No.Aー135石田敬起
作家名 石田敬起
作品名 『大根図和歌賛』
漢詩「一安卵累危千載定鴻基 嗟汝賛嚢續名譽天下知 龍谷山主題(広如) 辛卯冬賦贈石田敬起」
和歌「わがなすと おもふは愚 草も木も 四季折々の 時を得て咲」
略歴 石田敬起(いしだ けいき) 天明4年(1784)~万延元年(1860)
江戸時代後期の商人・財政家。浄土真宗本願寺派の門徒。摂津豊島郡の生まれ。号は知白斎。法名は
証誠。通称は大根屋小右衛門。大坂天満の豪商大根屋に入婿。西本願寺をはじめ岸和田・富山・尼崎
などの諸藩の財政改革を成功させた。天保元年(1830)興正寺との本末争い、三業惑乱によって疲弊
した西本願寺財政危機を解消するため、同寺二十世広如に起用され、財政改革を行った。改革満了後
も本山財政の健全化を目指し、三季冥加の上納など恒常収入の確立に努めた。この間、広如より賞詞
を受け、染筆の詠歌や漢詩を与えられた。
広如(こうにょ) 寛政10年(1789)~明治4年(1871)
江戸時代後期の浄土真宗本願寺派の僧。西本願寺二十世。諱は本了、光沢。号は広如。諡は信法院。
文化6年(1809)得度、河内顕証寺の住職となったが、文政2年(1819)西本願寺に入り法嗣となる。
同9年(1826)十九世本如上人入寂により継職した。文久3年(1863)直諭書を発して勤王の大義を論
じ、朝廷に1万両を献上。明治元年(1868)御所の警備に当たり、また教書を作り門末を教諭、幕末
維新期の教団運営を指導した。
価格 350,000円
詳細 絹本絹装丸表具
総丈 タテ157㎝ ヨコ38㎝
本紙 タテ96.5㎝ ヨコ26.5㎝
桐合箱
状態 少シミアリ。