作家名 伊藤墨海賛、丹羽嘉言画
作品名 『般若心経菊石図』
略歴 伊藤墨海(いとう ぼっかい) , ~文化6年(1809)
江戸中・後期の医師・書家。名は茂達。字は子聞。通称は山崎龍眠。号は墨海、秋江。医師定斎(伊
藤玄沢)の次子、兄春沢がはやくに没したため家を嗣ぎ医を業とした。もっとも書法に心を傾け、こ
とに八分に巧みで四方に名を知られた。源達の名で金石に刻した遺跡を多く存している。法名は墨海
彼岸。享年五十八歳、名古屋花車町浄信寺に葬る。現在は平和公園に移されている。
丹羽嘉言(にわ かげん) 寛保2年(1742)~天明6年(1786)
江戸中期の画家。尾張(愛知)の生まれ。名は嘉言。通称は新次郎。号は章甫、謝庵、福善斎、聚珍
堂、名士関。尾張藩士竹中氏の家士、壮年にして家を棄て般若台に芽舎を結び、雲臥禅師に従って禅
理をきわめ、画を描き風流に遊んだ。描くところの山水は元明の風格にかない、その巧妙さは池大雅
と並称された。寡欲で酒をたしなみ、著書に『謝庵遺稿』『福善斎画譜』がある。
価格 150,000円
詳細 箱書には「香積院雲臥和尚般若心経賛丹羽嘉言菊石画」とあるが、当方調査の結果、上記二名の合作
の作品に確定できた。
紙本絹装三段表具 軸先は朱漆で雷電花模様。
総丈 タテ209㎝ ヨコ45㎝
本紙 タテ118㎝ ヨコ39㎝
桐合箱
状態 少ヨゴレ。