No.Aー184覚融
作家名 覚融
作品名 一行書 「僧敲月下門」
略歴 覚融(かくゆう) ?~天明8年(1788)
新義真言宗の学僧。尾張(愛知)の生まれ。字は宏道。号は白雲居。尾張天王坊(亀尾山安養寺)第
二十五世。特に豊山性相学の鼻祖として知られる。南都で因明を学び、のち豊山にのぼる。豊山で
は性相学を中心に講じた。この頃の豊山は、特に性相学が盛んであり、法住、戒定、快道、栄天、
慈光、周海、恵隆、無相、栄性などの学匠が輩出して豊山教学を華やかにした時代といわれ、覚融
はその第一人者である。又、覚融は、尾張の画人内藤東甫が金剛山長栄寺で主宰する九老尚歯会の
主要人物の一人。この会には儒者で本草学者の松平君山や俳人の横井也有も参加している。この場
景は『尾張名所図会』に、図像と和歌が『張城尚歯会』に出ています。著書には『六合釈講林』一
巻、『百法問答鈔通考刪補』九巻、『百法問答鈔講林』八巻、『内伝要術指南』一巻、『三部鈔口
決輯』三巻などがある。
価格 200,000円
詳細 紙本絹装三段表具
総丈 タテ173.5㎝ ヨコ32.5㎝
本紙 タテ96㎝ ヨコ28㎝
状態 表具裏打ち虫穴新装補修。