奈良の書一覧

No.Aー143東大寺二月堂本尊・秘仏十一面観世音菩薩像



作家名 平岡定海

作品名 木版墨摺 『東大寺二月堂本尊・十一面観世音菩薩像』
    平岡定海筆 種字「(キャ、ka)」
    朱印三顆(二月堂・梵字・東大寺印)

略歴  十一面観音
   種字はキャ(क、ka)。梵名エーカダシャムカ (एकदशमुख ekadaśamukha)「11の顔」「11の顔を持つも
   の」の意は、仏教の信仰対象である菩薩の一尊。観音菩薩の変化身の1つであり、六観音の1つでもあ
   る。頭部に11の顔を持つ菩薩。

    平岡定海(ひらおか じょうかい) 大正12年(1923)~平成23年(2011)
   華厳宗の僧侶で歴史学者。東大寺第二一三世別当。奈良の生まれ。昭和10年(1935)得度。
   同24年(1949)京都大学文学部史学科卒業。同30年(1955)京都大学大学院修了。同35年(1960)
   文学博士。昭和29年(1954)種智院大学講師、同32年(1957)助教授。同41年(1966)大手前女子
   大学教授。東大寺上之坊住職、東大寺執事長、華厳宗管長、東大寺別当を歴任した。著書には『東大
   寺宗性上人の研究並史料』『東大寺の歴史』『大仏勧進ものがたり』など多数ある。

価格 55,000円

詳細 紙本 中縁黄土地牡丹文金襴 総縁茶絹地雲涌文 金軸 仏表具
   総丈 タテ153㎝ ヨコ45.5㎝
   本紙 タテ66㎝ ヨコ30㎝
   桐共箱為書

状態 少シミアリ。

2024年01月06日

No.Aー114大西良慶



作家名 大西良慶

作品名 名号 「南無阿弥陀仏」

略歴  大西良慶(おおにし りょうけい) 明治8年(1875)~昭和58年(1983)
   明治~昭和期の北法相宗の僧。奈良の生まれ。幼名は広治。通称は清水さん。号は無隠。多武峰談山
   神社神職の次男として生まれる。明治22年(1889)九条家の嘱望で興福寺再興のために入寺し、千早
   定朝に従って出家。翌年法隆寺の佐伯定胤に唯識を学ぶ。同32年(1899)興福寺231世、同37年(
   1904)法相宗官長、大正3年(1914)清水寺住職となり、興福寺を兼務。昭和40年(1965)清水寺を
   本山とする北法相宗を設立し、初代管長に就任。諸宗に造詣が深く、仏教界の要職を歴任し、中国仏
   教界との交渉をはじめ、社会教化事業・平和運動にも尽力。同50年(1975)仏教伝道功労賞、翌年朝
   日社会福祉賞などを受賞。大正4年(1915)から48年間孟蘭盆法話を続け、良慶節といわれる説法で
   親しまれた。著書には『観音経のこころ』『信仰と人生』『大西良慶選集6巻』などがある。

価格 500,000円

詳細 この作品は、箱書の自題に「六字寶號」とある様に、若き日従軍僧として日露戦争での203高地の
   様相をこの目で見てこられた大僧正の最晩年101才の御名号である。
   紙本緞子三段上表具
   総丈 タテ205㎝ ヨコ49.5㎝
   本紙 タテ129.5㎝ ヨコ33.5㎝
   桐共箱

状態 シミアリ。

2023年05月08日

No.Aー106谷三山



作家名 谷三山

作品名 一行書 「脩徳者預細門」

略歴  谷三山(たに さんざん) 享和2年(1802)~慶応3年(1867)
   江戸後期の儒者。奈良の生まれ。諱は操。通称は新助、後に昌平と改む。別号に淡庵・繹斎等。
   幼児目及び耳を疾み、聴力を失ったが読書勉学倦むことなく学識地方に著しく聞こえ、家塾(興譲館
   )を開いて弟子を薫育し皇道、五常、忠孝を奨励した。後高取藩主の聘に応じて出仕、藩治のために
   扶翼するところが多かった。晩年ついに明を失するに至ったが意気毫も衰えず、文久3年(1863)在
   京の諸侯の尊王攘夷の急務を献策した。また山陵の荒廃を歎じて修補に尽力した。大正6年(1917)
   正五位を贈られる。

価格  250,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ191.5㎝ ヨコ35.5㎝
   本紙 タテ132㎝ ヨコ28㎝
   桐合箱

状態 少ヨゴレ

2023年01月13日

No.Aー104森川杜園



作家名 森川杜園

作品名 『尉と姥図』

略歴  森川杜園(もりかわ とえん) 文政3年(1820)~明治27年(1894)
   幕末・明治期の木彫家。奈良井上町の生まれ。幼名は友吉。字は扶疏。杜園と号す。13歳で内藤其淵
   に画を学ぶ。天保7年(1836)奈良を訪れた柴田是真に勧められ奈良人形をはじめる。
   安政3年(1856)春日若宮大宿所前絵師職、ついで春日有識奈良人形師の名を許される。正倉院御物
   の模造にも従事。内国勧業博やシカゴ万博に出品し活躍。伴林光平に和歌を学び、大蔵流狂言の名手
   でもあった。

価格  650,000円

詳細  紙本紙装丸表具
   総丈 タテ187㎝ ヨコ27.5㎝
   本紙 タテ94.5㎝ ヨコ24.5㎝

状態  少虫穴

2022年12月05日

No.Aー39柳沢保泰

 

作家名 柳沢保泰

作品名 和歌幅 『詠二首和歌』

略歴  柳沢保泰(やなぎさわ やすひろ) 天明3年(1783)~天保9年(1838)
   江戸後期の大名。大和国郡山藩第4代藩主。郡山藩柳沢家5代。3代藩主柳沢保光の次男。

価格 250,000円

詳細 総丈 タテ121㎝ ヨコ50㎝
   本紙 タテ33㎝ ヨコ48㎝

状態 表具虫穴・ヤブレ・イタミ

2022年05月04日

No.Aー25柳生宗在

 

作家名 柳生宗在

作品名 書幅

略歴  柳生宗在(やぎゅう むねあり) 承応3年(1654)~元禄2年(1689)
   大和柳生藩の第4代藩主。官位は従五位下。対馬守。法号は寂光院。

価格 160,000円

詳細 総丈 タテ77㎝ ヨコ44㎝
   本紙 タテ14.5㎝ ヨコ30㎝

状態 少ヨゴレ 表具イタミ大

2022年05月03日