き、馬の筋肉や血管の筋、たてがみを丁寧に
   よりリアルに画く為に西洋画の顔料を用いています。
   絹本着色絹装丸表具
   総丈 タテ190.5㎝ ヨコ66.5㎝
   本紙 タテ124㎝ ヨコ49.5㎝

状態 表具虫食い、軸先片方欠。

2024年08月29日

No.Aー166円中院日詺



作家名 日詺

作品名 法華曼荼羅

略歴  日詺(にちみょう) 明和6年(1764)~天保5年(1834)
   日蓮宗の僧。身延久遠寺第五九世。字は海鍊。号は円中院。生国、出家、師等については不詳。
   飯高檀林の二四〇世の講主を務めたのち、小湊誕生寺に進んだ。天保3年(1832)身延五九世を
   継ぎ、在位3年の間に位牌堂・通本橋を再建した。天保5年(1834)71歳にて遷化する。

価格 200,000円

詳細 紺紙金泥緞子三段仏表具
   総丈 タテ180.5㎝ ヨコ54.5㎝
   本紙 タテ97㎝ ヨコ37.5㎝
   桐合箱

状態 オレアリ。

2024年08月17日

No.Aー165大西良慶



作家名 大西良慶

作品名 名号 「南無阿彌陀佛」

略歴  大西良慶(おおにし りょうけい) 明治8年(1875)~昭和58年(1983)
   明治~昭和期の北法相宗の僧。奈良の生まれ。幼名は広治。通称は清水さん。号は無隠。多武峰談山
   神社神職の次男として生まれる。明治22年(1889)九条家の嘱望で興福寺再興のために入寺し、千早
   定朝に従って出家。翌年法隆寺の佐伯定胤に唯識を学ぶ。同32年(1899)興福寺231世、同37年(
   1904)法相宗管長、大正3年(1914)清水寺住職となり、興福寺を兼務。昭和40年(1965)清水寺を
   本山とする北法相宗を設立し、初代管長に就任。諸宗に造詣が深く、仏教界の要職を歴任し、中国仏
   教界との交渉をはじめ、社会教化事業・平和運動にも尽力。同50年(1975)仏教伝道功労賞、翌年朝
   日社会福祉賞などを受賞。大正4年(1915)から48年間孟蘭盆法話を続け、良慶節といわれる説法で
   親しまれた。著書には『観音経のこころ』『信仰と人生』『大西良慶選集6巻』などがある。

価格 150,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ192㎝ ヨコ47㎝
   本紙 タテ127㎝ ヨコ32㎝

状態 オレ、少虫穴、ヨゴレアリ。

2024年08月10日

No.Aー164山田安民



作家名 山田安民

作品名 和歌 「奈良にてあめの日によめる 安民 やまにたつ もやのうこきを 見てをれは
        あめにきこゆる 大佛のかね」

略歴  山田安民(やまだ やすたみ) 明治元年(1868)~昭和18年(1943)
   実業家。宇陀郡伊那佐村字池上の生まれ。明治23年(1890)東京市国民英学会を卒業し、イギリス
   法律学校に入学したが、中途退学し、帰郷後は売薬業に従事した。同32年(1899)大阪でロート製
   薬の前身である山田安民薬房を創設し、健胃剤「胃活」を発売する。また、奈良では殖産業にも従
   事した。同38年(1905)東京で最初の売薬輸出を開始し、上海、天津に支店を開設した。明治41年
  (1908)ロート目薬を製造販売する。大正5年(1916)大阪府売薬同業組合長に当選、同9年(1920)
   には、私財を投じて奈良市に私立奈良盲唖学校を開設した。昭和13年(1938)大阪府より実業功労
   者として表彰された。安民は資性温厚篤実にして実業界の元老で信望ははなはだ厚かった。著書に
   は『大和古今孝子伝』がある。実弟には津村順天堂の創業者の津村重舎がいる。

価格 350,000円

詳細 紙本揉み紙表装、料紙墨流し金砂子散し。
   総丈 タテ124㎝ ヨコ49.8㎝
   本紙 タテ34.5㎝ ヨコ47㎝
   檜合箱

状態 少オレアリ。

2024年07月31日

No.Aー163明誉古磵



作家名 明誉古磵

作品名 『法然上人柴戸図和歌賛』
    「しはの戸に 朝夕かかる しら雲を いつむらさきの くもと見なさん」

略歴  明誉古磵(みょうよ こかん) 承応2年(1653)~享保2年(1717)
   江戸中・後期の浄土宗の画僧。僧名は、證蓮社明誉虚舟古磵。初め大和郡山の西岸寺に住し、のち
   上洛して鳴虎の報恩寺に晋董した。古磵は宗乗を学ぶ傍ら、画法を狩野永納にうける。また雪舟の
   画法を慕い、人物・山水をよくし、大黒天像を得意とした。また『続近世畸人傳』では、近江の高
   田敬輔も学んだと伝えている。代表的な作品としては、「大仏殿虹梁木曳図」「薬師寺縁起絵巻」、
   泉涌寺の涅槃図の大作が残されている。また、『浄土十六祖図伝』『円光大師贈号絵詞伝』等の押
   し絵の作品が残されている。同人の作品は浄土宗No.Aー10に掲載しています。

価格 280,000円

詳細 紙本絹装三段表具
   総丈 タテ124㎝ ヨコ70.5㎝
   本紙 タテ32㎝ ヨコ57.5㎝

状態 表具虫穴アリ。

2024年07月29日

No.Aー162山川智応



作家名 山川智応

作品名 御題目 「南無妙法蓮華経」

略歴  山川智応(やまかわ ちおう) 明治12年(1879)~昭和31年(1956)
   仏教学者。日蓮宗国柱会。大阪の生まれ。本名は伝之助。1歳のとき、山川家の養子となる。小学校
   四年まで水戸学、陽明学、仏教学を学び、14歳で田中智学の立正安国会に入る。19歳で小学教員試験
   に合格し、北野小学校に奉職した。明治32年(1899)智学の獅子王医院に入り、月刊誌「妙宗」の記
   者となり、智学から智応の名をもらう。智学の日蓮主義運動に参加する。国柱会講師、獅子王文庫学
   頭、立正大学講師を歴任して、昭和9年(1934)東京帝国大学から文学博士号を得た。著書には『和
   訳法華経』『日蓮聖人伝十講』『法華思想史上の日蓮聖人』など多数ある。

価格 350,000円

詳細 紙本絹装三段表具 軸先牙
   総丈 タテ189㎝ ヨコ44.5㎝
   本紙 タテ112㎝ ヨコ30㎝
   檜合箱

状態 少シミ、オレアリ。

2024年07月17日

No.Aー161濱口雄幸



作家名 濱口雄幸

作品名 漢詩七絶 「千里鶯啼緑映紅 水村山郭酒旗風 南朝四百八十寺 多少楼臺煙雨中 空谷□□」
         『江南春』唐の詩人・杜牧の代表作

略歴  濱口雄幸(はまぐち おさち) 明治3年(1870)~昭和6年(1931)
   大正・昭和時代に活躍した官僚出身の政党政治家。高知の生まれ。号は空谷。幼少の頃より勉学に
   励み学業はいつも優秀な成績を修めていた。安芸郡の豪農であった濱口義立の養子となる。東京帝
   国大学卒業後は、大蔵省に就職し専売局長官、逓信次官、大蔵次官を歴任した。田中内閣の総辞職
   後、内閣総理大臣に就任した。濱口内閣の掲げる「十大政綱」は戦前の政策としては前後の内閣と
   区別される特色をもつ。とりわけ対中国親善、軍縮促進、金解禁などに尽力する。昭和5年(1930)
   東京駅で愛国社社員佐郷屋留雄の狙撃により重傷を負う、翌年治療を続けるも放線菌症のため逝去
   した。

価格 20,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ151㎝ ヨコ43㎝
   本紙 タテ67㎝ ヨコ32㎝
   桐合箱

状態 少シミ、オレアリ。

2024年07月10日

No.Aー160川村驥山



作家名 川村驥山

作品名 漢詩 「治家以動倹為先 恃衆以謙和為首 酉寅之秋 驥山慎□□」

略歴  川村驥山(かわむら きざん) 明治15年(1882)~昭和44年(1969)
   日本の書家。静岡の生まれ。名は慎一郎。号は二葉のち驥山と改める。別号に酔仏居士、酔驥、長
   嘯庵主人がある。幼少の頃より父東江に書道、漢学を学び、さらに太田竹城や岡田良一郎に漢学を
   学ぶ。13歳の時、明治天皇銀婚式典に楷書孝経、草書出師表を暗書して天覧の栄を賜り神童と称さ
   れた。明治37年(1904)長崎晧台寺の霖玉仙について禅学を修業する。大正の初め内閣賞勲局文書
   課に勤務した。日本書道作振会・泰東書道院の審査員をつとめ、昭和6年(1931)には文化使節とし
   て中国に渡る。東方書道会を結成、日本芸術院賞、長野文化功労賞を受賞する。昭和40年(1965)
   勲三等瑞宝章を受け、同44年(1969)従四位に叙せられた。驥山の書は楷書は鐘繇風、草書は狂草
   に妙を得ている。

価格 80,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ188.5㎝ ヨコ45.5㎝
   本紙 タテ137㎝ ヨコ33㎝
   桐合箱

状態 シミ、オレアリ。

2024年07月03日

No.Aー159山本雨宝



作家名 山本雨宝

作品名 一行書 「花知鳥待花」

略歴  山本雨宝(やまもと うほう) 明治36年(1903)~昭和63年(1988)
   真言宗豊山派の僧。飛鳥寺(安居院)長老、箏曲家震琴とも。京都の生まれ。豊山専修学校卒業後、
   飛鳥寺の住職となる。文政年間(1818~30)に作られた琴の一種、八雲琴(二弦琴)を中平遊琴ら
   に師事、八雲琴七代目宗家の免許を受ける。昭和12年(1937)万葉歌碑建設、同16年(1941)観音
   堂を建立する。同34年(1959)権大僧都となる。昭和43年(1968)八雲琴(二弦琴)演奏保持者と
   して国の無形文化財に指定される。

価格 55,000円

詳細 箱書によると昭和六十二年八十五才の最晩年の作品であることが知られる。又、別紙にて「鳥」の
   字を二回読むことや、この書の本来の意味の説明が付けられている。
   紙本絹装丸表具
   総丈 タテ159㎝ ヨコ44㎝
   本紙 タテ66㎝ ヨコ32㎝
   桐共箱

状態 極少シミアリ。

2024年06月25日

No.Aー158末次信正



作家名 末次信正

作品名 一行書 「雄飛五大洲」

略歴  末次信正(すえつぐ のぶまさ) 明治13年(1880)~昭和19年(1944)
   明治・昭和前期の海軍軍人。山口の生まれ。海軍大将、艦隊派(軍令派)の代表的人物。
   末次操九郎の次男。海軍兵学校・海軍大学校を卒業後、海軍砲術学校第一艦隊司令部・軍令部
   勤務する。また、第一次近衞内閣の内務大臣も務める。日本海軍における戦術の理論家として
   られる。

価格 80,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ199㎝ ヨコ47㎝
   本紙 タテ120.5㎝ ヨコ33㎝

状態 表具シミ、本紙オレアリ。

2024年06月19日

No.Aー157植村家壺



作家名 植村家壺

作品名 漢詩五絶 「葉晴前紅雨 花飛昨松風 空山人不見 春在緑陰中 辛未暮春 櫻處逸人□□」

略歴  植村家壺(うえむら いえひろ) 弘化4年(1847)~大正9年(1920)
   明治時代の大名、華族。大和高取藩二万五千石植村家第十四代当主。官位は従五位下、出羽守、従二
   位。播磨山崎藩本多忠鄰の六男として生まれる。21歳の時、第十三代植村家保の養子となる。明治元
   年(1868)家保の隠居にともない高取藩最後の藩主に襲封。同2年(1869)藩治職制にともない職制
   改革を実施する。また、同年版籍奉還により東京で高取藩知事に任ぜられる。同4年(1871)廃藩置
   県の断行で、高取県が成立、藩知事は免職になり東京貫属となる。同年9月東京に移住。同年12月に
   は高取県も廃され奈良県に編入、また藩士も解隊された。明治17年(1884)子爵を授けられる。法号
   は瑞光慈照聖寿院。

価格 150,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ177.5㎝ ヨコ40㎝
   本紙 タテ111.5㎝ ヨコ30㎝

状態 虫穴、シミアリ。

2024年06月12日

No.Aー156山田寒山



作家名 山田寒山

作品名  『墨竹寒山詩』
    賛「有鳥五色文 棲桐食竹實 徐動合禮儀 和鳴中音律 昨來何以至 為君暫時出 儻聞絃歌聲 
      作舞欣今日 大正三年秋日興来漫心此図並題寒山詩 寒山田潤□□」

略歴  山田寒山(やまだ かんざん) 安政3年(1856)~大正7年(1918)
   明治・大正時代の日本の篆刻家。愛知の生まれ。名は潤子。字は白王。号は寒山。曹洞宗の僧侶で
   あったが18歳の頃、小曾根乾堂を訪ね、24歳で福井端隠の門に入り芙蓉派の篆刻を学んだ。明治30
   年(1897)清国に渡り呉昌碩に師事する。荒廃していた蘇州寒山寺の住職となり、同寺の復興と夜
   半の鐘の新鋳に尽力した。また、伊藤博文や尾崎紅葉らと親交があった。篆刻のほかにも詩・書・
   画・楽焼にも秀で、その活躍ぶりは多岐にわたる。とりわけ富益斎著『印章備正』の刊行、蘭台、
   荃廬、蔵六、椿処と丁未印社の結成等、斯界に残した足跡は大きい。作品集に『羅漢印譜』がある。

価格 60,000円

詳細 絹本絹装丸表具 軸先紫檀象牙
   総丈 タテ217.5㎝ ヨコ52.5㎝
   本紙 タテ149㎝ ヨコ37㎝
   桐共箱

状態 オレアリ。

2024年06月03日

No.Aー155高楠順次郎



作家名 高楠順次郎

作品名 名号 「南無阿弥陀仏佛」

略歴  高楠順次郎(たかくす じゅんじろう) 慶応2年(1866)~昭和20年(1945)
   大正・昭和期の仏教学者。広島の生まれ。幼名は梅太郎。号は篝村・雪頂。諡は宏学院釈順成。学生
   時代は小林洵を名乗る。神戸の高楠家の養嗣子となる。ヨーロッパ留学中にオックスフォード大学の
   マックス・ミュラーに師事、インド学、梵語学を学んだ。『大正新脩大蔵経』『国訳南伝大蔵経』の
   出版や、『大日本仏教全書』の監修などに活躍、また仏教主義教育に傾注し武蔵野女子学院を設立、
   東洋大学学長を務めた。昭和19年(1944)文化勲章受賞。

価格 600,000円

詳細 紙本新改装絹緞子上表具
   総丈 タテ191㎝ ヨコ45㎝
   本紙 タテ119㎝ ヨコ29.5㎝
   桐合箱

状態 良好。

2024年05月21日

No.Aー154二河白道図



作家名 出所・作家不明

作品名 木版筆彩色金泥 『二河白道図』

略歴  二河白道(にがびゃくどう)
   水火の二河の中間に足幅ほどの白道があり、絶体絶命のものが東岸(穢土)より西岸(浄土)にわた
   ることを意味する譬喩。唐の僧善導大師が、『観経疏』散善義の廻向発願心釈の条で、念仏生活の過
   程を説明するために用いた。
   群賊悪獣に追われる旅人の前に南北に広がる波浪の水の河と火焔の火の河を人間の貪愛と瞋憎の煩悩
   に、その二河にはさまれて東から西にのびる幅四、五寸ほどの一条の白道を極楽浄土への往生を願う
   清浄の信心に喩えたもの。いかに煩悩にまみれても、白道を進めば阿弥陀仏の西方浄土に至りうるこ
   とを説いたもの。 

価格 120,000円

詳細 尾張藩御用絵師の喜田華堂(1802~1879)の描いた本画をもとに版にしたものと考えられる。
   紙本紙装丸表具
   総丈 タテ123.5㎝ ヨコ59㎝
   本紙 タテ47㎝ ヨコ53㎝

状態 オレ、表具少虫穴アリ。

2024年05月21日

No.Aー153網代智海



作家名 網代智海

作品名 一行書 「長空一弓々大月」

略歴  網代智海(あじろ ちかい) 明治24年(1891)~昭和44年(1969)
   真言宗室生寺派の僧。長谷寺七十一世。福島の生まれ。大正3年(1914)豊山大学研究科を卒業す
   る。明治42年(1909)宥高について伝法灌頂を受け、のちに権田雷斧に密教事相を学んだ。大正6
   年(1917)福島真浄院、昭和4年(1929)東京莊厳寺、同13年(1938)真言宗豊山派宗務長、同22
   年(1947)室生寺住職などを歴任した。同24年(1949)長谷寺能化・豊山派管長、大僧正となり、
   同寺の興隆に尽力した。同37年(1962)豊山派を離脱、同39年(1964)真言宗室生寺派を設立して
   管長を務める。

価格 35,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ193.5㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ128㎝ ヨコ33㎝

状態 シミアリ。

2024年05月05日

No.Aー152誠空仙意



作家名 誠空仙意(浄土宗西山派光明寺五十九世)

作品名 名号 「南無阿弥陀佛」

略歴  誠空仙意(せいくう せんい) 文化元年(1804)~明治5年(1872)
   西山浄土宗の僧。豊前出身。1859年(安政6年)5月、立政寺から晋山。1861年(文久1年)法然650回
   大遠忌。翌年、御影像を奉じて参内。1865年(慶応1年)9月、善光庵に隠棲。1872年(明治5年)9月
   23日死去。69歳。 (出典:安藤希章著『神殿大観』)

価格 60,000円

詳細 紙本萌黄色絹装表具 金軸
   総丈 タテ179㎝ ヨコ40.5㎝
   本紙 タテ94.5㎝ ヨコ25㎝

状態 オレアリ。

2024年04月24日

No.Aー151大谷尊由



作家名 大谷尊由

作品名 名号 「南無阿彌陀佛」

略歴  大谷尊由(おおたに そんゆ) 明治19年(1886)~昭和14年(1939)
   浄土真宗本願寺派の僧。京都の生まれ。諱は尊由。幼名は徳麿。号は心斎。諡は積徳院。西本願寺二
   十一世大谷光尊の四男、母は大谷藤子。妹に歌人の九条武子がいる。明治39年(1906)西本願寺二十
   二世の兄大谷光瑞とともに中国に渡航し、教線の拡大に努めた。同41年(1908)神戸善福寺の住職に
   なる。同43年(1910)西本願寺の執行長に就任し、ヨーロッパの宗教事情を視察。昭和3年(1928)
   貴族院議院に勅任され、同12年(1937)近衛文麿内閣の拓務大臣に就任、のち内閣参議・北支開発会
   社総裁を歴任した。本願寺派護持会財団理事長を務める。著書には『国土莊厳』『超塵画譜』『潮来
   笠』がある。 

価格 1,200,000円

詳細 絹本絹三段装上表具
   総丈 タテ221㎝ ヨコ51.5㎝
   本紙 タテ130㎝ ヨコ34.5㎝
   桐合箱

状態 僅かにシミアリ。

2024年04月15日

No.Aー150大森智祥



作家名 大森智祥

作品名 「佛心者大慈悲也」 (『観無量寿経』より)

略歴  大森智祥(おおもり ちしょう) 明治33年(1900)~昭和62年(1987)
   宗教家。和歌山の生まれ。高野山大学卒業後、五條市真言宗十輪寺の住職となる。昭和27年(1952)
   妻清子が水の神弁才天の天啓をうけ宗祖智弁尊女として管長大森智祥とともに弁天宗を開宗した。
   同29年(1954)五條市野原町に同宗本部を設立する。国内には多くの信徒がおり、全国各地に教会
   別院を建立。同40年(1965)智弁学園創立、同53年(1978)和歌山市に同学園和歌山校開校、同
   51年(1976)養護老人福祉施設「祥水園」を完成する。

価格 70,000円

詳細 紙本茶牡丹文丸表具、軸先朱漆塗
   総丈 タテ189㎝ ヨコ49.5㎝
   本紙 タテ127㎝ ヨコ35㎝
   桐共箱

状態 オレ、ヨゴレ、少穴アリ。

2024年04月05日

No.Aー149泉智等



作家名 泉智等

作品名 名号 「南無阿彌陀佛」

略歴  泉智等(いずみ ちとう) 嘉永2年(1849)~昭和3年(1928)
   真言宗の僧。古義真言宗管長。阿波(徳島)鴨嶋の殿居に生れる。号は物外。十二歳のとき、板野郡
   荘厳院の碩道のもとで出家する。また、徳島藩儒柴秋邨に漢籍を学び、高野山や智積院で宗学を研鑽
   した。明治6年(1873)徳島泉福寺の住職となり、以来荘厳院・高野山円通寺・長崎延命寺・山口満
   願寺・奈良吉祥寺ら三十余ヵ寺に転住した。また函館市高野山、鹿児島市最大乗院などを復興した。
   大正12年(1923)高野山派管長・金剛峯寺座主。また、真言宗連合総裁。聡明にして事教二相に通達
   し、明治初年から、東奔西走して全国に教化した功績は多大である。また、真言宗京都大学総理・高
   野山大学総理となった。

価格 200,000円

詳細 絹本濃彩紫地筥迫文様丸表具
   総丈 タテ182.5㎝ ヨコ38.5㎝
   本紙 タテ113.5㎝ ヨコ27㎝
   桐合箱

状態 少虫穴、少シミアリ。

2024年03月29日

No.Aー148藤村叡運



作家名 藤村叡運

作品名 短歌 「遠山雪 真名鶴乃於りゐる者か梨東ほ山の多可ねしろ支八みゆきなるらむ」
         (まなつるのおりいるはかりとほやまのたかねしろきはみゆきなるらむ)

略歴  藤村叡運(ふじむら えいうん) 嘉永元年(1848)~大正4年(1917)
   真言宗の僧。山城(京都)の生まれ。奈良の東大寺真言院から大阪高津の自性院にうつり、のち
   契沖の旧跡として知られる円珠庵の住職もかねた。中村良顕に学び和歌に秀でた。又大石順教尼
   に和歌を指導する。

価格 20,000円

詳細 この作品は前所蔵者であると思われる琴月庵の印が箱に押されています。
   紙本絹装丸表具
   総丈 タテ185㎝ ヨコ23.5㎝
   本紙 タテ112.5㎝ ヨコ21㎝
   檜合箱

状態 オレアリ。

2024年03月25日

No.Aー147中川紀元



作家名 中川紀元

作品名 『墨画聖観音菩薩像』

略歴  中川紀元(なかがわ きげん) 明治25年(1892)~昭和47年(1972)
   洋画家。長野の生まれ。旧姓は有賀。本名は紀元次。東京美術学校彫刻科に入学するが、ほどなく
   退。本郷洋画研究所、太平洋画会研究所で洋画を学び、石井柏亭や正宗得三郎に師事する。大正8年
  (1919)~10年(1921)渡仏、マティスに師事。大正9年(1920)二科会展で樗牛賞、翌年二会展で
  「立てる女」などが二科賞を受賞。同11年(1922)「アクション」を結成。昭和5年(1930)六潮会を
   結成、やがて日本画に転ずる。大正11年(1922)より文化学院、昭和4年(1929)~13年(1938)帝
   国美術学校(現武蔵野美術大学)教授として後進の指導に当たった。昭和13年(1938)従軍画家とし
   て戦地に赴く。同39年(1964)日本芸術院賞恩賜賞を受賞。

価格 100,000円

詳細 この作品は、箱書に昭和13年1月とあるところから紀元45才の作品です。
   紙本 中縁白地唐草文緞子 総縁萌黄地団花文緞子 金軸 仏表具
   総丈 タテ209㎝ ヨコ48.5㎝
   本紙 タテ137.5㎝ ヨコ33㎝
   桐共箱

状態 良好。

2024年03月12日

No.Aー146泉智等



作家名 泉智等

作品名 『墨画梅花図』
    「何唯梅始終 菊後新粧 清絶一仙境 寿杯花共香 大正九庚申之世 泉涌宗師物外
     時年七十二□□」

略歴  泉智等(いずみ ちとう) 嘉永2年(1849)~昭和3年(1928)
   真言宗の僧。古義真言宗管長。阿波(徳島)鴨嶋の殿居に生れる。号は物外。十二歳のとき、板野郡
   荘厳院の碩道のもとで出家する。また、徳島藩儒柴秋邨に漢籍を学び、高野山や智積院で宗学を研鑽
   した。明治6年(1873)徳島泉福寺の住職となり、以来荘厳院・高野山円通寺・長崎延命寺・山口満
   願寺・奈良吉祥寺ら三十余ヵ寺に転住した。また函館市高野山、鹿児島市最大乗院などを復興した。
   大正12年(1923)高野山派管長・金剛峯寺座主。また、真言宗連合総裁。聡明にして事教二相に通達
   し、明治初年から、東奔西走して全国に教化した功績は多大である。また、真言宗京都大学総理・高
   野山大学総理となった。

価格 65,000円

詳細 箱書には「大正十三甲子年十二月吉辰表装焉 臥雲道人所蔵□□」とあり、書家の松田道英が所蔵し
   ていたものです。
   絹本絹装三段表装、軸先象牙
   総丈 タテ193㎝ ヨコ50㎝
   本紙 タテ108.5㎝ ヨコ35.5㎝
   桐合箱   

状態 極少シミアリ。

2024年03月04日

No.Aー145伊藤墨海、丹羽嘉言画



作家名 伊藤墨海賛、丹羽嘉言画

作品名 『般若心経菊石図

略歴  伊藤墨海(いとう ぼっかい)      ~文化6年(1809)
   江戸中・後期の医師・書家。名は茂達。字は子聞。通称は山崎龍眠。号は墨海、秋江。医師定斎(伊
   藤玄沢)の次子、兄春沢がはやくに没したため家を嗣ぎ医を業とした。もっとも書法に心を傾け、こ
   とに八分に巧みで四方に名を知られた。源達の名で金石に刻した遺跡を多く存している。法名は墨海
   彼岸。享年五十八歳、名古屋花車町浄信寺に葬る。現在は平和公園に移されている。

    丹羽嘉言(にわ かげん) 寛保2年(1742)~天明6年(1786)
   江戸中期の画家。尾張(愛知)の生まれ。名は嘉言。通称は新次郎。号は章甫、謝庵、福善斎、聚珍
   堂、名士関。尾張藩士竹中氏の家士、壮年にして家を棄て般若台に芽舎を結び、雲臥禅師に従って禅
   理をきわめ、画を描き風流に遊んだ。描くところの山水は元明の風格にかない、その巧妙さは池大雅
   と並称された。寡欲で酒をたしなみ、著書に『謝庵遺稿』『福善斎画譜』がある。

価格 150,000円

詳細 箱書には「香積院雲臥和尚般若心経賛丹羽嘉言菊石画」とあるが、当方調査の結果、上記二名の合作
   の作品に確定できた。
   紙本絹装三段表具 軸先は朱漆で雷電花模様。
   総丈 タテ209㎝ ヨコ45㎝
   本紙 タテ118㎝ ヨコ39㎝
   桐合箱

状態 少ヨゴレ。

2024年02月14日

No.Aー144島津斉彬



作家名 島津斉彬

作品名 一行書 「至誠如神」
        『中庸章句 右第二十四章』より

略歴  島津斉彬(しまづ なりあきら) 文化6年(1809)~安政5年(1858)
   薩摩藩七十七万石第十二代島津家第二十八代当主。官位は正一位、権中納言、豊後守、薩摩守。江戸
  (東京)の生まれ。幼名は邦丸、のち忠方。通称は又三郎。号は惟敬・麟洲。島津斉興の長子。幼少の
   頃より曾祖父重豪の教育で蘭学を学ぶ。阿部正弘・徳川斉昭・伊達宗城・松平慶永らと知交があり、
   その開明と英知は広く世に知られた。異母弟久光と継嗣(由羅騒動、嘉永朋党事件とも)を争うが、
   嘉永4年(1851)43歳で藩主となる。富国強兵に努め製煉所や集成館を作り、電信機・地雷・水雷・
   写真・ガス灯・ガラスの試験を試み、水道工事や造船を行い軍事を中心とする近代工業開発に尽力す
   る。また幕府から政治才能を高く評価され対外処理問題を委任された。将軍継嗣問題では一橋慶喜を
   支援して公武合体の政治路線を推進する。また薩摩藩士であった西郷隆盛や大久保利通を登用するな
   ど明治維新の基盤となる人物の育成にも尽力した。文久3年(1868)照国大明神として祀られる。
   法諡順聖院殿英徳良雄大居士。

価格 お問い合わせください。

詳細 絹本揉み紙うぶ表具
   総丈 タテ182.5㎝ ヨコ41㎝
   本紙 タテ115㎝ ヨコ30.5㎝

状態 シミ、オレ、虫食いアリ。

2024年01月30日

No.Aー143東大寺二月堂本尊・秘仏十一面観世音菩薩像



作家名 平岡定海

作品名 木版墨摺 『東大寺二月堂本尊・十一面観世音菩薩像』
    平岡定海筆 種字「(キャ、ka)」
    朱印三顆(二月堂・梵字・東大寺印)

略歴  十一面観音
   種字はक(キャ、ka)。梵名エーカダシャムカ (एकदशमुख ekadaśamukha)「11の顔」「11の顔を持つも
   の」の意は、仏教の信仰対象である菩薩の一尊。観音菩薩の変化身の1つであり、六観音の1つでもあ
   る。頭部に11の顔を持つ菩薩。

    平岡定海(ひらおか じょうかい) 大正12年(1923)~平成23年(2011)
   華厳宗の僧侶で歴史学者。東大寺第二一三世別当。奈良の生まれ。昭和10年(1935)得度。
   同24年(1949)京都大学文学部史学科卒業。同30年(1955)京都大学大学院修了。同35年(1960)
   文学博士。昭和29年(1954)種智院大学講師、同32年(1957)助教授。同41年(1966)大手前女子
   大学教授。東大寺上之坊住職、東大寺執事長、華厳宗管長、東大寺別当を歴任した。著書には『東大
   寺宗性上人の研究並史料』『東大寺の歴史』『大仏勧進ものがたり』など多数ある。

価格 55,000円

詳細 紙本 中縁黄土地牡丹文金襴 総縁茶絹地雲涌文 金軸 仏表具
   総丈 タテ153㎝ ヨコ45.5㎝
   本紙 タテ66㎝ ヨコ30㎝
   桐共箱為書

状態 少シミアリ。

2024年01月06日

No.Aー142藤井實應



作家名 藤井實應

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  藤井實應(ふじい じつおう) 明治31年(1898)~平成4年(1992)
   浄土宗の僧。岐阜の生まれ。号は光蓮社明誉生阿。道号は法仙。岐阜行基寺の山田淳応のもとで出
   家、得度を受ける。大正10年(1921)増上寺の孝誉現有より宗戒両脈を相承した。同14年(1925)
   長野紫雲寺に董住。辞山後は浄土宗立布教講習所主事兼講師、豊橋住友青年学校校長、その他国鉄
   東京鉄道講習所講師、東海学園高等学校講師などを歴任した。昭和35年(1960)安田恢順のあとを
   嗣ぎ岐阜円心寺に晋住、同45年(1970)愛知岡崎大樹寺貫主となり、同53年(1978)大本山増上寺
   法主に推戴された。同57年(1982)総本山知恩院に入山、八十五世の法燈を嗣いだ。著書には『拝
   む生活』『法然上人御法語抄』『法然上人と一枚起請文』『法然上人の歌』などがある。

価格 350,000円

詳細 紙本絹装三段表具 朱黒漆研出軸先
   総丈 タテ209.5㎝ ヨコ49㎝
   本紙 タテ131.5㎝ ヨコ33.5㎝
   桐合箱

状態 良好

2023年12月20日

No.Aー141伊藤義賢



作家名 伊藤義賢

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  伊藤義賢(いとう ぎけん) 明治18年(1885)~昭和44年(1969)
   浄土真宗本願寺派の学僧。山口の生まれ。諱は義賢。諡は浄華院。三隅明恩寺の住職。仏教大学(龍
   谷大学)を卒業後、平安中学校、北陸中学校、京都女子高等専門学校などの教員を歴任した。また、
   明恩寺内に竹下学寮(真宗学寮)を開設し、寺院弟子の教育と著述の出版事業に従事する。『浄土教
   批判の批判』を著し、野々村直太郎の浄土教理解を大乗非仏説論・異義異安として批判、これ以後西
   本願寺の宗義安心問題に異議を唱え続けた。昭和30年(1955)仏教精神による政治活動を志し仏教民
   和党を結成、自ら総裁に就任した。著書には『大乗非仏説論』『神社宗教論』『真宗より観たる大本
   教の批判』『暗黒の法城』のほか多数ある。

価格 300,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ195.5㎝ ヨコ47.5㎝
   本紙 タテ117.5㎝ ヨコ33.5㎝
   桐合箱

状態 本紙オレ、少シミアリ。

2023年12月14日

No.Aー140大石順教



作家名 大石順教

作品名 『白衣観音墨画図』 賛「日々是好日」

略歴  大石順教(おおいし じゅんきょう) 明治21年(1888)~昭和43年(1968)
   真言宗山階派の尼僧・社会事業家。大阪の生まれ。諱は順教(尼)。俗名はよね。明治38年(1905)大
   阪堀江で芸者をしていたとき、堀江六人切り事件の巻添えで両腕を失う。芸妓「妻吉」として三遊亭
   金馬一座に加わり旅回りを経験、のち日本画家山口草平と結婚し、口に筆をくわえ日本画を描くこと
   を学んだ。昭和8年(1933)高野山で金山穆韶について出家した。同11年(1936)勧修寺に仏光院を
   建て、身障者修養道場の自在会を設立。同40年(1965)更生施設いこいの家を創設し、以後世界身体
   障害者芸術協会会員として日本で初めて選ばれ活躍、観音の妙智力に生きた女性である。
   著書には『妻吉物語』『無手の法悦』『大石順教尼遺作集』がある。

価格 150,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ139㎝ ヨコ32.6㎝
   本紙 タテ58㎝ ヨコ29.5㎝

状態 本紙オレ、少シミアリ。

2023年12月01日

No.Aー139金山穆韶



作家名 金山穆韶

作品名 一行書 「以和為貴」

略歴  金山穆韶 明治9年(1876)~昭和33年(1958)
   高野山真言宗の僧。富山の生まれ。明治21年(1888)に得度。同34年(1901)高野山大学を卒業し
   た。同38年(1905)に同教授となる。大正15年(1926)、中国を視察。昭和15年(1940)、高野山
   大学の学長に就任。翌年には、高野山真別処円通寺を事相請伝所とした。同28年(1953)高野山金剛
   峯寺座主、高野山真言宗管長に就任。また、事相では泉智寺に学修灌頂を受け、和田大円からは具支
   灌頂・瑜伽灌頂を受けるなど、既に昭和4年(1929)までに根本十二流八十四方を伝承したという。
   大正13年(1924)には、阿波太竜寺で求聞持法を修した、昭和4年(1929)・15年(1940)・20年
   (1945)には八千枚護摩を奉修した。昭和9年(1934)教育功労者として文部大臣表彰を受ける。事
   教二相を究めるとともに、肉食妻帯を生涯しなかったことから、特にその高徳は内外に聞こえ、弟子
   の養成や伝法は海外にも及ぶ。著書は『弘法大師の仏教観』『秘蔵宝鑰の大綱』『真言密教の教学』
   『弘法大師の信仰観』などがある。

価格 35,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ197㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ133㎝ ヨコ33㎝
   檜合箱

状態 本紙シミアリ。

2023年11月27日

No.Aー138田川鳳朗



作家名 田川鳳朗

作品名 『朝顔墨画図画賛』
    「残る蚊や 蚊にもまじらず ひとつづつ 鶯笠□

略歴  田川鳳朗(たがわ ほうろう) 宝暦12年(1762)~弘化2年(1845)
   江戸時代後期の俳人。肥後国(熊本)の生まれ。田川氏。本性は厳島氏。本名は義長。通称は東源。
   号には京陵・対竹・鶯笠・蕉風林・自然堂などがある。もとは肥後国熊本藩士。寛政10年(1798)、
   37歳で致仕。俳諧を幼少の頃より父鼎や同藩の武久綺石に学ぶ。江戸参府の途次に蝶夢・久村暁台に
   対面した。文化13年(1816)本所亀沢に庵を結び、夏目成美・鈴木道彦らと交流した。翌年『芭蕉葉
   ぶね』を刊行、真正蕉風を宣揚した。芭蕉一五〇年忌の天保14年(1842)、京の二条家に請うて芭蕉
   に「花下大明神」の神号が許され、自身も「花下翁」の称を受けた。桜井梅室・成田蒼虬とともに天
   保三大家と称される。俳諧撰集に『鳳朗発句集』『自然堂千句』『髭誕生集』などがある。追善集
   は、一周忌『冬椿集』(自然堂社中編)がある。

価格 160,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ191.5㎝ ヨコ31.5㎝
   本紙 タテ124㎝ ヨコ29㎝

状態 表具上部2ヶ所シミ、本紙数ヶ所ウスジミ、少オレアリ。

2023年11月22日

No.Aー137隠元隆琦



作家名 隠元隆琦

作品名 「別伝道経結養新堂於佛日寺 見其孝義可喜説偈」

略歴  隠元隆琦(いんげん りゅうき) 明・万暦20年(1592)~寛文13年(1673)
   中国明代の禅僧。日本黄檗宗の開祖。道号は隠元。法諱は隆琦。俗称は林氏。黄檗山萬福寺の鑑源興
   寿について出家した。その後、金粟山広慧寺の密雲円悟の鉗鎚を受ける。密雲の弟子である費隠通容
   の退山の後を承け黄檗に晋んだ。承応3年(1654)長崎興福寺の逸然の招請をうけ来日。また、龍渓
   らの斡旋が功を奏して摂津の普門寺に迎えられる。万治元年(1658)将軍家綱に謁見し、幕府から山
   城国宇治に寺地を与えられた。新寺は旧を忘れない意味で黄檗山萬福寺と名づけた。温味のある気品
   高い書には、木庵・即非と共に黄檗の三筆と称される。著書には『隠元禅師語録十六巻』『普照国師
   広録三十巻』『弘戒法儀一巻』のほか多数ある。

    別伝道経(べつでん どうきょう) 寛永12年(1635)~正徳2年(1712)
   黄檗宗の僧。石見(島根)の生まれ。道号は別伝。法諱は道経。はじめ臨済宗聞渓に投じたが、明暦
   元年(1655)頃、遊方して、隠元住山の摂津普門寺に参じた。受業師聞渓を省覲するに当り、隠元よ
   り「示別伝禅師省師」の偈を受けている。また、慧林性機の摩耶山佛日寺住持に際し、侍者として従
   った。延宝2年(1674)摂津有馬郡巴津川の式盧山大舟寺住山に際し、慧林の印可を受けた。慧林の
   黄檗第三代持継席に当り、首座となり、継席御礼に随従する。天和元年(1681)第五戒開に尊証阿闍
   梨となった。宝永2年(1705)佛日寺第三代慧極道明退院ののち住持となり、以後、慧林法系の龍興
   派下が住持となる例を開き、第二代住持と称された。のち河内出雲井郡の金龍山神護寺開山となる。
   著書に『盧山別伝禅師鉄蒺藜一巻』『応頂山勝尾寺縁起二巻』『応頂山勝尾寺続縁起二巻』がある。

価格 2,000,000円

詳細 紙本絹装三段表具 本偈は『隠元全集松隠二集』に掲載されている。
   総丈 タテ134㎝ ヨコ91.5㎝
   本紙 タテ29.5㎝ ヨコ78㎝
   桐合箱

状態 少虫穴アリ。

2023年11月10日

No.Aー136懐徳堂 中井竹山



作家名 中井竹山

作品名 一行書 「白雲満地無人掃」
         魏野『尋隱者不遇』

略歴  中井竹山(なかい ちくざん) 享保15年(1730)~文化元年(1804)
   江戸時代中期の儒学者。大坂の生まれ。名は積善。字は子慶。通称は善太。号は竹山・同関子・渫翁
   ・雪翁。中井甃庵の長子。履軒の兄。五井蘭洲に師事して宋学を奉じた。『非徴七巻』は朱子学の立
   場から徂徠学を攻撃したものであるが、寛政異学の禁に当たっては、頼春水らと共に官学の側に立っ
   た。父の死後、天明2年(1782)懐徳堂の学主となり講説に従った。著書には『逸史十三巻』『草茅
   危言八巻』『非徴七巻』『詩律兆附余考』のほか多数ある。

価格 80,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ203.5㎝ ヨコ41.5㎝
   本紙 タテ124㎝ ヨコ26㎝
   桐合箱

状態 少虫穴アリ。

2023年10月21日

No.Aー135石田敬起



作家名 石田敬起

作品名 『大根図和歌賛』
   漢詩「一安卵累危千載定鴻基 嗟汝賛嚢續名譽天下知 龍谷山主題(広如) 辛卯冬賦贈石田敬起」
   和歌「わがなすと おもふは愚 草も木も 四季折々の 時を得て咲」

略歴  石田敬起(いしだ けいき) 天明4年(1784)~万延元年(1860)
   江戸時代後期の商人・財政家。浄土真宗本願寺派の門徒。摂津豊島郡の生まれ。号は知白斎。法名は
   証誠。通称は大根屋小右衛門。大坂天満の豪商大根屋に入婿。西本願寺をはじめ岸和田・富山・尼崎
   などの諸藩の財政改革を成功させた。天保元年(1830)興正寺との本末争い、三業惑乱によって疲弊
   した西本願寺財政危機を解消するため、同寺二十世広如に起用され、財政改革を行った。改革満了後
   も本山財政の健全化を目指し、三季冥加の上納など恒常収入の確立に努めた。この間、広如より賞詞
   を受け、染筆の詠歌や漢詩を与えられた。

    広如(こうにょ) 寛政10年(1789)~明治4年(1871)
   江戸時代後期の浄土真宗本願寺派の僧。西本願寺二十世。諱は本了、光沢。号は広如。諡は信法院。
   文化6年(1809)得度、河内顕証寺の住職となったが、文政2年(1819)西本願寺に入り法嗣となる。
   同9年(1826)十九世本如上人入寂により継職した。文久3年(1863)直諭書を発して勤王の大義を論
   じ、朝廷に1万両を献上。明治元年(1868)御所の警備に当たり、また教書を作り門末を教諭、幕末
   維新期の教団運営を指導した。

価格 350,000円

詳細 絹本絹装丸表具
   総丈 タテ157㎝ ヨコ38㎝
   本紙 タテ96.5㎝ ヨコ26.5㎝
   桐合箱

状態 少シミアリ。

2023年10月13日

No.Aー134鰲巓道契



作家名 鰲巓道契

作品名 「無(字曰) 趙州處(露カ)刃釼 寒霜光焔々 □□」
    『寂室元光法語』(趙州無字)

略歴  鰲巓道契(ごうてん どうかい) 文化11年(1814)~明治24年(1891)
   臨済宗の僧。尾張(愛知)熱田の生まれ。道号は鰲巓。室号は瑞応軒。俗称は伊藤、関と自称する。
   10歳、名古屋禅隆寺模林について祝髪受戒。16歳、肥後見性寺に掛搭し、蘇山玄喬に随侍、その法を
   嗣ぐ。嘉永元年(1848)豊後臼杵の多福寺の住職となる。明治元年(1868)名古屋徳源寺の師席を嗣
   ぐ。同4年(1871)妙心寺に視篆し初代管長となり、諸方に巡化し盛んに法筵を開いた。

価格 180,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ112㎝ ヨコ49㎝
   本紙 タテ25㎝ ヨコ44.5㎝
   桐合箱

状態 オレアリ。

2023年10月09日

No.Aー133岡田半江



作家名 岡田半江

作品名 『雪山行旅図』

略歴  岡田半江(おかだ はんこう) 天明2年(1782)~弘化3年(1846)
   江戸時代後期の文人画家。大坂の生まれ。名は粛。字は士羽。通称は宇左衛門。号は半江、子米、無
   声、墨江老樵など。岡田米山人の子で、父と同じく伊勢の津藩に仕えたが文政5年(1822)辞職して
   大坂に住み、浦上春琴・頼山陽・田能村竹田らと交わった。絵を父に学んだが、作風は父より繊細な
   筆致で画かれており山水画を得意とした。

価格 20,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ125㎝ ヨコ42㎝
   本紙 タテ28㎝ ヨコ32㎝

状態 本紙少シミアリ。

2023年09月28日

No.Aー132花田凌雲



作家名 花田凌雲

作品名 『墨松図』

略歴  花田凌雲(はなだ りょううん) 明治6年(1873)~昭和27年(1952)
   大正・昭和時代の浄土真宗本願寺派の学僧。広島の生まれ。諱は凌雲。号は衆甫。諡は深解院。壮年
   の頃、新聞記者となり清沢満之らの精神主義を批判した論説を「六条学報」などへ投稿したのを契機
   に、興正寺円頓学寮の講師を務めた。安居で副講として大正4年(1915)「唯識三十頌」、同12年(
   1923)には「大乗論部の縁起説」を講じた。大正13年(1924)勧学に進み、昭和3年(1928)安居で
   「浄土論」を講じた。昭和5年(1930)から同10年(1935)まで安居綜理に就任した。昭和6年(
   1931)から同14年(1939)まで龍谷大学学長に就任。また、宗学院院長、勧学寮寮頭など教団の要職
   に就任した。著書には『仏教提要』『仏教倫理概論』『唯識要義』のほか多数ある。

価格 80,000円

詳細 紙本紙装丸表具。昭和8年凌雲50才の余技に画かれた作品です。
   総丈 タテ202㎝ ヨコ44.5㎝
   本紙 タテ133㎝ ヨコ33㎝

状態 少オレ、表具少虫穴アリ。

2023年09月21日

No.Aー131井上円了



作家名 井上円了

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  井上円了(いのうえ えんりょう) 安政5年(1858)~大正8年(1919)
   明治・大正時代の仏教哲学者。真宗大谷派の僧。越後浦(新潟)の生まれ。父は越後慈光寺の円悟。
   諱は襲常、円了。幼名は岸丸。号は甫水。明治20年(1887)哲学館(東洋大学)を、翌年哲学書院を
   設立。国粋主義に基づく仏教擁護、キリスト教批判を展開。同29年(1896)「仏教哲学系統論」で文
   学博士となる。民間の迷信打破のため妖怪研究を行い、日本・中国の各地を遊説して仏教伝道に努め
   た。著書には『仏教活論3巻』『真理金針3巻』『妖怪学講義8巻』『宗教哲学』『忠孝活論』など多
   数ある。

価格 250,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ187㎝ ヨコ43㎝
   本紙 タテ130㎝ ヨコ31.5㎝

状態 少シミ、少虫穴アリ。

2023年09月14日

No.Aー130小原梅坡



作家名 小原梅坡

作品名 『牡丹画賛図』
    「紅愁禁恨奈情種 或亦芳魂軫著候() 只為寸生看不是 後身定化蝶兼蜂 梅坡学人詩畫□□
     鐘誤作種」

略歴  小原梅坡(おはら ばいは) 安永4年(1775)~天保3年(1832)
   江戸後期の儒学者・岡山藩士。備前(岡山)の生まれ。名は正修。通称は大之助。字は業夫。
   号は梅坡。大丈軒の曾孫。画・詩経をよくした。田能村竹田とは師友の関係にあった。

価格 250,000円

詳細 絹本着彩絹装丸表具
   総丈 タテ175㎝ ヨコ54.5㎝
   紙本 タテ108.5㎝ ヨコ41㎝
   桐合箱

状態 シミ、少虫穴アリ。軸先片方の牙蓋欠。表具の裏シミアリ。

2023年09月06日

No.Aー129岡崎邦輔



作家名 岡崎邦輔

作品名 和歌
    「ゆみはりの 月も雲間に きらめきて 秋風さむし 長篠の原 邦輔」 

略歴  岡崎邦輔(おかざき くにすけ) 嘉永6年(1853)~昭和11年(1936)
   明治~大正時代の政治家・実業家。和歌山の生まれ。号は晩香。旧姓は長坂。国事に奔走していた
   従兄伊達宗興・陸奥宗光らの感化を受けて成長。明治21年(1888)駐米公使となった陸奥に随って
   渡米、留学した。同24年(1891)陸奥が代議士を辞任するとその補欠選挙に立候補するため岡崎左
   衛門の家に入籍、被選挙権を得て、初当選を遂げた。以後紀州派の中心人物として陸奥の議会政略を
   支援し、独立俱楽部を結成した。第4次伊藤内閣時には星亨逓信相のもとで官房長に就任した。犬養
   毅、尾崎行雄らと護憲運動を起こし、護憲三派内閣の公約、普選法をめぐる貴衆両院の対立を調停、
   同法成立に大きく寄与した。詩歌をよく好み『晩香歌集』岡崎邦輔遺稿同先生景慕会(昭和17年)が
   ある。

価格 150,000円

詳細 絹本絹装丸表具
   総丈 タテ202㎝ ヨコ52㎝
   本紙 タテ128㎝ ヨコ39.5㎝
   桐合箱

状態 少シミ

2023年08月30日

No.Aー128陸奥宗光



作家名 陸奥宗光

作品名 徒然草から第三十八段『名利につかはれて』 第九十二段『或人、弓射る事を習ふに』

略歴  陸奥宗光(むつ むねみつ) 弘化元年(1844)~明治30年(1897)
   明治時代の政治家・外交官。伯爵。和歌山の生まれ。幼名は牛麿。伊達陽之助、陸奥小次郎などと称
   した。父は和歌山藩士伊達藤二郎宗広。幕末期に脱藩して坂本竜馬の知遇を得て海援隊に加わる。維
   新後、外務大丞・大蔵省租税頭・元老院議官などを歴任したが、西南戦争時に西郷軍に通謀した疑い
   で禁獄5年の刑を受ける。特赦後は欧米に渡り、駐米公使としてメキシコとの対等条約の締結に成功
   する。第2次伊藤内閣時の外相では治外法権の撤廃を内容とする条約改正を実現したほか、日清戦争
   の講和条約、三国干渉などの処理や議会対策に大きな成果を残した。著書には『蹇蹇録』がある。

価格 350,000円

詳細 紙本絹三段表装。箱書は宗光の従兄弟にあたる政治家岡崎邦輔(号は晩香)である。
   総丈 タテ214.5㎝ ヨコ40㎝
   本紙 タテ135㎝ ヨコ29㎝
   桐合箱

状態 良好。

2023年08月25日

No.Aー127篠崎小竹



作家名 篠崎小竹

作品名 漢詩七絶三行
    「飛鶴青松算壽齢 芝蘭玉樹秀階庭 終年楽善全天爵 即是人間南極星 小竹七十老人□□」

略歴  篠崎小竹(しのざき しょうちく) 天明元年(1781)~嘉永4年(1851)
   江戸後期の儒者・書家。豊後(大分)の生まれ。名は弼。字は承弼。号は小竹、畏堂、南豊。幼時
   から篠崎三島に従学し、偉才を認められてその養子となる。江戸に出て尾藤二州、古賀精里に学ぶ。
   帰坂後、父三島に代って子弟に教授した。その学は徂徠学から朱子学に転じたが、また詩文および
   書を善くした。仕官を好まなかったが三島以来の縁故で淡路領主稲田氏の賓師となった。
   著書には『四書松陽講義五巻』『名教館記一巻』『唐詩遺四巻』『小竹詩集』など多数ある。

価格 160,000円

詳細 絖本絹装丸表具 軸先堆朱、最晩年の見応えのある絖本の大作です。
   総丈 タテ214㎝ ヨコ61.5㎝
   本紙 タテ150㎝ ヨコ49㎝
   桐合箱

状態 良好。

2023年08月16日

No.Aー126厭求



作家名 厭求

作品名 警覚偈一行書 「生死事大無常迅速」

略歴  厭求(えんぐ) 寛永10年(1633)~正徳5年(1715)
   江戸前・中期の浄土宗の僧。京都の生まれ。諱は貞憶、厭求。号は真蓮社広誉心阿。
   正保2年(1645)京都専念寺の信誉のもとで出家、江戸霊巌寺の珂山から宗戒両脈を相伝した。明暦
   3年(1657)明暦の大火を契機に世間の無常を感じ、庶民教化の行脚に旅立つ。近畿地方はもとより
   、広島・仙台などでも布教し、寺院に定住せず念仏往生を願った。のち摂津有馬(兵庫)の極楽寺に
   住した。著書には『念仏安心1冊』『徒然要草7巻』『厭求和尚法語』がある。

価格 600,000円

詳細 紙本絹装上表具、著名に「八十老翁厭求書」とあるところから、世寿八十一歳最晩年の書である。
   総丈 タテ172.5㎝ ヨコ33㎝
   本紙 タテ101㎝ ヨコ22㎝

状態 オレアリ。

2023年08月08日

No.Aー125京極高琢



作家名 京極高琢

作品名 書幅 「萬里鶴冲天」

略歴  京極高琢(きょうごく たかてる) 文化8年(1811)~慶応3年(1867)
   江戸後期の大名。讃岐多度津藩京極家第五代当主。丸亀(香川)の生まれ。幼名は辰之丞、のち内膳
   とも称す。父は多度津藩京極家第四代当主京極高賢。官位は従五位下、壱岐守。天保5年(1834)に
   多度津湛甫(築港)の大工事を実施した。約5年の歳月と巨費を投じ、天保9年(1838)に完成。瀬戸
   内海屈指の良港であった。戒名雲関院殿前壱州刺史透翁道信大居士。

価格 売却済み

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ107.5㎝ ヨコ62.5㎝
   本紙 タテ38.5㎝ ヨコ56㎝

状態 イタミ、虫穴、シミアリ。

2023年08月01日

No.Aー124松野梅山、智道賛



作家名 松野梅山、智道賛

作品名 『楊柳白衣観音菩薩図』
    智道賛 「捨普陀落莊厳咄 彌天柳靡大悲風

略歴  松野梅山(まつの ばいざん) 天明3年(1783)~安政4年(1857)
   江戸後期の画僧。尾張(愛知)の生まれ。名は栄興。法名は純恵。別号に雪香斎、無我道人。岩井正
   斎に絵を学ぶ。尾張の常満寺、美濃の浄導寺に住み、法眼となる。仏画、花鳥獣画を得意とした。

    智道(智幢 ちどう) ?~元治元年(1864)
   江戸後期の真宗大谷派の学僧。美濃須脇(岐阜)の生まれ。諱は智道、智幢、知道。号は松庵、拙庵
   。美濃覚明寺二十世善海の子。東本願寺の高倉学寮で学ぶ。天保3年(1832)、4年(1833)夏安居副
   講で寮司として「法苑義林章唯識章」「解深密経」を講じ、擬講となる。弘化4年(1847)夏安居内
   講で「成唯識論」を嘉永3年(1850)安居秋講で「尊号真像銘文」を講じ、安政6年(1859)嗣講に進
   む。著書には『解深密経聞書3巻』『行信義林』『入出二門偈随聞誌3巻』などがある。

価格 550,000円

詳細 紙本絹三段表装
   総丈 タテ182.5㎝ ヨコ41.5㎝
   本紙 タテ99㎝ ヨコ28㎝
   桐合箱

状態 少シミ、オレアリ。

2023年07月19日

No.Aー123池坊専威



作家名 池坊専威

作品名 和歌「天をの 正しきふりを みやびかに すがたにうつす さし花の道」

略歴  池坊専威(いけのぼう せんい) 明治33年(1900)~昭和19年(1944)
   華道家元池坊第四十四世。京都頂法寺(六角堂)の僧。伯爵油小路隆元の子。本名は油小路隆久。

価格 120,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ214㎝ ヨコ51.5㎝
   本紙 タテ143㎝ ヨコ38.5㎝

状態 少シミ、少オレアリ。

2023年07月14日

No.Aー122秦テルヲ



作家名 秦テルヲ

作品名 『楊柳白衣観音菩薩図』

略歴  秦テルヲ(はだ てるを) 明治20年(1887)~昭和20年(1945)
   明治~昭和時代の日本画家。広島の生まれ。本名は輝男。明治末期の京都における新美術運動「黒猫
   会」「仮面会」に津田青楓、土田麦僊、小野竹喬らと関与。酒と女に溺れながらも「血の池」「吉原
   の女」「淵に佇めば」などの名作を描く。のち結婚して生活も落ち着き、大正10年(1921)からは京
   都南部の山奥の村で仏画研究に携わり、多くの仏画を描いた。

価格 400,000円

詳細 紙本絹三段表装、白チョークで描かれている。
   総丈 タテ155㎝ ヨコ29.5㎝
   本紙 タテ68.5㎝ ヨコ18.5㎝
   桐合箱

状態 良好

2023年07月07日

No.Aー121山崎弁栄



作家名 山崎弁栄

作品名 『持蓮観音菩薩・虚空蔵菩薩・毘沙門天図』

略歴  山崎弁栄(やまざき べんねい) 安政6年(1859)~大正9年(1920)
   明治・大正時代の仏教思想家。浄土宗の僧。下総沼南(千葉)の生まれ。諱は弁栄。幼名は啓之介。
   号は仏陀禅那、無所得子、不可知童子。明治12年(1879)出家し、千葉東漸寺の大谷大康に師事。
   同14年(1881)東京に遊学。翌年筑波山中で念仏三昧して奇瑞を得たという。明治27年(1894)イ
   ンド仏跡を巡拝、帰国後は全国各地で如来光明主義を主張して光明会を創設し、口称三昧による弥陀
   合一を説いた。著書には『宗祖の皮髄』『道詠集』『無辺光』『無量光寿』など多数ある。

価格 700,000円

詳細 紙本緞子上表具
   総丈 タテ201㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ130㎝ ヨコ30.5㎝

状態 線香によるヤケ跡、虫穴アリ。

2023年07月03日

No.Aー120井上円了



作家名 井上円了

作品名 『幽霊図画賛』
    賛「幽霊本即物 畢竟是空華 顧撿其真躰 請看枯尾花」

略歴  井上円了(いのうえ えんりょう) 安政5年(1858)~大正8年(1919)
   明治・大正時代の仏教哲学者。真宗大谷派の僧。越後浦(新潟)の生まれ。父は越後慈光寺の円悟。
   諱は襲常、円了。幼名は岸丸。号は甫水。明治20年(1887)哲学館(東洋大学)を、翌年哲学書院
   設立。国粋主義に基づく仏教擁護、キリスト教批判を展開。同29年(1896)「仏教哲学系統論」で文
   学博士となる。民間の迷信打破のため妖怪研究を行い、日本・中国の各地を遊説して仏教伝道に努め
   た。著書には『仏教活論3巻』『真理金針3巻』『妖怪学講義8巻』『宗教哲学』『忠孝活論』など多
   数ある。

価格 売却済み

詳細 関防印に「大正七午年」とあるところから、円了60才。満州・大連への遊説前最晩年の作品と言えま
   す。
   紙本紙装丸表具
   総丈 タテ196㎝ ヨコ43㎝
   本紙 タテ134㎝ ヨコ33㎝

状態 少オレアリ。

2023年06月27日

No.Aー119望月信亨



作家名 望月信亨

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  望月信亨(もちづき しんこう) 明治2年(1869)~昭和23年(1948)
   明治~昭和時代の仏教学者。浄土宗の僧。知恩院第八十二世。福井の生まれ。幼名は勝治郎。字は
   望無雲、桜雨、壺腸。号は晃蓮社昱誉明阿。12歳で出家、明治26年(1893)神戸藤之寺の望月有成の
   養子となる。同32年(1899)浄土宗高等学院教授。明治44年(1911)浄土宗執網、藤之寺住職。大
   正3年(1914)宗教大学学長兼教授。昭和元年(1926)大正大学教授、同5年(1930)学長に就任(
   ~32)。同17年(1942)仏教文化研究所所長。同20年(1945)浄土宗管長、同22年(1947)学士院
   会員。『大日本仏教全書』『仏教大辞典』を編纂刊行した。著書には『法然上人全集(編)』『仏教
   大年表』『大日本仏教全書150巻(編)』『仏教大辞典7巻(編)』などがある。

価格 150,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ181.5㎝ ヨコ43.5㎝
   本紙 タテ134㎝ ヨコ31.5㎝

状態 少オレアリ。

2023年06月22日

No.Aー118五代友厚



作家名 五代友厚

作品名 『墨竹画賛図』 賛「雨後中呼風」

略歴  五代友厚(ごだい ともあつ) 天保6年(1835)~明治18年(1885)
   幕末~明治期の薩摩藩士・政商。薩摩(鹿児島)の生まれ。諱は友厚。幼名は徳助。通称は才助。雅
   号は松陰。父は薩摩藩士五代秀堯。贈正五位、勲四等。明治維新後、外交官から実業界に転じ、政商
   として活躍。大阪株式取引所・大阪商工会議所の創設、製鋼・貿易・銀行・鉄道会社の設立に尽力。
   大坂経財界の重鎮の一人。

価格 250,000円

詳細 絖本絹装丸表具 明治5年37才、南都での作品。
   総丈 タテ203㎝ ヨコ51㎝
   本紙 タテ117.5㎝ ヨコ38.5㎝
   桐合箱

状態 少オレアリ。

2023年06月19日

No.Aー117真智



作家名 真智

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  真智(しんち) 永正元年(1504)~天正13年(1585)
   戦国・安土桃山時代の真宗高田派の僧。諱は真智。号は常盤井宮。諡は喜雲院宮。常盤井宮恒直親王
   の3男。永正8年(1511)伊勢専修寺の真慧の要請により入寺、翌年真慧が没すると、越前・三河の門
   徒の支援を受けて、応真と住持職を争った。大永2年(1522)師弟関係を結ぶことで和睦し、応真が
   専修寺を継職したが、真智は越前熊坂に新たに寺を建立して専修寺と称した。

価格 3,500,000円

詳細 紙本絹三段表装
   総丈 タテ152.5㎝ ヨコ44㎝
   本紙 タテ78㎝ ヨコ23㎝

状態 当初の表具の状態のままです。巻留少虫穴アリ。
   一般的に考えられている没年は天正十三年とされているが、ここには天正十四年とあるところから、
   今後生没年には再考を要する作品と言えます。

2023年06月16日

No.Aー116定玄



作家名 定玄

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  定玄(じょうげん) 延享元年(1744)~文政2年(1819)
   浄土宗の僧。山城(京都)の生まれ。号は深蓮社重誉称阿。字は曇華。天明4年(1784)飯沼弘経寺
   の学寮に入り妙瑞のもとで得度を受け、宗乗を学び、宗戒両脈を相承。初め知恩院に寄寓したが縁あ
   って勝円寺に住した。のちに八幡正法寺に転住した。晩年は正法寺山内松林院に隠居、次いで随往院
   に移った。

価格 350,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ167㎝ ヨコ37㎝
   本紙 タテ128㎝ ヨコ26㎝

状態 虫ナメアリ。

2023年05月29日

No.Aー115千丈実巌



作家名 千丈実巌

作品名 四佛名号

略歴  千丈実巌(せんじょう じつがん) 享保7年(1722)~享和2年(1802)
   江戸中・後期の曹洞宗の僧。近江(滋賀)の生まれ。諱は実巌。道号は千丈。11歳で得度し、内典・
   外典に精通する。明和3年(1766)信濃大沢寺に入り、安永8年(1779)同国松代の長国寺17世の住
   職となる。寛政4年(1792)近江に無名庵を創建し、また華厳寺を開創した。享和元年(1801)海蔵
   院に隠居。詩・文に優れ著述も多い。著書には『杓木編』『千丈実巌和尚語録3巻』『幽谷余韻30巻
   』など多数ある。

価格 150,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ119㎝ ヨコ36.5㎝
   本紙 タテ44㎝ ヨコ28.5㎝

状態 巻留めイタミアリ。

2023年05月22日

No.Aー114大西良慶



作家名 大西良慶

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  大西良慶(おおにし りょうけい) 明治8年(1875)~昭和58(1983)
   明治~昭和期の北法相宗の僧。奈良の生まれ。幼名は広治。通称は清水さん。号は無隠。多武峰談山
   神社神職の次男として生まれる。明治22年(1889)九条家の嘱望で興福寺再興のために入寺し、千早
   定朝に従って出家。翌年法隆寺の佐伯定胤に唯識を学ぶ。同32年(1899)興福寺231世、同37年(
   1904)法相宗管長、大正3年(1914)清水寺住職となり、興福寺を兼務。昭和40年(1965)清水寺を
   本山とする北法相宗を設立し、初代管長に就任。諸宗に造詣が深く、仏教界の要職を歴任し、中国仏
   教界との交渉をはじめ、社会教化事業・平和運動にも尽力。同50年(1975)仏教伝道功労賞、翌年朝
   日社会福祉賞などを受賞。大正4年(1915)から48年間孟蘭盆法話を続け、良慶節といわれる説法で
   親しまれた。著書には『観音経のこころ』『信仰と人生』『大西良慶選集6巻』などがある。

価格 500,000円

詳細 この作品は、箱書の自題に「六字寶號」とある様に、若き日従軍僧として日露戦争での203高地の
   様相をこの目で見てこられた大僧正の最晩年101才の御名号である。
   紙本緞子三段上表具
   総丈 タテ205㎝ ヨコ49.5㎝
   本紙 タテ129.5㎝ ヨコ33.5㎝
   桐共箱

状態 シミアリ。

2023年05月08日

No.Aー113楽山



作家名 楽山

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  楽山(ぎょうざん) 文化8年(1811)~弘化3年(1846)
   江戸後期の融通念仏の行者。和泉堺(大坂)の生まれ。諱は晃山、楽山。通称は蓮華場。
   字は俊照、照河。号は観地院。7歳で浄谷寺の章山について得度、俊照晃山と称した。章山没後、
   大和稗田の常楽寺の詮海に師事し楽山と改名。天保元年(1830)河内八尾の清慶寺に入住する。
   同11年(1840)より日課念仏を勧進し、その数は6万人に達したという。弘化元年(1844)「融
   通念仏縁起」を開板した。著書には『融通述懐抄1巻』がある。

価格 120,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ184㎝ ヨコ37㎝
   本紙 タテ121.5㎝ ヨコ28.5㎝
   杉合箱

状態 少虫損

2023年04月19日

No.Aー112霊応



作家名 霊応(増上寺四十九世)

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  霊応(れいおう) ?~安永6年(1777)
   江戸中期の浄土宗の僧。近江君ヶ畑村(滋賀)の生まれ。諱は霊応。号は安蓮社豊誉民阿蒙光触。
   近江の金竜寺で出家し、のち江戸小石川伝通院の照誉如空に師事。享保7年(1722)五重を相伝、同
   10年(1725)宗脈を得た。寛保元年(1741)了般に布薩戒を受け、増上寺学頭となる。武蔵(埼玉)
   の浄国寺25世、常陸の常福寺46世、伝通院36世を歴任し、安永2年(1773)増上寺49世に就任し大僧
   正となる。当時一向宗徒が「浄土真宗」の号を用いたので、これの停止を幕府に訴え、以後両宗の宗
   名論争が活発になった。天保5年(1834)丹波成松の西念寺向誉の箱裏書きがある。

価格 お問い合わせください。

詳細 紙本緞子上表具
   総丈 タテ209㎝ ヨコ43.5㎝
   本紙 タテ125㎝ ヨコ29㎝
   桐元箱

状態 良好

2023年04月13日

No.Aー111梅原真隆



作家名 梅原真隆

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  梅原真隆(うめはら しんりゅう) 明治18年(1885)~昭和41(1966)
   明治・昭和期の浄土真宗本願寺派の学僧。富山の生まれ。諡は顕真院。富山専長寺の住職。仏教大学
   (竜谷大学)教授・学監を兼任。昭和4年(1929)竜谷大学を辞職して仏教文化研究のために顕真学苑
   を設立、『顕真学報』や雑誌『親鸞研究』『道』を主催した。同12年(1937)勧学、のち本願寺派執
   行・勧学寮頭・伝道院顧問を歴任。この間友松円諦と指方立相論・極楽浄土不認論について論争し
   た。参議員当選1回。同26年(1951)富山大学学長に就任。著書に『御伝鈔の研究』『梅原真隆
   選集32巻など。

価格  250,000円

詳細 紙本絹三段表装
    総丈 タテ193㎝ ヨコ49.7㎝
   本紙 タテ130.5㎝ ヨコ34㎝
   桐合箱

状態 良好

2023年03月06日

No.Aー110祐天上人



作家名 祐天上人

作品名 細字名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  祐天(ゆうてん) 寛永14年(1637)~享保3年(1718)
   江戸前・中期の浄土宗の僧。陸奥磐城(福島)の生まれ。諱は祐天。字は愚心。号は明蓮社顕誉。
   江戸増上寺の檀通のもとで修行し、諸国を巡化して念仏布教に務めた。元禄12年(1699)下総(千
   葉)大巌寺に入る。同国飯沼(茨城)弘経寺を経て、宝永元年(1704)江戸伝通院の住持、正徳元年
  (1711)増上寺36世に就任した。将軍徳川綱吉やその母桂昌院の帰依が厚く活き仏として尊崇され、庶
   民の中にも多くの信者を得たという。

価格  お問い合わせください。

詳細 縦に85行、横に41段、合計三千四百八十五行の細字名号が書かれ、最後に「祐天」の署名と花押が
   入れられている。
   紙本絹表具三段装
   総丈 タテ163㎝ ヨコ38.5㎝
   本紙 タテ88㎝ ヨコ26.5㎝
   桐合箱

状態 本紙に数個所虫食いの跡がある状態のまま台張りされ、中縁に藍地牡丹文金襴の丸表具が施されてい
   る。大切に取り扱われていたことが伺われる。

2023年02月28日

No.Aー109大石隆子



作家名 大石隆子

作品名 短歌
    「日をあみて しみじみ母と かたりしに 春のおもひで なつかしきかな」

略歴  大石隆子(おおいし たかこ) 明治34年(1901)~平成13年(2001)
   書家。東京の生まれ。尾上柴舟、丹羽海鶴に師事。日展特選・朝倉賞、文部大臣賞、日本芸術院賞
   受賞。勲四等宝冠章受章。日展参事・読売展名誉会員・日本かな書道会参与・全日本書津連盟名誉
   顧問・栴檀社主宰。

価格 85,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   料色小色紙
    左 薄黄土色銀泥唐草牡丹文様 右 薄萌葱色金泥雁に流水文様
   総丈 タテ117㎝ ヨコ50㎝
   本紙 タテ14.5㎝ ヨコ26.5㎝
   桐自題共箱

状態 僅かにシミがありますが、気にかからない程度です。

2023年02月10日

No.Aー108稲岡覚順



作家名 稲岡覚順(黒谷光明寺第七十二代法主)

作品名 一行書 「暢発和雅音」
    佛説無量寿経巻下 康僧鎧訳

略歴  稲岡覚順(いなおか かくじゅん) 明治38年(1905)~平成7年(1995)
   昭和期の浄土宗の僧。山梨の生まれ。号は成蓮社等誉正阿不無為。昭和2年(1927)埼玉県川口市
   川口西福寺に董住。同21年(1946)浄土宗宗議会議員となり、議長を経て小林大巌内局のあとをうけ
   宗務総長(二期)に就任したが、その間浄土宗合同以降の宗門改革に尽瘁。地方教化センターの設置
   をはじめ、日中友好浄土宗協会の設立、沖縄に袋中園を設置、また黒谷寮・浄土学寮、明照会館の設
   置など宗門行政のうえに多くの業績をのこすとともに、黒谷浄土宗との合同にも力を用いた。
   昭和54年(1979)大本山黒谷金戒光明寺法主に推戴され、第72世の法燈をついだが、平成6年1994
   )退任。

価格 20,000円

詳細 表具絹本三段装
   総丈 タテ195㎝ ヨコ36.5㎝
   本紙 タテ128㎝ ヨコ33.5㎝
   桐合箱

状態 良好

2023年01月30日

No.Aー107高楠順次郎



作家名 高楠順次郎

作品名 漢詩二行
    「無筆而画者形影也 無脚而馳者感應也 八葉峰中雪頂 花押」
     佐藤一斎『言志四録㈣ 言志耋録』(第121条感応の理七則その六)

略歴  高楠順次郎(たかくす じゅんじろう) 慶応2年(1866)~昭和20年(1945)
   大正・昭和期の仏教学者。広島の生まれ。幼名は梅太郎。号は篝村・雪頂。諡は宏学院釈順成。学生
   時代は小林洵を名乗る。神戸の高楠家の養嗣子となる。ヨーロッパ留学中にオックスフォード大学の
   マックス・ミュラーに師事、インド学、梵語学を学んだ。『大正新脩大蔵経』『国訳南伝大蔵経』の
   出版や、『大日本仏教全書』の監修などに活躍、また仏教主義教育に傾注し武蔵野女子学院を設立、
   東洋大学学長を務めた。昭和19年(1944)文化勲章受賞。

価格  150,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ201㎝ ヨコ45.5㎝
   本紙 タテ137.5㎝ ヨコ33.5㎝
   桐合箱

状態 美品

2023年01月20日

No.Aー106谷三山



作家名 谷三山

作品名 一行書 「脩徳者預細門」

略歴  谷三山(たに さんざん) 享和2年(1802)~慶応3年(1867)
   江戸後期の儒者。奈良の生まれ。諱は操。通称は新助、後に昌平と改む。別号に淡庵・繹斎等。
   幼児目及び耳を疾み、聴力を失ったが読書勉学倦むことなく学識地方に著しく聞こえ、家塾(興譲
   )を開いて弟子を薫育し皇道、五常、忠孝を奨励した。後高取藩主の聘に応じて出仕、藩治のために
   扶翼するところが多かった。晩年ついに明を失するに至ったが意気毫も衰えず、文久3年(1863)在
   京の諸侯の尊王攘夷の急務を献策した。また山陵の荒廃を歎じて修補に尽力した。大正6年(1917)
   正五位を贈られる。

価格  250,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ191.5㎝ ヨコ35.5㎝
   本紙 タテ132㎝ ヨコ28㎝
   桐合箱

状態 少ヨゴレ

2023年01月13日

No.Aー105西井敬岳



作家名 西井敬岳

作品名 『うさぎ図』

略歴  西井敬岳(にしい けいがく) 明治13年(1880)~昭和12年(1937)
   明治・昭和期の日本画家。福井武生町の生まれ。本名は敬次郎。福井松平家の御用絵師西井敬美の
   次男。近代京都画壇を代表する画家山元春挙に画を学び、文展入選作品を多数残している。京都美
   術協会員。山水画を得意とする。

価格  55,000円

詳細 絹本絹装丸表具
   総丈 タテ119㎝ ヨコ47.5㎝
   本紙 タテ33㎝ ヨコ35㎝

状態  僅かにシミがあります。

2023年01月06日

No.Aー104森川杜園



作家名 森川杜園

作品名 『尉と姥図』

略歴  森川杜園(もりかわ とえん) 文政3年(1820)~明治27年(1894)
   幕末・明治期の木彫家。奈良井上町の生まれ。幼名は友吉。字は扶疏。杜園と号す。13歳で内藤其淵
   に画を学ぶ。天保7年(1836)奈良を訪れた柴田是真に勧められ奈良人形をはじめる。
   安政3年1856)春日若宮大宿所前絵師職、ついで春日有識奈良人形師の名を許される。正倉院御物
   の模造にも従事。内国勧業博やシカゴ万博に出品し活躍。伴林光平に和歌を学び、大蔵流狂言の名手
   でもあった。

価格  650,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ187㎝ ヨコ27.5㎝
   本紙 タテ94.5㎝ ヨコ24.5㎝

状態 少虫穴

2022年12月05日

No.Aー103山本空外



作家名 山本空外

作品名 一行書 「夢」

略歴  山本空外(やまもと くうがい) 明治35年(1902)~平成13年(2001)
   哲学者・浄土宗の僧。広島の生まれ。旧名は幹夫。文部省在外研究員として欧米に留学。
   光明修養会上首就任、のち空外記念館を設立し同理事長となる。広島・愛媛大学教授。法蓮寺住職

価格  200,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ200㎝ ヨコ36㎝
   本紙 タテ134㎝ ヨコ33㎝
   桐共箱

状態 良好

2022年11月10日

No.Aー102松平慶憲



作家名 松平慶憲

作品名 一行書「法古無色」

略歴  松平慶憲(まつだいら よしのり)文政9年(1826)~明治30年(1897)
   江戸後期の大名。播磨明石藩松平(越前)家第9代当主。初名は直憲。幼名は濤次郎。別号に鶴雲。
   父は第7代当主松平斉韶。嘉永6年(1853)アメリカ使節ペリーの来航に際し、大蔵谷八幡浜、出崎
   浜、舞子浦に砲台を築き、洋式砲術も取り入れる。また、明石藩より兵二百名が品川を警固。
   安政元年(1854)ペリー再来時には八千人が動員され神奈川を警備した。第二次長州征討や鳥羽・
   伏見の戦いにも参陣しており、官位は従四位上侍従、兵部大輔、左近衛権中将。

価格 1,000,000円

詳細 紙本金襴緞子絹装丸表具。軸先丸に三葉葵紋(金泥)。
   総丈 タテ189㎝ ヨコ38.5㎝
   本紙 タテ128㎝ ヨコ28.5㎝

状態 少オレ

2022年10月06日

No.Aー101勧修百万遍十界一心願生西方作福念佛図説 当曼中台三尊略相



作家名  香誉祐海

作品名 『勧修百万遍十界一心願生西方作福念佛図説』

略歴  祐海(ゆうかい) 天和2年(1682)~宝暦10年(1760)
   浄土宗の僧。奥州岩城(福島)の生まれ。号は拈蓮社香誉信阿。字は祐海。24歳で布薩戒を授かり、
   増上寺で修学を重ねた。伯父にあたる増上寺第三十六世顕誉祐天の遺跡を残したいとの思いから、
   住職になった善久院に祐天寺の寺号を許可され、祐天を開山として自らは二世となり、阿弥陀堂建立
   をはじめ境内整備に尽力した。
   裕海が制作したとされる。「作福念佛図説」は画上部に「當曼中臺三尊略相」として当麻曼荼羅が
   画かている。阿弥陀三尊の仏前に上品上生が画かれている。中部には「寶池九品生略」が画かれて
   おり、蓮池の中央から右に上品中生、中三品、中央から左に上品下生、下三品と画かれている。
   蓮池の中央には蓮の花の上に「心」の文字が画かれており、その茎が下部の「円頓観心十界図」に
   続いている。蓮の茎を追っていくと増上寺第三十六世顕誉祐天の名号「南無阿弥陀仏」(模写した
   の)に繋がっており、「願往生」とさらに下に円形の二河白道図に繋がっている。円形の上部は
   白道、下部は此土が画かれている。円形の中央に「一心」の文字があり、白道から此土(現世)さら
   に十界へと各線で繋がっている。下部周囲の「十界図」は右上から順に佛界・縁覚界・天界・修羅界
   ・餓鬼界・地獄界・畜生界・人間界・聲聞界・菩薩界が画かれている。

価格  600,000円

詳細 木版筆彩著色、仏菩薩金箔貼付。紙本紙装丸表具、軸先銅に鍍金。祐天寺蔵版印施とアリ。
   総丈 タテ132㎝ ヨコ36.5㎝
   本紙 タテ62㎝ ヨコ25.5㎝

状態 表具上部少虫穴

2022年10月06日

No.Aー100上田照遍



作家名 上田照遍

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  上田照遍(うえだ しょうへん) 文政11年(1828)~明治40年(1907)
   真言宗の学僧。徳島の生まれ。諱は照遍。字は竜眼。号は無庵。天保12年(1841)阿波千光寺の仁恵
   に師事し、同14年(1843)正興庵の百光に両部大法を受ける。その後諸師を歴訪し顕密二教を学び、
   安政3年(1856)河内の延命寺に入り、宝肝に受法し新安祥寺流の正嫡となる。明治初め廃仏毀釈に
   際しその非を説いて護法に努めた。明治11年(1878)高野山大学林教師、同33年(1900)大僧正。
   同36年(1903)祖風宣揚会会長。著書には『五部秘経伝授要路五巻』『安流聖教目録三巻』『真言宗
   意安心弁二巻』『浄土門秘要』など多数ある。

価格  250,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ192㎝ ヨコ40㎝
   本紙 タテ110㎝ ヨコ26㎝

状態 表具巻留に少虫穴

2022年09月16日

No.Aー99霊巌



作家名 霊巌

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  霊巌(れいがん) 天文23年(1554)~寛永18年(1641)
   戦国~江戸前期の浄土宗の僧。静岡の生まれ。知恩院三十二世。諱は肇叡・霊巌。字は松風。号は
   檀蓮社雄誉。沼津氏勝の三男。駿河浄運寺の増誉のもとで出家。下総大巌寺の貞把・雲潮のもとで
   修学し宗戒両脈を受け、天正15年(1587)同寺三世を継ぐ。諸国を巡化して多くの寺院を建立し、寛
   永元年(1624)江戸深川に霊巌寺を開いて学徒を教導した。同6年(1629)知恩院三十二世に就任。
   後水尾上皇に進講し徳川家の帰依も厚く、知恩院の火災の際将軍家光の後援を得て伽藍を復興。寛永
   17年(1640)浄土三部経や『選択集』などを開板し布教に専心した。
   著書には『精義集(松風抄)六巻』『伝法指南一巻』がある。

価格  80,000円

詳細 紙本紙装丸表具表に「晴雲院慶授之」と読める為書きアリ。
   総丈 タテ83.5㎝ ヨコ24㎝
   本紙 タテ41㎝ ヨコ16㎝

状態  ヤケ・少剥落アリ。古い段階での補修跡アリ。

2022年09月16日

No.Aー98山本達雄



作家名 山本達雄

作品名 漢詩五絶
    「一聲長在身 萬恨重經心 潤古清風起 至終涼月沈 達□□」

略歴  山本達雄(やまもと たつお) 安政3年(1856)~昭和22年(1947)
   銀行家・政治家。大分の生まれ。号は竹溪。慶應義塾、三菱商業を卒業後、三菱会社に入り明治18年
  (1885)川田小一郎の世話で日本郵船会社に移ってから同23年(1890)日本銀行に入った。第5代日本
   銀行総裁を務めた後、大蔵大臣、農商務大臣、内務大臣を歴任。明治36年(1905)には貴族院議員に
   勅選され男爵に叙された。昭和2年(1927)には立憲民政党の最高顧問となった。

価格  80,000円

詳細 本紙絖本、竹葉模様絹丸表具
   総丈 タテ212㎝ ヨコ41㎝
   本紙 タテ142.5㎝ ヨコ28㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年09月03日

No.Aー97柴野碧海



作家名 柴野碧海

作品名 漢詩二行
    「江流萬古情不盡 白鳥雙飛意自閑 碧海□」

略歴  柴野碧海(しばの へきかい) 安永2年(1773)~天保6年(1835)
   江戸末期の徳島藩の儒学者。香川の生まれ。号は碧海。名は允升(さねのり)。字は応登・吉甫。
   通称は平次郎。柴野栗山の弟貞穀の長男。京都で栗山に学び、その養子となった。天明8年(1788)
   栗山が江戸幕府に登用されると、その跡を継いで徳島藩に仕えた。享和元年(1801)国許に移り、
   以後藩の学問所で教授しつつ藩主一族の侍講を務め、しばしば江戸藩邸にも勤務している。
   詩文に秀でて『枕上集』十巻が現存する。

価格  150,000円

詳細 紙本紙装丸表具巻留めに「㞥潱園書屋所蔵」の所蔵票、「近藤氏所蔵」の墨書きアリ。
   総丈 タテ185㎝ ヨコ47㎝
   本紙 タテ132㎝ ヨコ44.5㎝
   桐合箱

状態 オレアリ。

2022年09月03日

No.Aー96藤本浄本



作家名 藤本浄本

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  藤本浄本(ふじもと じょうほん) 明治12年(1879)~昭和46年(1971)
   浄土宗の僧。山口の生まれ。号は信蓮社寂誉仰阿。字は専念。明治21年(1888)山口県下田神宮寺
   神山得定のもとで得度し、幼名市右衛門を浄本と改めた。同40年(1907)神宮寺に晋董。大正3年
  (1914)屋代西蓮寺に転董、同8年(1919)山崎弁栄を招き初老(42歳)記念法会を開いたのが縁で
   光明主義に傾倒し、昭和29年(1954)には全国光明連合本部より上首に推任された。総本山知恩院
   伝宗伝戒道場勧誡師を勤め、同39年(1964)浄土両宗の合併にともない、改めて正僧正・正司教・
   勧学に叙せられた。著書に『阿弥陀仏の信仰』『一枚起請文講話』などがある。

価格  250,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ194㎝ ヨコ43.5㎝
   本紙 タテ128㎝ ヨコ32.5㎝
   紙元箱

状態 美品

2022年09月03日

No.Aー95涅槃図



作家名 出所・作家不明

作品名 木版筆彩色 『涅槃図』

略歴  涅槃図 
   仏教の始祖、釈迦が中インド拘尸那掲羅(くしながら)郊外の跋提河ほとり、沙羅双樹の樹の下の
   宝床上で、八十年の偉大な生涯を終え、周囲に集まる多くの弟子や菩薩・鬼神・動物などの深い悲
   しみの中で入滅、涅槃に入らんとする情景を描くもので、図中に、涅槃の釈迦を中心に四双八本の
   沙羅樹のもと、多数の会衆、動物、さらに画面向かって右上部に、忉利天より急ぎ飛来する仏母摩
   耶夫人、仏涅槃を報らせ先導する阿那律、さらに沙羅樹の枝に鉢多羅の包みを描いている。

価格  80,000円

詳細 金襴緞子上表具三段装金具付
   総丈 タテ63㎝ ヨコ34㎝
   本紙 タテ24㎝ ヨコ27㎝

状態  良好

2022年08月30日

No.Aー94佛足石正図



作家名 大行寺蔵版

作品名 木版画 『佛足石正圖』

略歴  信暁(しんぎょう) 安永3年(1774)~安政5年(1858)
   江戸後期の真宗仏光寺派の学僧。美濃不破の生まれ。諱は信暁。号は実解・曇蔵・歓喜庵・円満寺
   など。諡は仏心院。美濃の大谷派長源寺に生まれ、同派の僧として得度。京都に遊学中、西本願寺
   十九世本如の知遇を得、円満寺の号を許される。文政2年(1819)仏光寺二十三世随応に迎えられ、
   山内に明顕寺を再興して入寺。さらに二条秋築町に大行寺を開創、40年学頭に任ぜられる。随応・
   随念・真達の三門主の師範を務め、仏光寺派を代表する学僧とされていた。著書には『三帖和讃歓
   喜鈔18巻』『教行信証講釈15巻』『山海里36巻』など多数ある。
    大行寺蔵版 信暁の洛陽長谷山大行寺什物仏足石寄附奉加記より

価格 120,000円

詳細 絹装に改装
   総丈 タテ185㎝ ヨコ70㎝
   本紙 タテ108.5㎝ ヨコ54㎝

状態  良好(少一部本紙欠)

2022年08月30日

No.Aー93斎藤拙堂



作家名 斎藤拙堂

作品名 漢詩五絶二行
    「西園曽入画 坡谷共徘佪 隆尉長松勢 清風灑頂来 凌雲花 拙堂□□」

略歴  斎藤拙堂(さいとう せつどう) 寛政9年(1797)~慶応元年(1865)
   江戸後期の漢学者。江戸柳原の津藩邸に生まれる。伊勢の津の藩士。名は正謙。字は有終。通称は
   徳蔵。号は拙堂・鉄研学人・拙翁。昌平黌に入り、古賀精里に学び、最も力を古文に用いた。
   藤堂高兌の藩校有造館を創設するにあたり、抜擢され学職につき、津に移った。高兌の没後高猷の
   侍読となり、天保12年(1841)郡宰に任ぜられ、弘化元年(1844)督学となる。諡を文靖先生と
   いう。その学は朱子学を奉じたが、諸説を博綜して折衷し、史伝に通じた。
   著書には『拙堂文話八巻』『月瀬記勝二巻』『孟子補説十四巻』のほか多数ある。

価格  30,000円

詳細 絹本絹装丸表具
   総丈 タテ197.5㎝ ヨコ39.5㎝
   本紙 タテ127.5㎝ ヨコ27.5㎝

状態 少シミ

2022年08月18日

No.Aー92毘沙門天像



作家名  出所・作家不明

作品名 多色摺木版画 『毘沙門天像』「福徳自在」

略歴  毘沙門天
   仏教における天部の仏神で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神であり、
   多聞天または北方天とも呼ばれる。また四天王としてだけでなく、中央アジア、中国など日本以外の
   広い地域でも、独尊として信仰の対象となっており、様々な呼び方がある。日本においては、「五穀
   豊穣、商売繁盛、家内安全、長命長寿、立身出世」といった、現世利益を授ける七福神の一柱として
   信仰されている。

価格  20,000円

詳細 紙本絹装丸表具金具付
   総丈 タテ65㎝ ヨコ21㎝
   本紙 タテ34.5㎝ ヨコ14㎝ 

状態 少シワ

2022年08月18日

No.Aー91焼山寺 三面大黒天像



作家名  弘法大師御作(印板)

作品名 木版墨摺 『三面大黒天像』

略歴  焼山寺
   徳島県名西郡神山町下分字地中にある高野山真言宗の寺院。四国八十八箇所第十二番札所。
   摩盧山正寿院と号する。本尊は虚空蔵菩薩。
   寺伝によれば大宝年間(701年 - 704年)、役行者が開山し、庵を結び蔵王権現を祀った。のちに
   弘法大師(空海)は、神通力を持ち火を吐いて村人を襲う大蛇がこの山に棲んでいることを聞き
   退治に向かった。大蛇は全山に火を放って妨害したので摩盧(水輪)の印を結びながら進むと、
   山頂の岩窟に閉じこもって抵抗した。そこで虚空蔵菩薩や三面大黒天に祈願すると大蛇を岩窟の
   中に封じ込めることができたため、そのお礼に虚空蔵菩薩を刻んで本尊とし一寺を建立したという。

価格  35,000円

詳細 紙本紙装丸表具「焼山寺」の朱印あり。
   総丈 タテ119㎝ ヨコ39㎝
   本紙 タテ66㎝ ヨコ29.5㎝

状態  表具上部虫穴

2022年08月18日

No.Aー90長塚節



作家名 長塚節

作品名 自筆草稿複製『佐渡が島』

略歴  長塚節(ながつか たかし) 明治12年(1879)~大正4年(1915年)
    歌人・小説家。茨城の生まれ。正岡子規に師事し、伊藤左千夫らと『馬酔木』を創刊。
    明治41年(1908)『アララギ』の創刊に参加し同人となる。以後作歌より散文に力を注ぎ紀行文
   『佐渡が島』が注目を浴びる。また、長編小説『土』を朝日新聞に連載。万葉集を研究し、子規に
    ついて忠実に写生の歌に励み、鋭い観察から生まれる観照の境地に至り独特の声調を残した。
    代表作に『羇旅雑詠』『鍼の如く』などがある。

価格  8,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ104.5㎝ ヨコ45.5㎝
   本紙 タテ25.5㎝ ヨコ34㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年08月12日

No.Aー89柳瀬木鶏



作家名 柳瀬木鶏

作品名 自画賛句入『古荻茶盌図』
    「葉津蝉の古恵藻聴きけり香志古島(はつせみのこえもききけりかしこじま)」

略歴  柳瀬木鶏(やなせ もっけい)
    柳瀬商店 和紙クラブ

価格  20,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ179㎝ ヨコ31㎝
   本紙 タテ123㎝ ヨコ29.5㎝
   桐画入共箱

状態 少シミ

2022年08月12日

No.Aー88頼聿庵



作家名 頼聿庵

作品名 漢詩七絶三行
    「二十出家以我氷 幾天雲鶴一枯将 和顕弓馬皆餘事 不是風流行脚僧 頼協諭史□□」

略歴  頼聿庵(らい いつあん) 寛政13年(1801)~安政3年(1856)
   江戸後期の儒学者。広島の生まれ。名は元協。字は承緒。通称は余一。号は聿庵・春嶂。
   頼山陽の長子。山陽が家を出て士籍を除かれたため、文化12年(1815)15歳のとき祖父春水の跡を
   継いだ。祖父春水、叔父春風・杏坪に従学して、頼家の学風を紹述した。文政元年(1818)広島藩校
   の教授となり諸生を教導した。書に長じ、また詩を善くした。

価格  160,000円

詳細 絹本絹装丸表具
   総丈 タテ203㎝ ヨコ66.5㎝
   本紙 タテ145.5㎝ ヨコ52㎝
   桐合箱 

状態 良好

2022年08月12日

No.Aー87守村抱儀



作家名 守村抱儀

作品名 『句入梅図』「うぐいすのひと朝はやきよさむかな」

略歴  守村抱儀(もりむら ほうぎ) 文化3年(1806)~文久元年(1861)
   江戸後期の俳諧師。本名は守村次郎兵衛。別号に小青軒・不知斎・鷗嶼・頓約。江戸蔵前の札差。
   俳諧は蒼虬門、画は抱一門。何丸の庇護者として著名。明治4年(1871)、息の永年により
  『抱儀句集』(黙地序、春湖跋)が刊行された。

価格  450,000円

詳細  絹本緑青金泥着彩、表具絹本三段装
    総丈 タテ173㎝ ヨコ35㎝
   本紙 タテ92㎝ ヨコ28㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年08月05日

No.Aー86日下部鳴鶴



作家名 日下部鳴鶴

作品名 『観世音菩薩受猿子獻図』

略歴  日下部鳴鶴(くさかべ めいかく) 天保9年(1838)~大正11年(1922)
   書家。滋賀の生まれ。名は東作。字は子暘。号は鳴鶴・東嶼・翠雨・野鶴など。
   太政官、大書記官を歴任。はじめ巻菱湖、貫名海屋の書風を学んだ。のち来日した清の楊守敬に
   啓発されて、漢魏六朝の書法を究める。その書は明治の書道界を風靡した。

価格  お問い合わせください。

詳細 紙本絹装丸表具、『北海紀行』漢詩集を発行した美濃の漢詩人、水谷奥嶺の箱書あり。
   総丈 タテ186.5㎝ ヨコ44㎝
   本紙 タテ128㎝ ヨコ32㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年08月05日

No.Aー85山田恵諦



作家名 山田恵諦

作品名 一行書 「無垢清浄光」

略歴  山田恵諦(やまだ えたい)  明治38年(1895)~平成6年(1994)
   天台宗の僧。兵庫の生まれ。幼名は信治。大正9年(1920)天台宗西部大卒。延暦寺・天台宗教学
   部長・天台宗勧学院院長を歴任。昭和39年(1964)滋賀院門跡門主。同49年(1974)第二百五十三
   世天台座主を嗣いだ。全国青少年教化協議会会長・日本宗教代表者会議名誉議長を務めた。また、
   日中天台宗の交流を促進し、天台山、五臺山を訪問した。
   著書には『法華経と伝教大師』『慈覚大師』『元三大師』等がある。
  「無垢清浄光」…『観音経』(妙法華経観世音菩薩普門品)の一偈。

価格  120,000円

詳細 表具絹本三段装
   総丈 タテ201㎝ ヨコ45.5㎝
   本紙 タテ118.5㎝ ヨコ33㎝
   桐共箱

状態 良好

2022年08月05日

No.Aー84豪潮寛海



作家名 豪潮寛海

作品名 一行書 「風物清遠日」

略歴  豪潮寛海(ごうちょう かんかい) 寛延2年(1749)~天保6年(1835)
   江戸後期の天台宗の僧。比叡山楞厳院阿闍梨。密号は遍照金剛、字は快潮、のち豪潮と改める。
   肥後国寿福寺住持。尾張徳川斉朝侯の病を加持し、侯に請われて尾州嵓窟寺(現在の岩屋寺)に
   留錫、伽藍を再建した。のち長栄寺を再興し中興開山となる。宗派に服さず広く諸人を化した。

価格 180,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ202㎝ ヨコ27.5㎝
   本紙 タテ126㎝ ヨコ25㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年07月29日

No.Aー83末次信正



作家名 末次信正

作品名 一行書 「誠信化人」

略歴  末次信正(すえつぐ のぶまさ) 明治13年(1880)~昭和19年(1944)
   明治・昭和前期の海軍軍人。山口の生まれ。海軍大将、艦隊派(軍令派)の代表的人物。
   末次操九郎の次男。海軍兵学校・海軍大学校を卒業後、海軍砲術学校第一艦隊司令部・軍令部に
   勤務する。また、第一次近衞内閣の内務大臣も務める。日本海軍における戦術の理論家として
   知られる。

価格 300,000円

詳細 紙本絹装丸表具、大阪府警察部長、徳島県・福島県知事を務めた荒木義夫の箱書あり。
   総丈 タテ195㎝ ヨコ43.5㎝
   本紙 タテ121.5㎝ ヨコ32㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年07月29日

No.Aー82宮沢説音



作家名 宮沢説音

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  宮沢説音(みやざわ せつおん) 文久元年(1861)~昭和3年(1928)
   浄土宗の僧。長野の生まれ。号は信蓮社実誉願阿。道号は義精。百万遍知恩寺六十七世。
   明治7年(1874)長野県諏訪市上諏訪正願寺の念誉説岸弟子となり、宮沢に改姓する。東京東部
   大学林において宗学を究め、温誉大宣より宗戒両脈を相承する。同17年(1884)京都大学林の講授
   を任ぜられる。同21年(1888)師籍正願寺、同41年(1908)長崎大音寺に転住し両寺を中興する。

価格 70,000円

詳細 表具絹本三段装、「法光寺五重相傳紀念」の記名あり。
   総丈 タテ207.5㎝ ヨコ47.5㎝
   本紙 タテ125㎝ ヨコ33㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年07月29日

No.Aー81南条文雄



作家名 南条文雄

作品名 漢詩七絶

略歴  南条文雄(なんじょう ぶんゆう) 嘉永2年(1849)~昭和2年(1927)
   梵語学者・真宗大谷派の僧。岐阜の生まれ。諱は文雄。幼名は恪丸・僧恪。号は松坡・碩果。諡は
   為法院。東本願寺の高倉学寮で修学し、南条神興の養子となり福井憶念寺に入る。明治9年(1876)
   東本願寺二十二世大谷光瑩の命で笠原研寿と共にイギリスに留学、オックスフォード大学のマックス
   ・ミュラー、マクド―ネルに師事サンスクリット(梵語)を学ぶ。同16年(1883)には英訳『大明三
   蔵聖教目録』などを出版。著書には『無量寿経梵文和訳支那五訳対照』『梵学講義』『懐旧録』等
   多数ある。

価格 80,000円

詳細 絹本絹装丸表具
   総丈 タテ202.5㎝ ヨコ54.5㎝
   本紙 タテ131㎝ ヨコ41㎝

状態 良好

2022年07月26日

No.Aー80無一



作家名 無一

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  無一(むいつ) 寛政元年(1789)~嘉永5年(1852)
   浄土宗の僧。号は円蓮社融誉。字は無一。大坂阿弥陀ヶ池和光寺の弁誉について得度。その後、
   江戸深川霊巌寺の迎誉貞厳より宗戒両脈を相承。文政7年(1824)三河国貞照院十二世に董住、
   同12年入洛し松原西光寺の義聞より大乗円頓菩薩戒を受け、天保2年(1831)跡を至道天然に譲り
   京都北野の成等庵に住し、次いで洛西泉谷西寿寺二十五世に董住。

価格 お問い合わせください。

詳細 表具絹本三段装、開眼供養聖阿の裏印あり。
   総丈 タテ167㎝ ヨコ41㎝
   本紙 タテ102㎝ ヨコ29.5㎝

状態 少虫食
2022年07月26日

No.Aー79智厳



作家名 智厳

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  智厳(ちごん) 元文4年(1739)~文化6年(1809)
   号は愛蓮社君誉敞阿。字は都息。生地・師籍地は明らかでない。増上寺学寮で宗乗を学び、
   学寮主を経て台命により館林善導寺三十三世に董住。瓜連常福寺五十三世、小石川伝通院四十七世を
   歴任して、文化3年(1806)知恩院住職を拝命し転昇、六十三世の法燈をつぎ、翌年大僧正に任じら
   れた。

価格 お問い合わせください。

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ189.5㎝ ヨコ41㎝
   本紙 タテ124㎝ ヨコ28.5㎝

状態 虫食

2022年07月26日

No.Aー78堀尾貫務



作家名 堀尾貫務

作品名 『墨梅図』自画賛

略歴  堀尾貫務(ほりお かんむ) 文政11年(1828)~大正10年(1921)
   浄土宗の僧。愛知の生まれ。号は綜蓮社安誉住阿。字は一法。天保7年(1836)名古屋白川町寿経寺
   の順誉法随について出家得度して、名を貫務と改めた。増上寺の章誉智典より五重・宗戒両脈を
   相承。名古屋養蓮寺・寿経寺・養林寺・高岳院を経て、清浄華院六十四世、百万遍知恩寺六十三世、
   増上寺七十七世住職となる。大僧正の叙され浄土宗専門学院院長・宗教大学院院長等を歴任。また
   社会事業に多大な貢献をした。著書には『選択集十六章図略解』『六時礼讃』がある。  

価格 30,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ185㎝ ヨコ45㎝
   本紙 タテ127㎝ ヨコ31㎝

状態 極少虫穴

2022年07月21日

No.Aー77山下義韶



作家名 山下義韶

作品名 一行書 「剛柔自在」

略歴  山下義韶(やました よしつぐ) 慶應元年(1865)~昭和10年(1935)
   日本の柔道家。神奈川の生まれ。段位は講道館柔道十段、大日本武徳会柔道範士。講道館四天王の
   一人で、史上初めて十段位を授与された。明治35年(1902)アメリカに渡米、演武や講話を通じて
   柔道の普及に尽力。また、合衆国海軍兵学校の教官を務め、帰国後は講道館の指南役を務めた。

価格 450,000円

詳細 表具絹本三段装
   総丈 タテ199㎝ ヨコ53.5㎝
   本紙 タテ106㎝ ヨコ40㎝

状態 シミ

2022年07月21日

No.Aー76福田行誡



作家名 福田行誡

作品名 漢詩七絶

略歴  福田行誡(ふくだ ぎょうかい) 文化3年(1806)~明治21年(1888)
   浄土宗の僧。武蔵の生まれ。号は建蓮社立誉晋阿、字は善奉。諱は大堂のち行誡と改める。
   知恩院七十六世、増上寺七十世、浄土宗管長。小石川伝通院伴頭寛淳につき得度。立誉玄順に仕えて
   宗余乗をうけ、経史を東条一堂、和歌を一蓮居士、比叡山の慧澄に台律諸部・天台・倶舎を学んだ。
   著書には『略論安楽浄土義玄譚私説』『徳本行者伝』『須弥山略記』『釈迦譜要略』等がある。

価格 80,000円

詳細 本紙絖本、丸表具
   総丈 タテ175㎝ ヨコ42.5㎝
   本紙 タテ130.5㎝ ヨコ34.5㎝

状態 表具少キレ

2022年07月21日

No.Aー75伊藤蘭嵎



作家名 伊藤蘭嵎

作品名 漢詩 二行書

略歴  伊藤蘭嵎(いとう らんぐう) 元禄7年(1694)~安永7年(1778)
   江戸中期の儒学者。京都の生まれ。名は長堅。字は才蔵。号は蘭嵎・応躔・啓斎。
   伊藤仁斎の第五子。享保16年(1731)紀州藩の儒臣となり、藩校に教授した。元文元年(1736)
   兄東涯の没後、古義堂に帰って教授すること10年に及んだが、再び和歌山に赴いて藩士弟子を教導
   した。諡して紹明先生という。
   著書には『書反正二巻』『大学是正一巻』『明詩大観二十巻』『蘭嵎雑記六巻』の他多数ある。

価格 80,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ173㎝ ヨコ55㎝
   本紙 タテ99.5㎝ ヨコ39㎝

状態 良好

2022年07月16日

No.Aー74大内青巒



作家名 大内青巒

作品名 『蘭図』自画賛

略歴  大内青巒(おおうち せいらん) 弘化2年(1845)~大正7年(1918)
   仏教思想家。宮城の生まれ。諱は泥牛。通称は青巒。道号は巻之、号は藹翁・藹々居士・露堂。
   曹洞宗照庵のもとで得度。原坦山、福田行誡に仏教を学ぶ。島地黙雷らの勧めで西本願寺21世大谷
   光尊の侍講となる。『明教新誌』『江湖新聞』などを発刊。尊皇奉仏大同団・曹洞宗扶宗会などの
   結成を通じて、仏教の大衆化、社会福祉、教育活動に尽くした。また曹洞宗布教の根本聖典とされる
  『修証義』の原型を作る。著書には『修証義講話』『普勧坐禅儀詮要』『般若心経講話』等がある。

価格 20,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ190㎝ ヨコ25㎝
   本紙 タテ139.5㎝ ヨコ17㎝

状態 良好

2022年07月16日

No.Aー73森本後凋(杜成卿)



作家名 森本後凋(杜成卿)

作品名 『松下羅漢愛虎之図』

略歴  森本後凋(もりもと こうちょう) 弘化4年(1847)~明治38年(1905)
   明治期の官史・美術研究家。字は成卿。号は蒼髯。旧鳥取藩士、のち京都に住す。
   京都帝室博物館長、奈良帝室博物館長を歴任。従六位勲六等に叙せられる。

価格 70,000円

詳細 本紙絖本、丸表具
   総丈 タテ181㎝ ヨコ50.5㎝
   本紙 タテ117㎝ ヨコ37㎝

状態 少虫食

2022年07月16日

No.Aー72加藤犀水



作家名 加藤犀水

作品名 犀水の句

略歴  加藤犀水(かとう さいすい) 明治4年(1871)~昭和27年(1952)
   法学者・俳人。長野の生まれ。名は正治。俳号は犀水。加藤正義の養子。東京帝国大学名誉教授、
   中央大学学長。ベルリン留学中、東洋語学校で教鞭をとっていた巌谷小波に師事し、白人会を結び
   句作する。昭和9年には『白人集』を刊行。また古俳人の墨蹟・陶器の蒐集家としても有名。

価格 15,000円

詳細 表具絹本三段装
   総丈 タテ109.5㎝ ヨコ32㎝
   本紙 タテ19㎝ ヨコ21㎝

状態 表具少虫食

2022年07月13日

No.Aー71佐久間鉄園



作家名 佐久間鉄園

作品名 『梅鶴図』

略歴  佐久間鉄園(さくま てつえん) 嘉永3年(1850)~大正10年(1921)
   日本画家。宮城の生まれ。名は健寿。字は正卿。別号に晩晴閣主人。佐久間晴岳の次男。
   狩野派の下条桂谷に学ぶ。明治32年(1899)、日本美術協会展で『松下牧童図』が三等賞を受賞。
   文展審査員を務め、帝室技芸員にも任命された。著書に『支那歴代名画評論』がある。

価格 25,000円

詳細 本紙絖本、変わり絹表具
   総丈 タテ129㎝ ヨコ44.5㎝
   本紙 タテ33㎝ ヨコ41㎝

状態 巻き留め虫ナメあり。

2022年07月13日

No.Aー70林閬苑



作家名 林 閬苑

作品名 『達磨図』

略歴  林 閬苑(はやし りょうえん) 生没年不詳
   江戸中期の絵師。大阪の生まれ。名は新・又新。号は閬苑・蟠龍洞・筆飛将軍など。
   通称は秋蔵・閬蔵。幼少より画を好み、福原五岳に師事する。東東洋や木村蒹葭堂、維明周奎などと
   交友。山水は大胆で自由な筆致で中国風に描き、花鳥画・人物図は沈南蘋の影響から緻密で濃密な
   色彩を特徴とし、美人画を得意とした。

価格 お問い合わせください。

詳細 紙本絹装
   総丈 タテ183㎝ ヨコ58.5㎝
   本紙 タテ103㎝ ヨコ49.5㎝

状態 本紙一部少欠損、少シミ

2022年07月13日

No.Aー69懐徳堂 五井蘭洲



作家名 五井蘭洲

作品名 一行書 『清晨漱歯渉寒流』

略歴  五井蘭洲(ごい らんしゅう) 元禄10年(1697)~宝暦12年(1762)
   江戸中期の儒学者・国学者。大阪の生まれ。名は純禎。字は子祥。別号に冽庵・梅塢がある。
   通称は藤九郎。五井持軒の子。中井甃庵に招かれて懐徳書院の助教となった。学は父持軒に受け、
   もっぱら程朱を宗とした。かねて国書もよくし、甃庵の二子中井竹山・履軒兄弟も彼に従学。
   懐徳堂の学風を確立した。著書に『非伊篇』『中庸首章解』『勢語通』『鶏肋篇』のほか多数ある。
  「清晨漱歯渉寒流」の句は、御定全唐詩(四庫全書本)巻586にあり。

価格 250,000円

詳細 元表具 牡丹鳳凰紋緞子絹三段装
   総丈 タテ186.5㎝ ヨコ25.5㎝
   本紙 タテ127㎝ ヨコ23.5㎝
   桐合箱

状態 少シミ・極少虫穴

2022年07月08日

No.Aー68役行者図



作家名

作品名 『役行者・前鬼・後鬼、木版筆彩図』

略歴  役 小角(えんの おづぬ) 舒明天皇6年(634年)伝 ~大宝元年(701年)
   飛鳥時代の呪術者。役行者(えんのぎょうじゃ)、役優婆塞(えんのうばそく)などとも
   呼ばれている。姓は君。実在の人物だが、人物像は後世の伝説も大きく、前鬼と後鬼を弟子にした
   といわれる。天河大弁財天社や大峯山龍泉寺など多くの修験道の霊場でも役小角・役行者を開祖と
   していたり、修行の地としたという伝承がある。

価格 50,000円

詳細 絹装に改装。
   総丈 タテ124㎝ ヨコ32.5㎝
   本紙 タテ48.5㎝ ヨコ22.5㎝

状態 補修済・シミ・オレ

2022年07月08日

No.Aー67天橋立智恩寺 騎獅文殊菩薩像



作家名 

作品名 木版画 『騎獅文殊菩薩像・于闐王像・善財童子像』

略歴  天橋山智恩寺、中興開山(妙心寺派)別源宗調禅師の孫弟子である古堂伊曇の着賛。
   絵師は法橋徳應写(京都仏画師木村徳應)とあり。

価格 70,000円

詳細 紙本紙表具
   総丈 タテ118.5㎝ ヨコ28.5㎝
   本紙 タテ55㎝ ヨコ21㎝

状態 良好

2022年07月08日

No.Aー66大森禅戒



作家名 大森禅戒

作品名 梵字 二行書

略歴  大森禅戒(おおもり ぜんかい) 明治4年(1871)~昭和22年(1947)
   曹洞宗の僧。福井の生まれ。勅号は活龍禅戒禅師。曹洞宗第十七代管長、永平寺第七十世貫首。
   総持寺第十一世貫首、駒澤大学第九代学長。台雲寺の大森董戒について得度。明治29年(1896)~
   同32年(1900)まで宗門留学生として比叡山及び高野山奈良東大寺勧学院に留学して華厳天台真言
   等の教理を修めた。曹洞宗大学々監教授、曹洞宗師家、永平寺管長等を歴任。石川県湯涌谷(白雲
   桜)康楽寺初代住職となり、以後慈照寺に在って静養した。師が畢生の事業として編輯中の梵語辞
   典は未だ上梓に至らなかった。   

価格 70,000円

詳細 総丈 タテ203㎝ ヨコ45.5㎝
   本紙 タテ140.5㎝ ヨコ33.5㎝
   桐合箱

状態 少虫穴・少シミ

2022年07月06日

No.Aー65六條照瑞



作家名 六條照瑞

作品名 一行書 『今日無事』

略歴  六條照瑞(ろくじょう しょうずい) 大正11年(1922)-
   真言宗御室派。勧修寺の出身。昭和14年(1939)得度。昭和35年(1960)道明寺住職。

価格 55,000円

詳細 総丈 タテ193.5㎝ ヨコ34.5㎝
   本紙 タテ130.5㎝ ヨコ32㎝
   桐共箱

状態 良好

2022年07月06日

No.Aー64上田星邨



作家名 上田星邨

作品名 和歌 『万葉集巻第三 桜田へ』

略歴  上田星邨(うえだ せいそん) 明治29年(1896)~昭和63年(1988)
   日本画家・書家。愛媛の生まれ。中世の古筆の研究者としても活躍。吉澤義則に師事する。

価格 75,000円

詳細 総丈 タテ123.5㎝ ヨコ39.5㎝
   本紙 タテ39㎝ ヨコ28㎝
   桐共箱

状態 良好

2022年07月06日

No.Aー63本多日生



作家名 本多日生

作品名 法華曼荼羅

略歴  本多日生(ほんだ にっしょう) 慶応3年(1867)~昭和6年(1931)
   顕本法華宗の僧。妙満寺第259世。兵庫の生まれ。幼名は長次。諱は日生。字は聖応。号は聖応院。
   姫路藩士国友堅次郎の次男。本多日鏡・児玉日容に師事する。24歳で妙満寺派の教務部長となるが、
   その急進さの余り宗門追放となる。のち復帰し、明治38年(1905)管長となり、以後21年間宗門
   統制・布教伝道・社会教化に尽力。また、法華経中心の釈迦本尊論を唱えて独特な本多教学を構築
   し、田中智学とともに近代日蓮宗教団に大きな影響を及ぼした。
   著書には『大蔵経要義』『法華経講義』『日蓮聖人訓要義』等がある。開眼法要裏書あり。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ146.5㎝ ヨコ45.5㎝
   絹本 タテ52㎝ ヨコ34.5㎝

状態 極少シミ

2022年07月02日

No.Aー62川路聖謨



作家名 川路聖謨

作品名 和歌『元吉事甲之輔』

略歴  川路聖謨(かわじ としあきら) 享和元年(1801)~慶応4年(1868)
   江戸末期の勘定奉行。大分の生まれ。名は聖謨。通称は弥吉、三左衛門、叙爵して左衛門尉。
   号は敬斎・頑民斎。父は日田代官所内藤吉兵衛歳由。12歳で小普請組川路三左衛門光房の養子と
   なる。勘定吟味役・佐渡奉行・奈良奉行や大阪町奉行等を歴任。聖謨は平素文筆に親しんで多くの
   遺著を残し露使と応接した『長崎日記』『下田日記』、京都に使いした『京都日記』『京日記』
   および晩年の日記は『川路聖謨文書』全八巻に収められている。下町奉行・外国奉行等を歴任、
   外交の第一線で活躍した井上清直は聖謨の実弟である。

価格 120,000円

詳細 総丈 タテ121.5㎝ ヨコ53㎝
   本紙 タテ32㎝ ヨコ41㎝
    桐合箱

状態 良好

2022年07月02日

No.Aー61西尾武陵



作家名 西尾武陵

作品名 『西尾白路肖像画』自賛幅

略歴  西尾武陵(にしお ぶりょう) 明和3年(1766)~天保9年(1838)
   俳諧作者。兵庫の生まれ。名は西尾邦直。通称は呉四郎。別号に杜陰・白雲居。庄屋役を務め、
   篠山藩の御用達として苗字帯刀を許された。月居門。家業(酒造業)の傍ら俳諧に打ち込む。
   行脚の俳諧師を迎え、また文通を通して広く諸国の俳家と交遊した。
   著書には『東西四哥仙』がある。絵師未詳。

価格 500,000円

詳細 絹本著色
   総丈 タテ180㎝ ヨコ50.5㎝
   絹本 タテ115.5㎝ ヨコ40㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年07月02日

No.Aー60木村知石

 

作家名 木村知石

作品名 一行書 「諷嘉遯歌考槃」

略歴  木村知石(きむら ちせき) 明治40年(1907)~昭和58年(1983)
   書家。大阪の生まれ。本名は政信。黒木拝石に師事する。昭和28年(1953)2年連続日展で特選。
   文部大臣賞・芸術院賞受賞。日展常務理事・毎日書道会総務等を歴任。玄雲社主宰。

価格 80,000円

詳細 総丈 タテ191㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ132.5㎝ ヨコ33㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月06日

No.Aー59小坂奇石

 

作家名 小坂奇石

作品名 書幅

略歴  小坂奇石(こさか きせき) 明治34年(1901)~平成3年(1991)
   書家。徳島の生まれ。名は光太郎。書道研究璞社初代会長。娘の小坂淳子は徳島県立文学書道館
   名誉会長。「奇石体」と呼ばれる独自の書風を確立し、書家として初めて日本芸術院恩賜賞を受賞。

価格 100,000円

詳細 総丈 タテ122㎝ ヨコ32.5㎝
   本紙 タテ40㎝ ヨコ26㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月06日

No.Aー58法道

 

作家名 法道

作品名 『阿ら玉の和歌』

略歴  法道(ほうどう) 文化元年(1804)~文久3年(1863)
   江戸後期の浄土宗の僧。山口の生まれ。号は徳蓮社元譽信阿。字は円如・蓮庵と称した。
   文化9年(1812)萩功蓮社で法岸が別時念仏していたとき法岸にのぞまれ、法洲の弟子となり得度を
   受けた。増上寺の弁信寮に入り宗乗を究め、増上寺主空誉舜従から五重・宗戒を相承。
   文政7年(1824)法洲の命により大日比西円寺に董住、本堂・庫裡の新改築および境内の整備に
   着手。天保6年(1835)には『十勝論』の校合と布薩相伝のために上洛し、三月知恩院聴誉説行より
   布薩戒を相承した。

価格 120,000円

詳細 総丈 タテ194㎝ ヨコ39.5㎝
    本紙 タテ129㎝ ヨコ29㎝
    桐合箱

状態 表具少虫穴

2022年05月06日

No.Aー57上島鬼貫

(裏面)


作家名 上島鬼貫

作品名 短冊 『八月十五夜』

略歴  上島鬼貫(うえじま おにつら) 寛文元年(1661)~元文3年(1738)
   江戸中期の俳人。兵庫の生まれ。名は宗邇。通称は与惣兵衛。俳号は鬼貫・仏兄(さとえ)自春庵・
   槿花翁(のち金花翁)等多い。貞門の松江重頼につき、のちに談林の西山宗因に学んだ。また、
   重頼門下・池田宗旦の也雲軒にも足を運び俳諧を研鑽した。

価格 100,000円

詳細 総丈 タテ156㎝ ヨコ26.5㎝
   本紙 タテ83㎝ ヨコ24㎝
    桐共箱

状態 表具少ヤブレ

 

2022年05月06日

No.Aー56手塚鷗盟

 

作家名 手塚鹿溪

作品名 『淡彩山水図』 自画讃 山中問答

略歴  手塚鷗盟 安永3年(1774)~天保4年(1833)
   江戸中期の南宗画家・医師。鶴羽の人。名は光鑑。字は文哉。別号に鹿溪。
   高松藩主の侍医をつとめた。画を長町竹石に学んだ。

価格 150,000円

詳細 本紙著色
    総丈 タテ210㎝ ヨコ57㎝
   本紙 タテ163㎝ ヨコ44.5㎝
   桐合箱

状態 シワ

2022年05月06日

No.Aー55敷田年治

 

作家名 敷田年治

作品名 書幅 『奉詠舎人親王長歌』

略歴  敷田年次(しきだ としはる) 文化14年(1817)~明治35年(1902)
   幕末・明治期の国学者。初名は主計之介・上総・仲治。通称は大次郎。号は百園。
   豊前国宇佐郡敷田村二葉山神社の祠官宮本兼継の次男として生まれる。

価格 100,000円

詳細 総丈 タテ188㎝ ヨコ47.5㎝
   本紙 タテ135㎝ ヨコ38.5㎝
    桐合箱

状態 シワ

2022年05月06日

No.Aー54九鬼隆邑

 

作家名 九鬼隆邑

作品名 一行書 「富貴是長命」

略歴  九鬼隆邑(くき たかむら) 享保12年(1727)~文政3年(1820)
   江戸中期の大名。摂津三田藩第8代藩主。九鬼家宗家9代。幼名は仙次郎。号は松翁。官位は
   従五位下。長門守。九鬼隆由の養子となる。正室は日向飫肥藩藩主伊藤祐永の娘・狩野(於秀)。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ150.5㎝ ヨコ29.5㎝
   本紙 タテ88㎝ ヨコ27.5㎝
   桐合箱

状態 表具少ヤブレ

2022年05月06日

No.Aー53中院通勝

 

作家名 中院通勝

作品名 和歌 『落葉』

略歴  中院通勝(なかのいん みちかつ) 弘治2年(1556)~慶長15年(1610)
   安土桃山・江戸初期の公卿・歌人・和学者。法名は素然。号は也足軒。父は権大納言正二位・内大臣
   の通為。官位は正三位権中納言。正親町天皇の怒りにふれ丹後に出奔、出家して細川幽斎の庇護を
   受けた。和歌を学び、秘奥を極めた。著書に中世以降の源氏物語研究の集大成といわれる『岷江入
   楚』がある。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ161㎝ ヨコ25.5㎝
   本紙 タテ81.5㎝ ヨコ24㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月06日

No.Aー52久隅守景

 

作家名 久隅守景

作品名 『瀧図』

略歴  久隅守景(くすみ もりかげ) 生没年不詳
   江戸初期の狩野派の絵師。京都の生まれ。通称は半兵衛。号は無下斎・無礙斎・一陳翁。
   探幽門下四天王の随一とされている。山水・人物画を最もよくしている。娘には狩野派随一の
   閨秀画家として知られる清原雪信がいる。元禄年間(1688~1704)存。

価格 125,000円

詳細 総丈 タテ180㎝ ヨコ28.5㎝
   本紙 タテ104㎝ ヨコ27㎝
    桐共箱

状態 少シミ

2022年05月06日

No.Aー51西晋一郎

 

作家名 西晋一郎

作品名 一行書 「萬物静観春意長」

略歴  西晋一郎(にし しんいちろう) 明治6年(1873)~昭和18年(1943)
   大正・昭和期の倫理学者・文学博士。鳥取の生まれ。広島高等師範学校・広島文理科大学教授と
   なる。昭和18年(1943)御講書始の儀に『漢書』を進講している。仏教・心学・神道・儒教にも
   深く、東洋精神の把握者として知られる。
   著書には『グリーン氏倫理学』『倫理学の根本問題』『東洋倫理』等がある。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ203㎝ ヨコ47㎝
   本紙 タテ128㎝ ヨコ33㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月06日

No.Aー50富岡鉄斎

 

作家名 富岡鉄斎

作品名 複製品 『瓢中快適図』

略歴  富岡鉄斎(とみおか てっさい) 天保7年(1836)~大正13年(1924)
   明治・大正期の南画家。京都の生まれ。初名は猷輔、明治維新後は百錬という。号は鉄史・鉄道人・
   塞翁等。国学・儒学を修め、幕末は勤皇学者として国事に奔走。維新後は絵画に専念。南画・明清画
   ・大和絵などを研究。晩年まで旺盛な創造活動を展開、特に八十歳以降の作品には円熟した妙味が
   加わり、気力に満ちた豊醇な世界をつくり出した。近代日本画壇の生んだ巨匠である。

価格 16,000円

詳細 総丈 タテ195㎝ ヨコ43㎝
   本紙 タテ133㎝ ヨコ30.5㎝
    桐合箱

状態 少シミ

2022年05月05日

No.Aー49斎藤唯信

 

作家名 斎藤唯信

作品名 一行書 「三有生死之雲晴」

略歴  斎藤唯信(さいとう ゆいしん) 元治元年(1864)~昭和32年(1957)
   幕末~昭和期の真宗大谷派の学僧。新潟の生まれ。諱は唯信。幼名は敦乎。諡は香松院。
   東本願寺高倉学寮で越後無信寺の行忠に学んだ。新潟念仏寺住職。真宗大学・大谷大学の教授と
   なる。著書には『阿弥陀経総論』『浄土教史』『倶舎論頌講義』『唯識三十論講義』等がある。

価格 160,000円

詳細 総丈 タテ202㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ134㎝ ヨコ33㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月05日

No.Aー48荻田紫峰

 

作家名 荻田紫峰

作品名 『雪中鴨図』

略歴  荻田紫峰(おぎた しほう) 明治8年(1875)~没年不詳
   号は金鱗舎。栃木の生まれ。寺崎廣業・島崎柳塢・岡田華莚の門人。

価格 250,000円

詳細 絹本著色
    総丈 タテ194㎝ ヨコ53㎝
    絹本 タテ110.5㎝ ヨコ41.5㎝
   桐共箱

状態 少シミ

2022年05月05日

No.Aー47藤堂俊章

 

作家名 藤堂俊章

作品名 漢詩五絶

略歴  藤堂俊章(とうどう しゅんしょう) 大正3年(1914)~平成9年(1997)
   浄土宗の僧。京都浩徳院の生まれ。号は感蓮社応誉光阿水月。大本山善導寺第六十五世。
   五重・授戒をはじめとする布教の大家。昭和8年(1933)知恩院にて宗戒両派を相承。三上人大遠忌
   を奉修、諸堂宇の大修築を円成し、開墓八百年慶讃・平成大修築落慶大法要を厳修した。その他、
   法務省人権擁護委員・光明修養会参与・同顧問、民事・家事両町両停委員等を歴任した。
   著書に『光明主義入門』『五重勧誡』『人生と宗教』等がある。

価格 60,000円

詳細 総丈 タテ202.5㎝ ヨコ48.5㎝
   本紙 タテ139㎝ ヨコ35㎝
   桐共箱

状態 良好

2022年05月05日

No.Aー46松林飯山

 

作家名 松林飯山

作品名 漢詩五絶

略歴  松林飯山(まつばやし ばんざん) 天保10年(1839)~慶応3年(1867)
    幕末の漢学者。福岡の生まれ。名は漸。字は伯鴻等。通称は漸之進・廉之助。安積艮斎に師事。
    のちに昌平黌に学び、詩文掛となる。大阪で松本奎堂らと双松岡塾を開き、勤王運動に参加し
    活躍するが佐幕派に暗殺された。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ180㎝ ヨコ33㎝
   本紙 タテ110.5㎝ ヨコ28.5㎝
    桐合箱

状態 良好

2022年05月05日

No.Aー45後藤松陰

                    (加藤肥洲公=加藤清正)

 

作家名 後藤松陰

作品名 漢詩七絶「加藤清正公の祠に詣でたときの心境を詠む」

略歴  後藤松陰(ごとう しょういん) 寛政9年(1797)~元治元年(1864)
   江戸後期の儒学者。岐阜の生まれ。名は機。字は世張。通称は俊蔵。号は松陰・春草・兼山等。
   幼くして神童と称され、大垣の菱田毅斎に学び、頼山陽に師事した。また、山陽の著述の校訂や、
   その著の序跋を草した。墓は篠崎家と同じ天満天徳寺にある。著作に『春草詩鈔』『松陰亭集稿』
   等がある。

価格 40,000円

詳細 総丈 タテ189㎝ ヨコ43.5㎝
   本紙 タテ132.5㎝ ヨコ30㎝
   桐合箱

状態 虫穴補修アリ。

2022年05月05日

No.Aー44伴林光平

 

作家名 伴林光平

作品名 詩書 『海上月』

略歴  伴林光平(ともばやし みつひら) 文化10年(1813)~文久4年(1864)
   幕末の国学者・歌人・勤王志士。大阪の生まれ。幼名は信丸、のちに左京。通称は六郎。
   法名は大雲坊周永。号は破草鞋道人・八丘・斑鳩隠士等。伴林の名は、生家近くの伴林氏神社
  (祭神:高御産巣日神・天押日命・道臣命。大伴氏の祖神を祀る)にちなむ。

価格 60,000円

詳細 総丈 タテ187㎝ ヨコ38㎝
   本紙 タテ134㎝ ヨコ30.5㎝
   桐合箱

状態 少シミ

2022年05月05日

No.Aー43樺島石梁

 

作家名 樺島石梁

作品名 詩七絶(西行の心境を詠む。)

略歴  樺島石梁(かばしま せきりょう) 宝暦4年(1754)~文政10年(1828)
   江戸中・後期の儒学者。久留米藩出身。細井平洲の門下。初名は勇吉。のちに通称を勇七とした。
   号は石梁。諱は公礼。字は世儀。久留米藩の藩校明善堂の設立にあたり、その教授となった。
  (読み、註釈附属する。)

価格 80,000円

詳細 総丈 タテ188.5㎝ ヨコ35㎝
   本紙 タテ130.5㎝ ヨコ27㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月05日

No.Aー42島崎藤村

 

作家名 島崎藤村

作品名 漢詩

略歴  島崎藤村(しまざき とうそん) 明治5年(1872)~昭和18年(1943)
   詩人・小説家。岐阜の生まれ。本名は春樹。ロマン主義詩人として『若菜集』等を出版。小説家
   として『破戒』『春』などの代表的な作品のほか、日本自然主義文学の到達点とされる『家』、
   父をモデルとした歴史小説『夜明け前』がある。

価格 300,000円

詳細 総丈 タテ131㎝ ヨコ55.5㎝
   本紙 タテ29㎝ ヨコ40.5㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月05日

No.Aー41倫子女王

 

作家名 倫子女王

作品名 和歌 散書

略歴  倫子女王(ともこ じょおう) 元文3年(1738)~明和8年(1771)
   江戸後期の皇族。閑院宮直仁親王第六王女。江戸幕府第十代将軍徳川家治の正室(御台所)。
   幼名は五十宮。第113代東山天皇の孫。第119代光格天皇の叔母にあたる。

価格 お問い合わせください。

詳細 総丈 タテ129.5㎝ ヨコ60㎝
   本紙 タテ35.5㎝ ヨコ49㎝
    杉箱

状態 少シミ・少虫穴

2022年05月05日

No.Aー40本居豊穎

 

作家名 本居豊穎

作品名 短冊

略歴  本居豊穎(もとおり とよかい) 天保5年(1834)~大正2年(1913)
   明治期の国学者・歌人。和歌山の生まれ。幼名は稲楠。和号は秋屋。弟に歌人・音楽家の荒川利陰、
   陸軍大佐の徳田正稔がいる。紀州藩が江戸に設置した藩校古学館の教授となる。大正天皇の皇太子
   時代には東宮侍講を務めた。国学・和歌の興隆を願い大八洲を主催した。著書には『打聴鶯蛙集』
  『古今集講義』歌集『秋屋集』等がある。

価格 25,000円

詳細 総丈 タテ138.5㎝ ヨコ25㎝
   短冊 タテ64㎝ ヨコ24㎝
    桐合箱

状態 少シミ

2022年05月04日

No.Aー39柳沢保泰

 

作家名 柳沢保泰

作品名 和歌幅 『詠二首和歌』

略歴  柳沢保泰(やなぎさわ やすひろ) 天明3年(1783)~天保9年(1838)
   江戸後期の大名。大和国郡山藩第4代藩主。郡山藩柳沢家5代。3代藩主柳沢保光の次男。

価格 250,000円

詳細 総丈 タテ121㎝ ヨコ50㎝
   本紙 タテ33㎝ ヨコ48㎝ 

状態 表具虫穴・ヤブレ・イタミ

2022年05月04日

No.Aー38海徳院公巌

 

作家名 海徳院公巌

作品名 一行書 「入生死園示応化」

略歴  海徳院公巌(かいとくいん こうがん) 宝暦7年(1757)~文政4年(1821)
   江戸中・後期の真宗大谷派の僧。新潟の生まれ。諱は公巌。号は大江山・静思。諡は海徳院。
   敬光・皆川淇園に師事する。出羽酒田(山形)浄福寺の住職。
   著書には『浄土論略要』『入出二門偈発揮二巻』等がある。

価格 160,000円

詳細 総丈 タテ199㎝ ヨコ30.5㎝
   本紙 タテ123㎝ ヨコ27.5㎝

状態 少シミ 

 

2022年05月04日

No.Aー37上田聴秋

 

作家名 上田聴秋

作品名 詩書

略歴  上田聴秋(うえだ ちょうしゅう) 嘉永5年(1852)~昭和7年(1932)
   明治期の俳人・書家。岐阜の生まれ。本名は上田肇。号は聴秋。俳号は不識庵。別名は花本聴秋。
   花本流派の11世宗匠で明治期から大正期に京都の俳壇で重きをなした。書家としても優れた作品を
   残している。

価格 80,000円

詳細 総丈 タテ178㎝ ヨコ57㎝
    本紙 タテ117.5㎝ ヨコ54.5㎝

状態 良好

2022年05月04日

No.Aー36深見篤慶

 

作家名 深見篤慶

作品名 一行書 「長河落日圓」

略歴  深見篤慶(ふかみ あつよし) 文政13年(1830)~明治14年(1881)
   幕末の勤王家。酒戸神社祠宮。愛知の生まれ。通称は友三郎・藤十。号は松塢。
   外山三輔の長男・深見藤十の養子。家業は刈谷藩御用達木綿問屋。村上忠順に国学を学ぶ。
   橘守部・熊代繁里にも師事。勤王の志を常に国事に尽した。また、諸名家と交遊し、古書珍籍を
   蒐集、蔵書は四千五百巻に達した。

価格 180,000円

詳細 総丈 タテ202㎝ ヨコ39㎝
   本紙 タテ126.5㎝ ヨコ28㎝

状態 シワ

2022年05月04日

No.Aー35谷辺橘南

 

作家名 谷辺橘南

作品名 書幅

略歴  谷辺橘南(たにべ きつなん) 明治38年(1905)~昭和55年(1980)
   書家。広島の生まれ。名は橘治。日展評議員・日本書芸院顧問・橘書道会会長。
   著書には『古今和歌集抄』『新撰仮名帖』等がある。

価格 64,000円

詳細 総丈 タテ186㎝ ヨコ65.5㎝
    本紙 タテ120㎝ ヨコ52㎝

状態 良好

2022年05月04日

No.Aー34小倉鉄樹

 

作家名 小倉鉄樹

作品名 一行書 「月穿潭底水無痕」

略歴  小倉鉄樹(おぐら てつじゅ) 慶応元年(1865)~昭和19年(1944)
   本名は渡辺伊三郎。明治14年(1881)春風館道場に入門。伊三郎は山岡鉄舟に鉄樹の名を与えられ、
   京都八幡円福寺の伽山老師のもとで三年間の禅門参修を命じられた。その後、小倉庄之助の養子と
   なり小倉鉄樹となった。鉄樹の妻は日本画家の小倉遊亀。

価格 200,000円

詳細 総丈 タテ198.5㎝ ヨコ47㎝
   本紙 タテ137.5㎝ ヨコ33.5㎝

状態 シミ 表具キレ

2022年05月04日

No.Aー33東大寺蓮弁釈迦

 

作家名 作者不詳

作品名 『東大寺蓮弁釈迦』

略歴  東大寺大仏台座「蓮弁」の拓本。奈良時代、毛彫りにより華厳経の教えに基づく蓮華蔵世界が
   彫り込まれている。その上段の釈迦如来の図像。

価格 35,000円

詳細 総丈 タテ143㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ69㎝ ヨコ33.5㎝

状態 少シミ

2022年05月04日

No.Aー32円通道成

 

作家名 円通道成

作品名 書幅

略歴  円通道成(えんつう どうじょう) 寛永20年(1643)~享保11年(1726)
   江戸前・中期の黄檗宗の僧。和歌山の生まれ。道号は円通。法諱は道成。慈光寺や梵釈寺を再興。
   宝林寺の独湛性瑩に投じ、嗣法した。紀州和歌山藩主徳川光貞が創建した光明寺の住持となる。
   著書に『円通禅師語録』『円通禅師住紀伊州角虎山永禅寺語録』等がある。

価格 77,000円

詳細 総丈 タテ116㎝ ヨコ59.5㎝
   本紙 タテ29㎝ ヨコ57.5㎝

状態 少シミ 表具虫穴

2022年05月04日

No.Aー31波乗地蔵

 

作家名 作者不詳

作品名 『波乗地蔵』

略歴   大分県犬飼町の波乗り地蔵尊。
   大野川沿いにあるこの地蔵は、1476年に雪舟が来た時に画いたとも、岡藩主中川公が参勤交代の
   無事を祈願して刻んだとも言われている。

価格 35,000円

詳細 総丈 タテ129㎝ ヨコ45.5㎝
   本紙 タテ66㎝ ヨコ33㎝

状態 良好

2022年05月04日

No.Aー30堯暹

 

作家名 堯暹

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  藤田堯暹(ふじた ぎょうせん) 明治8年(1875)~昭和40年(1965)
   天台真盛宗の僧。龍寶山西来寺(三重)第41世住職。

価格 120,000円

詳細 総丈 タテ195㎝ ヨコ50㎝
   本紙 タテ121㎝ ヨコ33.5㎝

状態 シワ

2022年05月03日

No.Aー29玄順

 

作家名 玄順

作品名 一行書 「大聖不動明王」

略歴  奥野玄順(おくの げんじゅん) 生年不詳~昭和15年(1940)
   天台宗の僧。三千日回峰行者。北嶺大行満大阿闍梨。千日回峰行は比叡山延暦寺で今も行われている
   修行の一つ。相応和尚を開祖とする。

価格 100,000円

詳細 総丈 タテ198㎝ ヨコ44㎝
   本紙 タテ118.5㎝ ヨコ32㎝

状態 シミ 表具虫穴・キレ・イタミ大

2022年05月03日

No.Aー28叡弁

 

作家名 叡弁

作品名 和歌幅

略歴  叡弁(えいべん) 生没年不詳
   法隆寺山内北室律院、聖林寺僧。 

価格 80,000円

詳細 総丈 タテ109㎝ ヨコ47㎝
   本紙 タテ23㎝ ヨコ44㎝

状態 少虫穴

2022年05月03日

No.Aー27神保如天

 

作家名 神保如天

作品名 書幅 「萬歳」

略歴  神保如天(じんぼ にょてん) 明治13年(1880)~昭和21年(1946)
   仏教学者。駒澤大学教授。別名は櫟堂(れきどう)。

価格 52,000円

詳細 総丈 タテ117.5㎝ ヨコ68㎝
   本紙 タテ33㎝ ヨコ65㎝

状態 シミ

2022年05月03日

No.Aー26和田傳

 

作家名 和田傳

作品名 一行書 「白雲抱幽石」

略歴  和田傳(わだ つとう) 明治33年(1900)~昭和60年(1985)
   文学作家。神奈川の生まれ。農民文学懇話会初代幹事長。日本農民文学会初代会長。

価格 25,000円

詳細 総丈 タテ121㎝ ヨコ18㎝
   本紙 タテ55.5㎝ ヨコ14.5㎝

状態 良好

2022年05月03日

No.Aー25柳生宗在

 

作家名 柳生宗在

作品名 書幅

略歴  柳生宗在(やぎゅう むねあり) 承応3年(1654)~元禄2年(1689)
   大和柳生藩の第4代藩主。官位は従五位下。対馬守。法号は寂光院。

価格 160,000円

詳細 総丈 タテ77㎝ ヨコ44㎝
   本紙 タテ14.5㎝ ヨコ30㎝

状態 少ヨゴレ 表具イタミ大

2022年05月03日

No.Aー24現定聖阿

 

作家名 現定

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  現定(げんじょう) 明和4年(1767)~天保11年(1840)
   浄土宗の僧。奈良の生まれ。号は審蓮社諦誉聖阿。字は一如。十五才のとき知恩院に入り、
   57世檀誉貞現について剃髪得度を受け、名を現察と称し、のち現定と改めた。晩年は石光寺
  (奈良)に閑居、念仏三昧をこととしていた。

価格 70,000円

詳細 総丈 タテ186.5㎝ ヨコ39.5㎝
    本紙 タテ108㎝ ヨコ29㎝

状態 表具イタミ

2022年05月03日

No.Aー23今村豊寿

 

作家名 今村豊寿

作品名 『老子図』

略歴  今村豊寿  生没年不詳
   陶工。平戸藩主松浦家の御用絵師・片山舟水の門に入り狩野派・土佐派を学ぶ。
   その後、貿易業にも従事し「卵殻手兜型珈琲碗皿」などをヨーロッパへ輸出した。

価格 60,000円

詳細 絹本著色
   総丈 タテ207㎝ ヨコ63.5㎝
   絹本 タテ133.5㎝ ヨコ49㎝

状態 良好

2022年05月03日

No.Aー22運敞

 

作家名 運敞

作品名 書幅 『有馬富士』

略歴  運敞(うんしょう) 慶長19年(1616)~元禄6年(1693)
   江戸前期の真言宗(智山派)の僧。大阪の生まれ。号は泊如。字は元春。
   江戸愛宕円福寺住持。智積院第7世能化。詩文集『谷響集』がある。

価格 300,000円

詳細 総丈 タテ109㎝ ヨコ53.5㎝
   本紙 タテ29.5㎝ ヨコ42.5㎝

状態 少ヨゴレ 表具イタミ大

2022年05月03日

No.Aー21天神縁起絵伝

 

作家名 

作品名 木版画 『天神縁起絵伝』

略歴 「永春軒欽写」とあり。  

価格 80,000円

詳細 総丈 タテ182㎝ ヨコ57.5㎝
   本紙 タテ95㎝ ヨコ43.5㎝

状態 表具イタミ大

2022年05月03日

No.Aー20多紀元堅

 

作家名 多紀元堅

作品名 書幅

略歴  多紀元堅(たき もとかた) 寛政7年(1795)~安政4年(1857)
   江戸後期の医師・幕臣。江戸の生まれ。多紀元簡の次男。本姓は丹波。幼名は鋼之進。字は亦柔。
   諱は元堅。号に楽真院・楽春院・茝庭(さいてい)等。医学館で講書しながら幕府の奥医師となり、
   次いで法眼、後に法印に叙せられた。主な著書は『素門紹識』『雑病広要』等がある。

価格 16,000円

詳細 総丈 タテ160㎝ ヨコ39㎝
    本紙 タテ114㎝ ヨコ28.5㎝

状態 少シワ 虫穴補修

2022年05月02日

No.Aー19佐野岱石

 

作家名 佐野岱石

作品名 『山水画』

略歴  佐野岱石(さの たいせき) 明治11年(1878)~没年不詳
   南画家。大阪の生まれ。通称は佐幸。名は知崇。字は子礼。号は岱石・琴岳。
   森琴石・清水陸廉夫に学ぶ。

価格 50,000円

詳細 絹本著色
   総丈 タテ193㎝ ヨコ56㎝
   絹本 タテ127㎝ ヨコ41.5㎝

状態 少シミ 表具少ヤブレ

2022年05月02日

No.Aー18南都大仏尊像

 

作家名 作者不詳

作品名 仏教版画 『南都大仏尊像』

略歴

価格 35,000円

詳細 総丈 タテ115.5㎝ ヨコ36.5㎝
   本紙 タテ58㎝ ヨコ25㎝

状態 オレ 表具虫穴・少イタミ

2022年05月02日

No.Aー17明意上人

 

作家名 明意上人

作品名 書幅 「忠孝」

略歴  明意上人(みょうい しょうにん) 文化11年(1814)~明治8年(1875)
   融通念仏宗の僧。幼名は峯吉。

価格 160,000

詳細 表具 金襴上表具
   総丈 タテ165㎝ ヨコ31.5㎝
   本紙 タテ85.5㎝ ヨコ23.5㎝

状態 少シミ・少オレ

2022年05月02日

No.Aー16青面金剛図

 

作家名 作者不詳

作品名 合羽摺り 『庚申 青面金剛図』

略歴  

価格 20,000円

詳細 総丈 タテ121㎝ ヨコ35㎝
    本紙 タテ65.5㎝ ヨコ27.5㎝

状態 少シミ 表具少イタミ

2022年05月02日

No.Aー15稲葉心田

 

作家名 稲葉心田

作品名 メクリ 一行書 「日々是好日」

略歴  稲葉心田(いなば しんでん) 明治39年(1906)~昭和61年(1986)
   臨済宗の僧。愛知の生まれ。道号は心田。法諱は元明。臨済宗国泰寺派管長並びに国泰僧堂師家を
   兼任。氷見市の野の草学園の創設に協力。インドシナ難民救済活動や難民キャンプ地の保育に力を
   注ぐなど社会事業に尽力した。

価格 15,000円

詳細 総丈 タテ172㎝ ヨコ42.5㎝
   本紙 タテ135㎝ ヨコ35㎝

状態 少キレ

2022年05月02日

No.Aー14関牧翁

 

作家名 関牧翁

作品名 メクリ 一行書 「日月無仏照」

略歴  関牧翁(せき ぼくおう) 明治36年(1903)~平成3年(1991)
   臨済宗の僧。群馬の生まれ。諱は巍宗。号は叱咤室。臨済宗天龍寺派管長。天龍寺の第241世。
   天龍寺規則・宗制の改正を断行し、自由奔放な禅者として知られた。

価格 15,000円

詳細 総丈 タテ173㎝ ヨコ42.5㎝
   本紙 タテ134㎝ ヨコ34.5㎝

状態 仮巻イタミ

2022年05月02日

No.Aー13鷹司誓玉

 

作家名 鷹司誓玉

作品名 メクリ 一行書 「独生独死独去独来」

略歴  鷹司誓玉(たかつかさ せいぎょく) 昭和4年(1929)~
   浄土宗大本山善光寺大本願の第121世法主。尼公上人。大僧正。全日本仏教婦人連盟名誉会長。

価格 48,000円

詳細 総丈 タテ172㎝ ヨコ42.5㎝
    本紙 タテ131㎝ ヨコ37㎝

状態 仮巻イタミ

2022年05月02日

No.Aー12翁久允

 


作家名 翁久允

作品名 『観音菩薩図』

略歴  翁久允(おきな きゅういん) 明治21年(1888)~昭和48年(1973)
   日本の作家・ジャーナリスト。富山の生まれ。明治40年(1907)渡米。
   邦紙字に応募した小説『別れの間』の入選を機に、小説や随筆を寄稿。日米新聞記者としてシアトル
   やカリフォルニアで活動。帰国後、朝日新聞社に入社。ワシントン軍縮会議の特派員などを務める。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ201㎝ ヨコ47㎝
   本紙  タテ132㎝ ヨコ33.5㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月02日

No.Aー11宇野雪村

 

作家名 宇野雪村

作品名 書幅 前田純孝和歌『牛の背に』

略歴  宇野雪村 (うの せっそん) 明治45年(1912)~平成7年(1995)
   書家。兵庫の生まれ。本名は武夫。大東文化大学名誉教授。桑田桑鳩に師事する。
   奎星会会長・玄美社主宰。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ200㎝ ヨコ47.5㎝
   本紙 タテ136㎝ ヨコ34㎝
    桐共箱

状態 少シミ

2022年05月02日

No.Aー10明誉古磵

 


 

作家名 明誉古磵

作品名 『寿老人図』

略歴  明誉古磵(みょうよ こかん) 承応2年(1653)~享保2年(1717)
   江戸中・後期の浄土宗の画僧。僧名は、證蓮社明誉虚舟古磵。初め大和郡山の西岸寺に住し、のち
   上洛して鳴虎の報恩寺に晋董した。古磵は宗乗を学ぶ傍ら、画法を狩野永納にうける。また雪舟の
   画法を慕い、人物・山水をよくし、大黒天像を得意とした。また『続近世畸人傳』では、近江の高
   田敬輔も学んだと伝えている。代表的な作品としては、「大仏殿虹梁木曳図」「薬師寺縁起絵巻」、
   泉涌寺の涅槃図の大作が残されている。また、『浄土十六祖図伝』『円光大師贈号絵詞伝』等の押
   し絵の作品が残されている。

価格 157,000円

詳細 総丈 タテ119㎝ ヨコ58.5㎝
   本紙 タテ31.5㎝ ヨコ45㎝
   桐合箱

状態 表具少虫・少イタミ

2022年05月01日

No.Aー9佐伯旭雅

 


 

作家名 佐伯旭雅

作品名 一行書 「松風一曲来清音」

略歴  佐伯旭雅 (さえき きょくが) 文政11年(1828)~明治24年(1891)
   日本の僧。字は惠浄・雲洞。泉涌寺第143世長老。

価格 300,000円

詳細 総丈 タテ182㎝ ヨコ47.5㎝
    本紙 タテ131㎝ ヨコ33㎝
   桐箱

状態 表具虫穴・少シミ

2022年05月01日

No.Aー8大原性実

 


 

作家名 大原性実

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  大原性実(おおはら しょうじつ) 明治30年(1897)~昭和54年(1979)
   大正・昭和期の浄土真宗本願寺派の学僧・龍谷大学文学博士。京都の生まれ。号は喜足庵主。
   諡は喜足院。京都福正寺の住職。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ150.5㎝ ヨコ42.5㎝
    本紙 タテ71.5㎝ ヨコ27㎝
   桐共箱

状態 良好

2022年05月01日

No.Aー7魯山玄璠

 


 

作家名 魯山玄璠

作品名 一行書 「心如大海無邊際」

略歴  魯山玄璠(ろざん げんはん) 延宝4年(1676)~寛延4年(1751)
   江戸中期の臨済宗の僧。江戸の生まれ。姓は前田。十五才で天竜寺の文礼周郁につき得度、翌年
   円光寺の天岩祖啓の許に移り、円光寺五世となる。その後、南禅寺(二百九十四世)に移り住む。
   画に秀で、狩野栄川院・円山応挙ら多くの画人と交流があった。

価格 126,000円

詳細 総丈 タテ179㎝ ヨコ35㎝
   本紙 タテ130㎝ ヨコ28.5㎝
    杉合箱

状態 表具虫穴

2022年05月01日

No.Aー6山本空外

 


作家名 山本空外

作品名 書幅 「勧喜光」

略歴  山本空外(やまもと くうがい)  明治35年(1902)~平成13年(2001)
   哲学者・浄土宗の僧。広島の生まれ。旧名は幹夫。文部省在外研究員として欧米に留学。
   光明修養会上首就任、のち空外記念館を設立し同理事長となる。広島・愛媛大学教授。法蓮寺住職。

価格 120,000円

詳細 総丈 タテ134㎝ ヨコ68㎝
   本紙 タテ35㎝ ヨコ65.5㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月01日

No.Aー5利井興弘

 

作家名 利井興弘

作品名 書幅 『炭竜画賛』 晃子画

略歴  利井興弘 (かがい こうぐ) 明治43年(1910)~平成2年(1990)
   昭和・平成期の浄土真宗本願寺派の学僧。大阪の生まれ。諱は興弘。号は半千住人・洗青。
   大阪常見寺利井興隆の子。昭和23年(1948)行信教校校長兼行信仏教学院院長となり、僧侶養成に
   尽力。全国的な聞法組織「専精舎」の会長。大阪常見寺住持。
   著書『現代真宗』『味の歳時記』等がある。

価格 65,000円

詳細 総丈 タテ150㎝ ヨコ36㎝
   本紙 タテ65.5㎝ ヨコ33㎝
   桐共箱

状態 良好

2022年05月01日

No.Aー4岩倉具視

 

作家名 岩倉具視

作品名 一行書 「窓近花陰筆硯香」

略歴  岩倉具視 (いわくら ともみ) 文政8年(1825)~明治16年(1883)
   公卿・政治家。京都の生まれ。雅号は対岳。補職・位階・勲等は、贈太政大臣・贈正一位大勲位。
   維新十傑の一人。幕末に公武合体を説き、のち、王政復古の実現に参画。明治維新後、右大臣。
   特命全権大使として欧米の文化・制度を視察。帰国後は内治策に努めた。明治憲法の制定に尽力。

価格 400,000円

詳細 総丈 タテ200㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ137㎝ ヨコ32.5㎝
   桐合箱

状態 極少シミ

2022年05月01日

No.Aー3富田砕花

 

作家名 富田砕花

作品名 詩書

略歴  富田砕花 (とみた さいか) 明治23年(1890)~昭和59年(1984)
   日本の詩人・歌人。岩手の生まれ。本名は戒治郎。大正元年(1912)歌集『悲しき愛』を発刊。
   明星派に属する浪漫的傾向の歌人として知られたが後に社会主義に傾き民衆派詩人として活躍。
   詩集『末日頌』『地の子』『登高行』等、評論に『解放の芸術』等がある。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ153㎝ ヨコ52.5㎝
    本紙 タテ65.5㎝ ヨコ39.5㎝
    桐共箱

状態 少シミ

2022年05月01日

No.Aー2亀井南冥

 

作家名 亀井南冥

作品名 書幅

略歴  亀井南冥 (かめい なんめい) 寛保3年(1743)~文化11年(1814)
   江戸後期の儒学者・医師・漢詩人。福岡の生まれ。名は魯。字は道載・道哉。通称は主水。
   号は南冥。徂徠学に学び、福岡藩の儒員兼医員となったが、晩年は不遇のうちに自殺。亀門学の祖。

価格 48,000円

詳細 総丈 タテ152㎝ ヨコ26.5㎝
   図柄入絹本 タテ83.5㎝ ヨコ17.5㎝
   杉合箱

状態 少シミ

2022年05月01日

No.Aー1手島建


作家名 手島建

作品名 書幅 「孝百行之源」

略歴  手島建 (てじま けん) 延享4年(1747)~寛政3年(1791)
   江戸中期の心学者。京都の人。号は和庵。父親の手島堵庵は江戸中期の心学者で、石田梅岩に学び、
   時習社・明倫舎等を設立して心学の普及に努めた。

価格 70,000円

詳細 総丈 タテ174㎝ ヨコ36.5㎝
   本紙 タテ97㎝ ヨコ26㎝
    桐合箱

状態 少シミ

2022年05月01日