No.Aー154二河白道図
作家名 出所・作家不明
作品名 木版筆彩色金泥 『二河白道図』
略歴 二河白道(にがびゃくどう)
水火の二河の中間に足幅ほどの白道があり、絶体絶命のものが東岸(穢土)より西岸(浄土)にわた
ることを意味する譬喩。唐の僧善導大師が、『観経疏』散善義の廻向発願心釈の条で、念仏生活の過
程を説明するために用いた。
群賊悪獣に追われる旅人の前に南北に広がる波浪の水の河と火焔の火の河を人間の貪愛と瞋憎の煩悩
に、その二河にはさまれて東から西にのびる幅四、五寸ほどの一条の白道を極楽浄土への往生を願う
清浄の信心に喩えたもの。いかに煩悩にまみれても、白道を進めば阿弥陀仏の西方浄土に至りうるこ
とを説いたもの。
価格 120,000円
詳細 尾張藩御用絵師の喜田華堂(1802~1879)の描いた本画をもとに版におこしたものと考えられる。
紙本紙装丸表具
総丈 タテ123.5㎝ ヨコ59㎝
本紙 タテ47㎝ ヨコ53㎝
状態 オレ、表具少虫穴アリ。