近代の書・絵画一覧

No.Aー167後藤貞行



作家名 後藤貞行

作品名 『馬図』

略歴  後藤貞行(ごとう さだゆき) 嘉永2年(1850)~明治36年(1903)
   明治時代の彫刻家。紀伊和歌山藩士の家に生まれる。陸軍軍馬局などにつとめ、かたわら高村光雲
   に師事する。馬の彫刻を得意とした。明治23年(1890)東京美術学校(現・東京芸大)雇となり、
   馬の生態に詳しい後藤が「美術解剖」の授業を担当。次の担当が陸軍軍医学校教官の森鷗外であっ
   た。同31年(1898)岡倉天心の辞職に伴い美術学校を辞める。光雲のもとで「楠公像」の馬、「西
   郷隆盛像」の犬を制作した。

価格 お問い合わせください。

詳細 この作品は絹本に背影や松を岩絵具で日本画風に画き、馬の筋肉や血管の筋、たてがみを丁寧に
   よりリアルに画く為に西洋画の顔料を用いています。
   絹本着色絹装丸表具
   総丈 タテ190.5㎝ ヨコ66.5㎝
   本紙 タテ124㎝ ヨコ49.5㎝

状態 表具虫食い、軸先片方欠。

2024年08月29日

No.Aー162山川智応



作家名 山川智応

作品名 日蓮名号 「南無妙法蓮華経」

略歴  山川智応(やまかわ ちおう) 明治12年(1879)~昭和31年(1956)仏教学者。日蓮宗国柱会。大阪の生まれ。本名は伝之助。1歳のとき、山川家の養子となる。小学校四年まで水戸学、陽明学、仏教学を学び、14歳で田中智学の立正安国会に入る。19歳で小学教員試験に合格し、北野小学校に奉職した。明治32年(1899)智学の獅子王医院に入り、月刊誌「妙宗」の記者となり、智学から智応の名をもらう。智学の日蓮主義運動に参加する。国柱会講師、獅子王文庫学頭、立正大学講師を歴任して、昭和9年(1934)東京帝国大学から文学博士号を得た。著書には『和訳法華経』『日蓮聖人伝十講』『法華思想史上の日蓮聖人』など多数ある。

価格

詳細 紙本絹装三段表具
   総丈 タテ189㎝ ヨコ44.5㎝
   本紙 タテ112㎝ ヨコ30㎝
   桐合箱

状態 少シミ、オレアリ。

2024年07月14日

No.Aー161濱口雄幸



作家名 濱口雄幸

作品名 漢詩七絶 「千里鶯啼緑映紅 水村山郭酒旗風 南朝四百八十寺 多少楼臺煙雨中 空谷□□」
         『江南春』唐の詩人・杜牧の代表作

略歴  濱口雄幸(はまぐち おさち) 明治3年(1870)~昭和6年(1931)
   大正・昭和時代に活躍した官僚出身の政党政治家。高知の生まれ。号は空谷。幼少の頃より勉学に
   励み学業はいつも優秀な成績を修めていた。安芸郡の豪農であった濱口義立の養子となる。東京帝
   国大学卒業後は、大蔵省に就職し専売局長官、逓信次官、大蔵次官を歴任した。田中内閣の総辞職
   後、内閣総理大臣に就任した。濱口内閣の掲げる「十大政綱」は戦前の政策としては前後の内閣と
   区別される特色をもつ。とりわけ対中国親善、軍縮促進、金解禁などに尽力する。昭和5年(1930)
   東京駅で愛国社社員佐郷屋留雄の狙撃により重傷を負う、翌年治療を続けるも放線菌症のため逝去
   した。

価格 20,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ151㎝ ヨコ43㎝
   本紙 タテ67㎝ ヨコ32㎝
   桐合箱

状態 少シミ、オレアリ。

2024年07月10日

No.Aー160川村驥山



作家名 川村驥山

作品名 漢詩 「治家以動倹為先 恃衆以謙和為首 酉寅之秋 驥山慎□□」

略歴  川村驥山(かわむら きざん) 明治15年(1882)~昭和44年(1969)
   日本の書家。静岡の生まれ。名は慎一郎。号は二葉のち驥山と改める。別号に酔仏居士、酔驥、長
   嘯庵主人がある。幼少の頃より父東江に書道、漢学を学び、さらに太田竹城や岡田良一郎に漢学を
   学ぶ。13歳の時、明治天皇銀婚式典に楷書孝経、草書出師表を暗書して天覧の栄を賜り神童と称さ
   れた。明治37年(1904)長崎晧台寺の霖玉仙について禅学を修業する。大正の初め内閣賞勲局文書
   課に勤務した。日本書道作振会・泰東書道院の審査員をつとめ、昭和6年(1931)には文化使節とし
   て中国に渡る。東方書道会を結成、日本芸術院賞、長野文化功労賞を受賞する。昭和40年(1965)
   勲三等瑞宝章を受け、同44年(1969)従四位に叙せられた。驥山の書は楷書は鐘繇風、草書は狂草
   に妙を得ている。

価格 80,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ188.5㎝ ヨコ45.5㎝
   本紙 タテ137㎝ ヨコ33㎝
   桐合箱

状態 シミ、オレアリ。

2024年07月03日

No.Aー158末次信正



作家名 末次信正

作品名 一行書 「雄飛五大洲」

略歴  末次信正(すえつぐ のぶまさ) 明治13年(1880)~昭和19年(1944)
   明治・昭和前期の海軍軍人。山口の生まれ。海軍大将、艦隊派(軍令派)の代表的人物。
   末次操九郎の次男。海軍兵学校・海軍大学校を卒業後、海軍砲術学校第一艦隊司令部・軍令部に
   勤務する。また、第一次近衞内閣の内務大臣も務める。日本海軍における戦術の理論家として知
   られる。

価格 80,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ199㎝ ヨコ47㎝
   本紙 タテ120.5㎝ ヨコ33㎝

状態 表具シミ、本紙オレアリ。

2024年06月19日

No.Aー156山田寒山



作家名 山田寒山

作品名  『墨竹寒山詩』
    賛「有鳥五色文 棲桐食竹實 徐動合禮儀 和鳴中音律 昨來何以至 為君暫時出 儻聞絃歌聲 
      作舞欣今日 大正三年秋日興来漫心此図並題寒山詩 寒山田潤□□」

略歴  山田寒山(やまだ かんざん) 安政3年(1856)~大正7年(1918)
   明治・大正時代の日本の篆刻家。愛知の生まれ。名は潤子。字は白王。号は寒山。曹洞宗の僧侶で
   あったが18歳の頃、小曾根乾堂を訪ね、24歳で福井端隠の門に入り芙蓉派の篆刻を学んだ。明治30
   年(1897)清国に渡り呉昌碩に師事する。荒廃していた蘇州寒山寺の住職となり、同寺の復興と夜
   半の鐘の新鋳に尽力した。また、伊藤博文や尾崎紅葉らと親交があった。篆刻のほかにも詩・書・
   画・楽焼にも秀で、その活躍ぶりは多岐にわたる。とりわけ富益斎著『印章備正』の刊行、蘭台、
   荃廬、蔵六・椿処と丁未印社の結成等、斯界に残した足跡は大きい。作品集に『羅漢印譜』がある。

価格 60,000円

詳細 絹本絹装丸表具 軸先紫檀象牙
   総丈 タテ217.5㎝ ヨコ52.5㎝
   本紙 タテ149㎝ ヨコ37㎝
   桐共箱

状態 オレアリ。

2024年06月03日

No.Aー155高楠順次郎



作家名 高楠順次郎

作品名 名号 「南無阿弥陀仏佛」

略歴  高楠順次郎(たかくす じゅんじろう) 慶応2年(1866)~昭和20年(1945)
   大正・昭和期の仏教学者。広島の生まれ。幼名は梅太郎。号は篝村・雪頂。諡は宏学院釈順成。学生
   時代は小林洵を名乗る。神戸の高楠家の養嗣子となる。ヨーロッパ留学中にオックスフォード大学の
   マックス・ミュラーに師事、インド学、梵語学を学んだ。『大正新脩大蔵経』『国訳南伝大蔵経』の
   出版や、『大日本仏教全書』の監修などに活躍、また仏教主義教育に傾注し武蔵野女子学院を設立、
   東洋大学学長を務めた。昭和19年(1944)文化勲章受賞。

価格 600,000円

詳細 紙本新改装絹緞子上表具
   総丈 タテ191㎝ ヨコ45㎝
   本紙 タテ119㎝ ヨコ29.5㎝
   桐合箱

状態 良好。

2024年05月21日

No.Aー147中川紀元



作家名 中川紀元

作品名 『墨画聖観音菩薩像』

略歴  中川紀元(なかがわ きげん) 明治25年(1892)~昭和47年(1972)
   洋画家。長野の生まれ。旧姓は有賀。本名は紀元次。東京美術学校彫刻科に入学するが、ほどなく中
   退。本郷洋画研究所、太平洋画会研究所で洋画を学び、石井柏亭や正宗得三郎に師事する。大正8年
  (1919)~10年(1921)渡仏、マティスに師事。大正9年(1920)二科会展で樗牛賞、翌年二科会展で
  「立てる女」などが二科賞を受賞。同11年(1922)「アクション」を結成。昭和5年(1930)六潮会を
   結成、やがて日本画に転ずる。大正11年(1922)より文化学院、昭和4年(1929)~13年(1938)帝
   国美術学校(現武蔵野美術大学)教授として後進の指導に当たった。昭和13年(1938)従軍画家とし
   て戦地に赴く。同39年(1964)日本芸術院賞恩賜賞を受賞。

価格 100,000円

詳細 この作品は、箱書に昭和13年1月とあるところから紀元45才の作品です。
   紙本 中縁白地唐草文緞子 総縁萌黄地団花文緞子 金軸 仏表具
   総丈 タテ209㎝ ヨコ48.5㎝
   本紙 タテ137.5㎝ ヨコ33㎝
   桐共箱

状態 良好。

2024年03月12日

No.Aー129岡崎邦輔



作家名 岡崎邦輔

作品名 和歌
    「ゆみはりの 月も雲間に きらめきて 秋風さむし 長篠の原 邦輔」

略歴  岡崎邦輔(おかざき くにすけ) 嘉永6年(1853)~昭和11年(1936)
   明治~大正時代の政治家・実業家。和歌山の生まれ。号は晩香。旧姓は長坂。国事に奔走していた
   従兄伊達宗興・陸奥宗光らの感化を受けて成長。明治21年(1888)駐米公使となった陸奥に随って
   渡米、留学した。同24年(1891)陸奥が代議士を辞任するとその補欠選挙に立候補するため岡崎左
   衛門の家に入籍、被選挙権を得て、初当選を遂げた。以後紀州派の中心人物として陸奥の議会政略を
   支援し、独立俱楽部を結成した。第4次伊藤内閣時には星亨逓信相のもとで官房長に就任した。犬養
   毅、尾崎行雄らと護憲運動を起こし、護憲三派内閣の公約、普選法をめぐる貴衆両院の対立を調停、
   同法成立に大きく寄与した。詩歌をよく好み『晩香歌集』岡崎邦輔遺稿同先生景慕会(昭和17年)が
   ある。

価格 150,000円

詳細 絹本絹装丸表具
   総丈 タテ202㎝ ヨコ52㎝
   本紙 タテ128㎝ ヨコ39.5㎝
   桐合箱

状態 少シミ

2023年08月30日

No.Aー128陸奥宗光



作家名 陸奥宗光

作品名 徒然草から第三十八段『名利につかはれて』 第九十二段『或人、弓射る事を習ふに』

略歴  陸奥宗光(むつ むねみつ) 弘化元年(1844)~明治30年(1897)
   明治時代の政治家・外交官。伯爵。和歌山の生まれ。幼名は牛麿。伊達陽之助、陸奥小次郎などと称
   した。父は和歌山藩士伊達藤二郎宗広。幕末期に脱藩して坂本竜馬の知遇を得て海援隊に加わる。維
   新後、外務大丞・大蔵省租税頭・元老院議官などを歴任したが、西南戦争時に西郷軍に通謀した疑い
   で禁獄5年の刑を受ける。特赦後は欧米に渡り、駐米公使としてメキシコとの対等条約の締結に成功
   する。第2次伊藤内閣時の外相では治外法権の撤廃を内容とする条約改正を実現したほか、日清戦争
   の講和条約、三国干渉などの処理や議会対策に大きな成果を残した。著書には『蹇蹇録』がある。

価格 350,000円

詳細 紙本絹三段表装。箱書は宗光の従兄弟にあたる政治家岡崎邦輔(号は晩香)である。
   総丈 タテ214.5㎝ ヨコ40㎝
   本紙 タテ135㎝ ヨコ29㎝
   桐合箱

状態 良好。

2023年08月25日

No.Aー123池坊専威



作家名 池坊専威

作品名 和歌「天をの 正しきふりを みやびかに すがたにうつす さし花の道」

略歴  池坊専威(いけのぼう せんい) 明治33年(1900)~昭和19年(1944)
   華道家元池坊第四十四世。京都頂法寺(六角堂)の僧。伯爵油小路隆元の子。本名は油小路隆久。

価格 120,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ214㎝ ヨコ51.5㎝
   本紙 タテ143㎝ ヨコ38.5㎝

状態 少シミ、少オレアリ。

2023年07月14日

No.Aー118五代友厚



作家名 五代友厚

作品名 『墨竹画賛図』 賛「雨後中呼風」

略歴  五代友厚(ごだい ともあつ) 天保6年(1835)~明治18年(1885)
   幕末~明治期の薩摩藩士・政商。薩摩(鹿児島)の生まれ。諱は友厚。幼名は徳助。通称は才助。雅
   号は松陰。父は薩摩藩士五代秀堯。贈正五位、勲四等。明治維新後、外交官から実業界に転じ、政商
   として活躍。大阪株式取引所・大阪商工会議所の創設、製鋼・貿易・銀行・鉄道会社の設立に尽力。
   大坂経財界の重鎮の一人。

価格 250,000円

詳細 絖本絹装丸表具  明治5年37才、南都での作品。
   総丈 タテ203㎝ ヨコ51㎝
   本紙 タテ117.5㎝ ヨコ38.5㎝
   桐合箱

状態 少オレアリ。

2023年06月19日

No.Aー109大石隆子



作家名 大石隆子

作品名 短歌
    「日をあみて しみじみ母と かたりしに 春のおもひで なつかしきかな」

略歴  大石隆子(おおいし たかこ) 明治34年(1901)~平成13年(2001)
   書家。東京の生まれ。尾上柴舟、丹羽海鶴に師事。日展特選・朝倉賞、文部大臣賞、日本芸術院賞
   受賞。勲四等宝冠章受章。日展参事・読売展名誉会員・日本かな書道会参与・全日本書津連盟名誉
   顧問・栴檀社主宰。

価格 85,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   料色小色紙
    左 薄黄土色銀泥唐草牡丹文様 右 薄萌葱色金泥雁に流水文様
   総丈 タテ117㎝ ヨコ50㎝
   本紙 タテ14.5㎝ ヨコ26.5㎝
   桐自題共箱

状態 僅かにシミがありますが、気にかからない程度です。

2023年02月10日

No.Aー107高楠順次郎



作家名 高楠順次郎

作品名 漢詩二行
    「無筆而画者形影也 無脚而馳者感應也 八葉峰中雪頂 花押」
     佐藤一斎『言志四録㈣ 言志耋録』(第121条感応の理七則その六)

略歴  高楠順次郎(たかくす じゅんじろう) 慶応2年(1866)~昭和20年(1945)
   大正・昭和期の仏教学者。広島の生まれ。幼名は梅太郎。号は篝村・雪頂。諡は宏学院釈順成。学生
   時代は小林洵を名乗る。神戸の高楠家の養嗣子となる。ヨーロッパ留学中にオックスフォード大学の
   マックス・ミュラーに師事、インド学、梵語学を学んだ。『大正新脩大蔵経』『国訳南伝大蔵経』の
   出版や、『大日本仏教全書』の監修などに活躍、また仏教主義教育に傾注し武蔵野女子学院を設立、
   東洋大学学長を務めた。昭和19年(1944)文化勲章受賞。

価格  150,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ201㎝ ヨコ45.5㎝
   本紙 タテ137.5㎝ ヨコ33.5㎝
   桐合箱

状態  美品

2023年01月20日

No.Aー105西井敬岳



作家名 西井敬岳

作品名 『うさぎ図』

略歴  西井敬岳(にしい けいがく) 明治13年(1880)~昭和12年(1937)
   明治・昭和期の日本画家。福井武生町の生まれ。本名は敬次郎。福井松平家の御用絵師西井敬美の
   次男。近代京都画壇を代表する画家山元春挙に画を学び、文展入選作品を多数残している。京都美
   術協会員。山水画を得意とする。

価格  55,000円

詳細 絹本絹装丸表具
   総丈 タテ119㎝ ヨコ47.5㎝
   本紙 タテ33㎝ ヨコ35㎝

状態  僅かにシミがあります。

2023年01月06日

No.Aー98山本達雄



作家名 山本達雄

作品名 漢詩五絶
    「一聲長在身 萬恨重經心 潤古清風起 至終涼月沈 達□□」

略歴  山本達雄(やまもと たつお) 安政3年(1856)~昭和22年(1947)
   銀行家・政治家。大分の生まれ。号は竹溪。慶應義塾、三菱商業を卒業後、三菱会社に入り明治18年
  (1885)川田小一郎の世話で日本郵船会社に移ってから同23年(1890)日本銀行に入った。第5代日本
   銀行総裁を務めた後、大蔵大臣、農商務大臣、内務大臣を歴任。明治36年(1905)には貴族院議員に
   勅選され男爵に叙された。昭和2年(1927)には立憲民政党の最高顧問となった。

価格  80,000円

詳細 本紙絖本、竹葉模様絹丸表具
   総丈 タテ212㎝ ヨコ41㎝
   本紙 タテ142.5㎝ ヨコ28㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年09月03日

No.Aー89柳瀬木鶏



作家名 柳瀬木鶏

作品名 自画賛句入『古荻茶盌図』
    「葉津蝉の古恵藻聴きけり香志古島(はつせみのこえもききけりかしこじま)」

略歴  柳瀬木鶏(やなせ もっけい)
    柳瀬商店 和紙クラブ

価格  20,000円

詳細 紙本絹装丸表具
   総丈 タテ179㎝ ヨコ31㎝
   本紙 タテ123㎝ ヨコ29.5㎝
   桐画入共箱

状態 少シミ

2022年08月12日

No.Aー86日下部鳴鶴



作家名 日下部鳴鶴

作品名 『観世音菩薩受猿子獻図』

略歴  日下部鳴鶴(くさかべ めいかく) 天保9年(1838)~大正11年(1922)
   書家。滋賀の生まれ。名は東作。字は子暘。号は鳴鶴・東嶼・翠雨・野鶴など。太政官、大書記官を
   歴任。はじめ巻菱湖、貫名海屋の書風を学んだ。のち来日した清の楊守敬に啓発されて、漢魏六朝の
   書法を究める。その書は明治の書道界を風靡した。

価格  お問い合わせください。

詳細 紙本絹装丸表具、『北海紀行』漢詩集を発行した美濃の漢詩人、水谷奥嶺の箱書あり。
   総丈 タテ186.5㎝ ヨコ44㎝
   本紙 タテ128㎝ ヨコ32㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年08月05日

No.Aー83末次信正



作家名 末次信正

作品名 一行書 「誠信化人」

略歴  末次信正(すえつぐ のぶまさ) 明治13年(1880)~昭和19年(1944)
   明治・昭和前期の海軍軍人。山口の生まれ。海軍大将、艦隊派(軍令派)の代表的人物。
   末次操九郎の次男。海軍兵学校・海軍大学校を卒業後、海軍砲術学校第一艦隊司令部・軍令部に
   勤務する。また、第一次近衞内閣の内務大臣も務める。日本海軍における戦術の理論家として
   知られる。

価格 300,000円

詳細 紙本絹装丸表具、大阪府警察部長、徳島県・福島県知事を務めた荒木義夫の箱書あり
   総丈 タテ195㎝ ヨコ43.5㎝
   本紙 タテ121.5㎝ ヨコ32㎝
   桐合箱

状態 良好

 

2022年07月29日

No.Aー77山下義韶



作家名 山下義韶

作品名 一行書 「剛柔自在」

略歴  山下義韶(やました よしつぐ) 慶應元年(1865)~昭和10年(1935)
   日本の柔道家。神奈川の生まれ。段位は講道館柔道十段、大日本武徳会柔道範士。講道館四天王の
   一人で、史上初めて十段位を授与された。明治35年(1902)アメリカに渡米、演武や講話を通じて
   柔道の普及に尽力。また、合衆国海軍兵学校の教官を務め、帰国後は講道館の指南役を務めた。

価格 450,000円

詳細 表具絹本三段装
   総丈 タテ199㎝ ヨコ53.5㎝
    本紙 タテ106㎝ ヨコ40㎝

状態 シミ

2022年07月21日

No.Aー74大内青巒



作家名 大内青巒

作品名 『蘭図』自画賛

略歴  大内青巒(おおうち せいらん) 弘化2年(1845)~大正7年(1918)
   仏教思想家。宮城の生まれ。諱は泥牛。通称は青巒。道号は巻之、号は藹翁・藹々居士・露堂。
   曹洞宗照庵のもとで得度。原坦山、福田行誡に仏教を学ぶ。島地黙雷らの勧めで西本願寺21世大谷
   光尊の侍講となる。『明教新誌』『江湖新聞』などを発刊。尊皇奉仏大同団・曹洞宗扶宗会などの
   結成を通じて、仏教の大衆化、社会福祉、教育活動に尽くした。また曹洞宗布教の根本聖典とされる
  『修証義』の原型を作る。著書には『修証義講話』『普勧坐禅儀詮要』『般若心経講話』等がある。

価格 20,000円

詳細 紙本紙装丸表具
   総丈 タテ190㎝ ヨコ25㎝
   本紙 タテ139.5㎝ ヨコ17㎝

状態 良好

2022年07月16日

No.Aー73森本後凋(杜成卿)



作家名 森本後凋(杜成卿)

作品名 『松下羅漢愛虎之図』

略歴  森本後凋(もりもと こうちょう) 弘化4年(1847)~明治38年(1905)
   明治期の官史・美術研究家。字は成卿。号は蒼髯。旧鳥取藩士、のち京都に住す。
   京都帝室博物館長、奈良帝室博物館長を歴任。従六位勲六等に叙せられる。

価格 70,000円

詳細 本紙絖本、丸表具
    総丈 タテ181㎝ ヨコ50.5㎝
   本紙 タテ117㎝ ヨコ37㎝

状態 少虫食

2022年07月16日

No.Aー72加藤犀水



作家名 加藤犀水

作品名 犀水の句

略歴  加藤犀水(かとう さいすい) 明治4年(1871)~昭和27年(1952)
   法学者・俳人。長野の生まれ。名は正治。俳号は犀水。加藤正義の養子。東京帝国大学名誉教授、
   中央大学学長。ベルリン留学中、東洋語学校で教鞭をとっていた巌谷小波に師事し、白人会を結び
   句作する。昭和9年には『白人集』を刊行。また古俳人の墨蹟・陶器の蒐集家としても有名。

価格 15,000円

詳細 表具絹本三段装
    総丈 タテ109.5㎝ ヨコ32㎝
   紙本 タテ19㎝ ヨコ21㎝

状態 表具少虫食

2022年07月13日

No.Aー71佐久間鉄園



作家名 佐久間鉄園

作品名 『梅鶴図』

略歴  佐久間鉄園(さくま てつえん) 嘉永3年(1850)~大正10年(1921)
   日本画家。宮城の生まれ。名は健寿。字は正卿。別号に晩晴閣主人。佐久間晴岳の次男。
   狩野派の下条桂谷に学ぶ。明治32年(1899)、日本美術協会展で『松下牧童図』が三等賞を受賞。
   文展審査員を務め、帝室技芸員にも任命された。著書に『支那歴代名画評論』がある。

価格 25,000円

詳細 本紙絖本、変わり絹表具
    総丈 タテ129㎝ ヨコ44.5㎝
    本紙 タテ33㎝ ヨコ41㎝

状態 巻き留め虫ナメあり。

2022年07月13日

No.Aー64上田星邨



作家名 上田星邨

作品名 和歌 『万葉集巻第三 桜田ヘ』

略歴  上田星邨(うえだ せいそん) 明治29年(1896)~昭和63年(1988)
   日本画家・書家。愛媛の生まれ。中世の古筆の研究者としても活躍。吉澤義則に師事する。

価格 75,000円

詳細 総丈 タテ123.5㎝ ヨコ39.5㎝
   本紙 タテ39㎝ ヨコ28㎝
   桐共箱

状態 良好

2022年07月06日

No.Aー60木村知石

 

作家名 木村知石

作品名 一行書 「諷嘉遯歌考槃」

略歴  木村知石(きむら ちせき) 明治40年(1907)~昭和58年(1983)
   書家。大阪の生まれ。本名は政信。黒木拝石に師事する。昭和28年(1953)2年連続日展で特選。
   文部大臣賞・芸術院賞受賞。日展常務理事・毎日書道会総務等を歴任。玄雲社主宰。

価格 80,000円

詳細 総丈 タテ191㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ132.5㎝ ヨコ33㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月06日

No.Aー59小坂奇石

 

作家名 小坂奇石

作品名 書幅

略歴  小坂奇石(こさか きせき) 明治34年(1901)~平成3年(1991)
   書家。徳島の生まれ。名は光太郎。書道研究璞社初代会長。娘の小坂淳子は徳島県立文学書道館
   名誉会長。「奇石体」と呼ばれる独自の書風を確立し、書家として初めて日本芸術院恩賜賞を受賞。

価格 100,000円

詳細 総丈 タテ122㎝ ヨコ32.5㎝
   本紙 タテ40㎝ ヨコ26㎝
    桐合箱

状態 良好

2022年05月06日

No.Aー51西晋一郎

 

作家名 西晋一郎

作品名 一行書 「萬物静観春意長」

略歴  西晋一郎(にし しんいちろう) 明治6年(1873)~昭和18年(1943)
   大正・昭和期の倫理学者・文学博士。鳥取の生まれ。広島高等師範学校・広島文理科大学教授と
   なる。昭和18年(1943)御講書始の儀に『漢書』を進講している。仏教・心学・神道・儒教にも
   深く、東洋精神の把握者として知られる。
   著書には『グリーン氏倫理学』『倫理学の根本問題』『東洋倫理』等がある。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ203㎝ ヨコ47㎝
    本紙 タテ128㎝ ヨコ33㎝
    桐合箱

状態 良好

2022年05月06日

No.Aー48荻田紫峰

 

作家名 荻田紫峰

作品名 『雪中鴨図』

略歴  荻田紫峰(おぎた しほう) 明治8年(1875)~没年不詳
   号は金鱗舎。栃木の生まれ。寺崎廣業・島崎柳塢・岡田華莚の門人。

価格 250,000円

詳細 絹本著色
    総丈 タテ194㎝ ヨコ53㎝
    絹本 タテ110.5㎝ ヨコ41.5㎝
    桐共箱

状態 少シミ

2022年05月05日

No.Aー42島崎藤村

 

作家名 島崎藤村

作品名 漢詩

略歴  島崎藤村(しまざき とうそん) 明治5年(1872)~昭和18年(1943)
   詩人・小説家。岐阜の生まれ。本名は春樹。ロマン主義詩人として『若菜集』等を出版。小説家
   として『破戒』『春』などの代表的な作品のほか、日本自然主義文学の到達点とされる『家』、
   父をモデルとした歴史小説『夜明け前』がある。

価格 300,000円

詳細 総丈 タテ131㎝ ヨコ55.5㎝
    本紙 タテ29㎝ ヨコ40.5㎝
   桐合箱

状態 良好

2022年05月05日

No.Aー35谷辺橘南

 

作家名 谷辺橘南

作品名 書幅

略歴  谷辺橘南(たにべ きつなん) 明治38年(1905)~昭和55年(1980)
   書家。広島の生まれ。名は橘治。日展評議員・日本書芸院顧問・橘書道会会長。
   著書には『古今和歌集抄』『新撰仮名帖』等がある。

価格 64,000円

詳細 総丈 タテ186㎝ ヨコ65.5㎝
    本紙 タテ120㎝ ヨコ52㎝

状態 良好

2022年05月04日

No.Aー34小倉鉄樹

 

作家名 小倉鉄樹

作品名 一行書 「月穿潭底水無痕」

略歴  小倉鉄樹(おぐら てつじゅ) 慶応元年(1865)~昭和19年(1944)
   本名は渡辺伊三郎。明治14年(1881)春風館道場に入門。伊三郎は山岡鉄舟に鉄樹の名を与えられ、
   京都八幡円福寺の伽山老師のもとで三年間の禅門参修を命じられた。その後、小倉庄之助の養子と
   なり小倉鉄樹となった。鉄樹の妻は日本画家の小倉遊亀。

価格 200,000円

詳細 総丈 タテ198.5㎝ ヨコ47㎝
   本紙 タテ137.5㎝ ヨコ33.5㎝

状態 シミ 表具キレ

2022年05月04日

No.Aー27神保如天

 

作家名 神保如天

作品名 書幅 「萬歳」

略歴  神保如天(じんぼ にょてん) 明治13年(1880)~昭和21年(1946)
   仏教学者。駒澤大学教授。別名は櫟堂(れきどう)。

価格 52,000円

詳細 総丈 タテ117.5㎝ ヨコ68㎝
   本紙 タテ33㎝ ヨコ65㎝

状態 シミ

2022年05月03日

No.Aー26和田傳

 

作家名 和田傳

作品名 一行書 「白雲抱幽石」

略歴  和田傳(わだ つとう) 明治33年(1900)~昭和60年(1985)
   文学作家。神奈川の生まれ。農民文学懇話会初代幹事長。日本農民文学会初代会長。

価格 25,000円

詳細 総丈 タテ121㎝ ヨコ18㎝
   本紙 タテ55.5㎝ ヨコ14.5㎝

状態 良好

2022年05月03日

No.Aー19佐野岱石

 

作家名 佐野岱石

作品名 『山水画』

略歴  佐野岱石(さの たいせき) 明治11年(1878)~没年不詳
   南画家。大阪の生まれ。通称は佐幸。名は知崇。字は子礼。号は岱石・琴岳。
   森琴石・清水陸廉夫に学ぶ。

価格 50,000円

詳細 絹本著色
    総丈 タテ193㎝ ヨコ56㎝
    絹本 タテ127㎝ ヨコ41.5㎝

状態 少シミ 表具少ヤブレ

2022年05月02日

No.Aー11宇野雪村

 

作家名 宇野雪村

作品名 書幅 前田純孝和歌『牛の背に』

略歴  宇野雪村 (うの せっそん) 明治45年(1912)~平成7年(1995)
   書家。兵庫の生まれ。本名は武夫。大東文化大学名誉教授。桑田桑鳩に師事する。
   奎星会会長・玄美社主宰。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ200㎝ ヨコ47.5㎝
   本紙 タテ136㎝ ヨコ34㎝
   桐共箱

状態 少シミ

2022年05月02日

No.Aー4岩倉具視

 

作家名 岩倉具視

作品名 一行書 「窓近花陰筆硯香」

略歴  岩倉具視 (いわくら ともみ) 文政8年(1825)~明治16年(1883)
   公卿・政治家。京都の生まれ。雅号は対岳。補職・位階・勲等は、贈太政大臣・贈正一位大勲位。
   維新十傑の一人。幕末に公武合体を説き、のち、王政復古の実現に参画。明治維新後、右大臣。
   特命全権大使として欧米の文化・制度を視察。帰国後は内治策に努めた。明治憲法の制定に尽力。

価格 400,000円

詳細 総丈 タテ200㎝ ヨコ46㎝
   本紙 タテ137㎝ ヨコ32.5㎝
   桐合箱

状態 極少シミ

2022年05月01日

No.Aー3富田砕花

 

作家名 富田砕花 

作品名 詩書

略歴  富田砕花 (とみた さいか) 明治23年(1890)~昭和59年(1984)
   日本の詩人・歌人。岩手の生まれ。本名は戒治郎。大正元年(1912)歌集『悲しき愛』を発刊。
   明星派に属する浪漫的傾向の歌人として知られたが後に社会主義に傾き民衆派詩人として活躍。
   詩集『末日頌』『地の子』『登高行』等、評論に『解放の芸術』等がある。

価格 150,000円

詳細 総丈 タテ153㎝ ヨコ52.5㎝
    本紙 タテ65.5㎝ ヨコ39.5㎝
    桐共箱

状態 少シミ

2022年05月01日