No.Aー114大西良慶
作家名 大西良慶
作品名 名号 「南無阿弥陀仏」
略歴 大西良慶(おおにし りょうけい) 明治8年(1875)~昭和58(1983)
明治~昭和期の北法相宗の僧。奈良の生まれ。幼名は広治。通称は清水さん。号は無隠。多武峰談山
神社神職の次男として生まれる。明治22年(1889)九条家の嘱望で興福寺再興のために入寺し、千早
定朝に従って出家。翌年法隆寺の佐伯定胤に唯識を学ぶ。同32年(1899)興福寺231世、同37年(
1904)法相宗管長、大正3年(1914)清水寺住職となり、興福寺を兼務。昭和40年(1965)清水寺を
本山とする北法相宗を設立し、初代管長に就任。諸宗に造詣が深く、仏教界の要職を歴任し、中国仏
教界との交渉をはじめ、社会教化事業・平和運動にも尽力。同50年(1975)仏教伝道功労賞、翌年朝
日社会福祉賞などを受賞。大正4年(1915)から48年間孟蘭盆法話を続け、良慶節といわれる説法で
親しまれた。著書には『観音経のこころ』『信仰と人生』『大西良慶選集6巻』などがある。
価格 500,000円
詳細 この作品は、箱書の自題に「六字寶號」とある様に、若き日従軍僧として日露戦争での203高地の
様相をこの目で見てこられた大僧正の最晩年101才の御名号である。
紙本緞子三段上表具
総丈 タテ205㎝ ヨコ49.5㎝
本紙 タテ129.5㎝ ヨコ33.5㎝
桐共箱
状態 シミアリ。