No.Aー110祐天上人
作家名 祐天上人
作品名 細字名号 「南無阿弥陀仏」
略歴 祐天(ゆうてん) 寛永14年(1637)~享保3年(1718)
江戸前・中期の浄土宗の僧。陸奥磐城(福島)の生まれ。諱は祐天。字は愚心。号は明蓮社顕誉。
江戸増上寺の檀通のもとで修行し、諸国を巡化して念仏布教に務めた。元禄12年(1699)下総(千
葉)大巌寺に入る。同国飯沼(茨城)弘経寺を経て、宝永元年(1704)江戸伝通院の住持、正徳元年
(1711)増上寺36世に就任した。将軍徳川綱吉やその母桂昌院の帰依が厚く活き仏として尊崇され、庶
民の中にも多くの信者を得たという。
価格 お問い合わせください。
詳細 縦に85行、横に41段、合計三千四百八十五行の細字名号が書かれ、最後に「祐天」の署名と花押が
入れられている。
紙本絹表具三段装
総丈 タテ163㎝ ヨコ38.5㎝
本紙 タテ88㎝ ヨコ26.5㎝
桐合箱
状態 本紙に数個所虫食いの跡がある状態のまま台張りされ、中縁に藍地牡丹文金襴の丸表具が施されてい
る。大切に取り扱われていたことが伺われる。