





作家名 三枝真洞
作品名 『浮嵐暖翠図』
略歴 三枝真洞(さえぐさ しんどう) 天保6年(1835)~慶応4年(1868)
浄土真宗の僧、勤王活動家。大和国(奈良)添下郡椎木の浄蓮寺に生まれる。本名は蓊、幼名は芳
丸、また芳満。別号に青荷、青山樵など。僧名を浄尚、後還俗して青木精一郎と変名した。漢学を
今村文吾に、国学・和歌を伴林光平に、画を藤本鉄石に学んだ。また、本願寺学寮に入り内典・外
典を究める。勤王の志を抱き、文久3年(1863)伴林、藤本に従って天誅組の変に市川精一郎とし
て参加したが、敗戦し因幡に逃れた。慶応4年(1868)林田衛太郎貞堅(朱雀操)と共に京都でイ
ギリス公使パークスを襲撃するも失敗に終わり、粟田口にて梟首された。年三十四才。詩と画を善
くし、真洞の画に光平が題詩したものも遺っている。辞世の句「もののふの 捨てるいのちは たれ
ゆえに たかき名を得て 君にささげむ」『殉難全集』から。
価格 800,000円
詳細 紙本絹装丸表具
総丈 タテ190㎝ ヨコ52.5㎝
本紙 タテ101㎝ ヨコ38㎝
桐合箱
状態 本紙少ヨゴレ、少欠損アリ。