No.Aー181川村景明
作家名 川村景明
作品名 漢詩七絶
「粛々進軍宵巳闌 腥風悽惨撲征鞍 沙場百戦成功暁 三塊石山停馬看 明治丗七八年戦役
三塊石山夜襲所感 景明□□」
略歴 川村景明(かわむら かげあき) 嘉永3年(1850)~大正15年(1926)
陸軍軍人、元帥陸軍大将。鹿児島の生まれ。諱は景明。通称は源十郎。文久3年(1863)14歳のと
き、父に従って薩英戦争に従軍した。戊辰戦争に参戦後御親兵隊の軍曹となり、爾後累進して大尉
のとき萩の乱、ついで西南戦争に従軍した。近衞歩兵第一旅団長として日清戦争に出征する。戦後
近衞師団長北白川宮能久親王のもとで、台湾鎮定にあたった。日露戦争では、独立第十師団長とし
て大孤山から岫巌に作戦し、ついで第四軍司令官野津道貫大将の隷下に入って遼陽以後の会戦に参
加した。沙河の会戦における三塊石山の大夜襲の勝利は、彼の武功に数えられた。明治38年(1905)
大将に昇進。奉天の会戦には鴨緑江軍司令官として参加し、山地行動の苦労をもって偉功を奏した。
戦後東京衛戍総督となり、大正4年(1915)元帥府に列した。明治40年(1907)戦功により子爵を
授けられる。
価格 25,000円
詳細 絹本絹装丸表具
総丈 タテ199㎝ ヨコ56.5㎝
本紙 タテ121㎝ ヨコ41㎝
状態 裏数ヶ所水シミ・表具少虫穴アリ。