No.Aー164山田安民
作家名 山田安民
作品名 和歌 「奈良にてあめの日によめる 安民 やまにたつ もやのうこきを 見てをれは
あめにきこゆる 大佛のかね」
略歴 山田安民(やまだ やすたみ) 明治元年(1868)~昭和18年(1943)
実業家。宇陀郡伊那佐村字池上の生まれ。明治23年(1890)東京市国民英学会を卒業し、イギリス
法律学校に入学したが、中途退学し、帰郷後は売薬業に従事した。同32年(1899)大阪でロート製
薬の前身である山田安民薬房を創設し、健胃剤「胃活」を発売する。また、奈良では殖産業にも従
事した。同38年(1905)東京で最初の売薬輸出を開始し、上海、天津に支店を開設した。明治41年
(1908)ロート目薬を製造販売する。大正5年(1916)大阪府売薬同業組合長に当選、同9年(1920)
には、私財を投じて奈良市に私立奈良盲唖学校を開設した。昭和13年(1938)大阪府より実業功労
者として表彰された。安民は資性温厚篤実にして実業界の元老で信望ははなはだ厚かった。著書に
は『大和古今孝子伝』がある。実弟には津村順天堂の創業者の津村重舎がいる。
価格 350,000円
詳細 紙本揉み紙表装、料紙墨流し金砂子散し。
総丈 タテ124㎝ ヨコ49.8㎝
本紙 タテ34.5㎝ ヨコ47㎝
檜合箱
状態 少オレアリ。