No.Aー199中原鄧州



作家名 中原鄧州

作品名 一行書 「百事如意」

略歴  中原鄧州(なかはら とうしゅう) 天保10年(1839)~大正14年(1925)
   臨済宗の僧。肥前(佐賀)の生まれ。諱は全忠。字は鄧州。号は白崖窟。幼名は慶助。俗姓は塩田
   氏、のち中原氏。常に南天の棒を携えていたことから南天棒として広く知られる。7歳のとき母を
   喪い、11歳にして平戸(長崎)雄香寺麗宗のもとで出家する。18歳で遊方の旅に出て、八幡(京都)
   円福寺の万松庵石応宗珉、久留米(福岡)梅林寺の羅山元磨らに師事し、29歳のとき羅山の印可を
   得た。31歳で初めて周防(山口)徳山の大成寺に住し、ついで松島(宮城)瑞巌寺に入り、明治35
   年(1902)兵庫の海清寺に住した。以降海清寺を活動の中心とし大いに禅風を挙揚した。南天棒に
   影響を受けた者は数多く、山岡鉄舟、乃木希典、児玉源太郎らも帰依した。接化の弟子に曹洞宗飯
   田欓隠がいる。『提唱碧巖集』『般若心経毒語注』『提唱臨済録』等の講義、語録が多い。

価格 45,000円

詳細 紙本揉紙表装
   総丈 タテ183.5㎝ ヨコ36㎝
   本紙 タテ120㎝ ヨコ33㎝

状態 シミ、オレアリ。

2025年04月09日