No.Aー221井上士朗古稀像








作家名 井上士朗自賛、寄田九峯画
作品名 『井上士朗古稀像』
句「よろづよや 山の上より けふの月 七十翁士朗□□」
略歴 井上士朗(いのうえ しろう) 寛保2年(1742)~文化9年(1812)
医師、俳人。尾張(愛知)の生まれ。本名は正春。通称は専庵のち松翁。初号は支朗、別号に枇杷
園、朱樹叟。医師井上家の養子となり、医師としての活動期には専庵と名乗る。国学を本居宣長、
絵画を勝野范古、平曲を荻野検校に学び、漢学もよくした。俳諧を加藤暁台に学び、枇杷園を組織
して鈴木道彦、江森月居とともに寛政の三大家に数えられた。著書に『枇杷園七部集』『士朗続七
部集』『幣ぶくろ』などがある。
寄田九峯(よりた きゅうほう) ~天保10年(1839)
尾張藩士。名は保延、通称は清太夫。九峯、水竹居と号す。画を張月樵に学び、のち宮崎きん圃に
南宗の画法を受け、その筆致は頗る雄健である。また、元明諸家の画を模し、金石画譜を翻刻した。
価格 550,000円
詳細 巻留に「于當所持」とあるところから、元は江州坂本の俳人三津川于当の所蔵品であったことが
知られる。
絹本紙装丸表具
総丈 タテ164㎝ ヨコ44.5㎝
本紙 タテ111㎝ ヨコ33㎝
状態 本紙シミ、表具虫食アリ。