





作家名 柳沢保興
作品名 千字文四字句 「天地玄黄」
略歴 柳沢保興(やなぎさわ やすおき) 文化12年(1815)~嘉永元年(1848)
大和郡山藩十五万千二百石柳沢家第五代当主。大和郡山(奈良)の生まれ。幼名は鏐之介。号は子
山。天保元年(1830)第十一代将軍家斉に謁見する。同年元服、従五位下造酒正に任ぜられた。ま
た、同9年(1838)父保泰の死により家督を相続し、造酒正を改め、甲斐守となる。同11年(1840)
光格天皇の葬儀を奉護して泉涌寺に35日間宿衛する。弘化2年(1845)従四位に叙せられ、嘉永元
年(1848)江戸幸橋の邸で死去、34歳。
箱書に「四字句幅 柳沢保興侯之筆尚山逸人書」とあるが、この見事な筆跡は幕末の柳沢藩の儒官
であった奥村邦基の書の可能性が残されている。文久3年(1863)8月の天誅組騒乱の折、郡山藩は
邦基の揮毫の征旗を押し立てて出動した。その筆跡の見事さに他藩の兵士たちが褒め称えたと伝え
られる人物である。
価格 850,000円
詳細 紙本絹装三段表具
総丈 タテ172.5㎝ ヨコ38㎝
本紙 タテ98.5㎝ ヨコ28㎝
桐合箱
状態 オレアリ。