No.Aー138田川鳳朗



作家名 田川鳳朗

作品名 『朝顔墨画図画賛』
    「残る蚊や 蚊にもまじらず ひとつづつ 鶯笠□

略歴  田川鳳朗(たがわ ほうろう) 宝暦12年(1762)~弘化2年(1845)
   江戸時代後期の俳人。肥後国(熊本)の生まれ。田川氏。本性は厳島氏。本名は義長。通称は東源。
   号には京陵・対竹・鶯笠・蕉風林・自然堂などがある。もとは肥後国熊本藩士。寛政10年(1798)、
   37歳で致仕。俳諧を幼少の頃より父鼎や同藩の武久綺石に学ぶ。江戸参府の途次に蝶夢・久村暁台に
   対面した。文化13年(1816)本所亀沢に庵を結び、夏目成美・鈴木道彦らと交流した。翌年『芭蕉葉
   ぶね』を刊行、真正蕉風を宣揚した。芭蕉一五〇年忌の天保14年(1842)、京の二条家に請うて芭蕉
   に「花下大明神」の神号が許され、自身も「花下翁」の称を受けた。桜井梅室・成田蒼虬とともに天
   保三大家と称される。俳諧撰集に『鳳朗発句集』『自然堂千句』『髭誕生集』などがある。追善集
   は、一周忌『冬椿集』(自然堂社中編)がある。

価格 160,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ191.5㎝ ヨコ31.5㎝
   本紙 タテ124㎝ ヨコ29㎝

状態 表具上部2ヶ所シミ、本紙数ヶ所ウスジミ、少オレアリ。

2023年11月22日